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DU-PAN-2抗原に対する抗イディオタイプ抗体の免疫応答の解析と癌診断治療への応用

フォーマット:
論文
責任表示:
澤武, 紀雄 ; Sawabu, Norio
言語:
日本語
出版情報:
金沢大学がん研究所, 1993-03
著者名:
掲載情報:
平成4(1992)年度 科学研究費補助金 一般研究(B) 研究成果報告書
巻:
1991-1992
開始ページ:
6p.
バージョン:
author
概要:
DU-PAN-2(D-2)に対する単クローン抗体を免疫原とし、ラットにてポリクローナル抗イディオタイプ抗体(PId)、マウスのハイブリドーマ法にて単クローン抗イディオタイプ抗体(mId)を作製した。得られた抗体はいずれもD-2抗体と特異的に結合し、D-2抗原抗体反応を阻害することより、D-2抗原の内部イメージを有すると考えられた。このmIdをマウスに免疫するとD-2抗原と反応する抗体(Ab-3)誘導され、これはD-2の抗原抗体の結合反応を濃度依存的に阻害した。さらにAb-3は CDC活性やCTLを誘導し得なかったが、ADCC活性を誘導し得た。PIdとMIdのそれぞれをD-2抗原の代用として用いたEIA法を作製し、血清中の抗D-2抗体価を測定した。癌患者血清の抗体価の陽性率はPId法で42%、mId法で33%であった。一方、良性疫患での偽陽性率はpId法で42%、mId法で20%と後者で特異性は良好であった。癌患者血清におけるD-2抗原値と抗体価との間には相関性はみられず、抗原陰性群中pId法で44%、mId法で30%に抗体価が陽性であった。次に、抗体価と胃・大腸癌の進行度との関係を検討すると、I期(早期癌)でもpI法で33%(4/12)、mId法で8%(1/12)に陽性例が認められた。さらに、進行度別に抗原値と抗体価との関係をみると、抗原陽性は13%(4/32)にみられたが、いずれもIV期であった。一方、抗体価のみ陽性例はpId法で34%(11/34)に認められ、しかもI期例が4例含まれていた。pIdを用いた親和性クロマトグラフィーにて癌患者血清より精製された抗D-2抗体はmIdとD-2抗原の双方に反応することが、免疫化学的分析により確かめられた。以上のように、癌患者血中にはD-2抗原に対する抗体の存在することが確認され、その抗体価の測定法は血中抗原陰性あるいは早期癌の診断にも有用な場合がかなりみられ、新たな血清癌診断法として期待できる。<br />研究課題/領域番号:03454226, 研究期間(年度):1991-1992 続きを見る
URL:
http://hdl.handle.net/2297/00049343

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