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顎下腺導管系のアンドロゲンによる分化機構の研究

フォーマット:
論文
責任表示:
井関, 尚一 ; Iseki, Shoichi
言語:
日本語
出版情報:
2005-05
著者名:
掲載情報:
平成16(2004)年度 科学研究費補助金 基盤研究(C) 研究成果報告書
巻:
2003-2004
開始ページ:
7p.
バージョン:
author
概要:
齧歯類の顎下腺の分化におけるシグナル伝達について研究し、次の結果を得た。1)マウス顎下腺において、転写因子であるJunDの核内発現が導管系に局在し、雄より雌マウスで高いこと、雌マウスへのテストステロン投与により線状部導管細胞が顆粒性導管細胞へ分化する際にJunD発現が一過性に上昇した後に消失することから、導管系の分化にJunDが関与することがわかった(論文1)。2)JunDに結合してその転写誘導活性を調節するとされる核内蛋白質であるメニンのマウス顎下腺における発現のパターンが JunDの発現パターンと一致し、JunDとメニンの結合体がアンドロゲンによる顎下腺分化機構に関与することが示唆された(論文準備中)。3)腺房細胞における蛋白分解酵素阻害物質であるシスタチンS(CysS)の発現は、イソプロテレノール(IPR)の投与により誘導されるが、下垂体切除ラットの顎下腺ではIPRによるCysSの発現誘導が著明に低下していること、これにテストステロン、エストロゲンなどのステロイドホルモンを投与すると誘導が著明に回復することが分かり、腺房の分化が神経と下垂体の2重支配を受けることがわかった(論文2)。これらの研究結果から、齧歯類の顎下腺の分化においてアンドロゲンその他の因子による様々な細胞内シグナル伝達系の相互関係(クロストーク)が関与することが示唆された。4)ラット舌下腺のみに特異的に発現する動物レクチンをクローニングし、SLAMP(舌下腺腺房膜蛋白質)と名付けた。免疫抗体を作成してラット舌下腺を調べたところ、腺房細胞の粗面小胞体とゴルジ装置の中間領域(ERGIC)の膜に局在することがわかり、SLAMPが舌下腺腺房細胞によるムチンなどの糖蛋白質の初期分泌過程に関与していることが示唆された(論文3)。<br />研究課題/領域番号:15590156, 研究期間(年度):2003-2004<br />研究機関: 金沢大学医学系研究科 続きを見る
URL:
http://hdl.handle.net/2297/00048957

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