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「均一・ゴマシオ・振動」と変化するNotchダイナミクスの役割

フォーマット:
論文
責任表示:
佐藤, 純 ; Sato, Makoto
言語:
日本語
出版情報:
2019-12-27
著者名:
掲載情報:
平成30(2018)年度 科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型) 研究実績の概要 = 2018 Research Project Summary
巻:
2017-04-01 – 2019-03-31
開始ページ:
2p.
バージョン:
author
概要:
金沢大学新学術創成研究機構<br />様々な動物の脳の発生過程において、神経上皮から神経幹細胞への分化はプロニューラル因子の発現およびNotchシグナルによって制御される。Notchシグナル は隣り合う細胞間でフィードバックループを形成し、そのダイナミクスがプロニューラル因子の発現を制御する。このようなNotchの働きは側方抑制を引き起こ し、分化細胞と未分化細胞が互い違いに配置されたゴマシオパターンを形成する。しかし、最近ではNotchの側方抑制は遙かに多様な働 きを示すことが分かって来 た。進化的に保存されたNotchによる側方抑制のメカニズムは状況に応じて均一、ゴマシオ、振動と変化し、多様な挙動を示すと考えられる。しかし、このような ダイナミクスの変化がどのような状況においてどのようにして生じるのか、またどのような役割を果たしているのかほとんど分かっていない。本研究ではNotchの 様を解明する。ハエの脳の発生過程において見られる分化の波Proneural WaveにおいてNotchシグナルは2つのピークを持ったパターンを示しつつ神経上皮細胞上を伝播する。 以前の数理モデルでは1つめのピークのみに着目し、これが波の伝播速度を抑制していることを示した。Deltaリガンドは隣の細胞においてNotchを活性化し (trans-activation)、同じ細胞ではNotchを抑制する(cis-inhibition)。今回、cis-inhibitionに強い非線型性を入れるだけで2つのNotchのピークが再現できる ことを明らかにした。また、生体内における実験から実際にDeltaによるcis-inhibitionには強い非線型性が含まれることを示唆する結果が得られた。<br />研究課題/領域番号:17H05761, 研究期間(年度):2017-04-01 – 2019-03-31<br />出典:研究課題「「均一・ゴマシオ・振動」と変化するNotchダイナミクスの役割」課題番号17H05761(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PUBLICLY-17H05761/)を加工して作成 続きを見る
URL:
http://hdl.handle.net/2297/00059805
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佐藤, 純, Sato, Makoto

金沢大学新学術創成研究機構

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金沢大学がん進展制御研究所 = Cancer Research Institute of Kanazawa University