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がん細胞の浸潤性獲得の分子機構

フォーマット:
論文
責任表示:
清木, 元治 ; Seiki, Motoharu
言語:
日本語
出版情報:
2016-04-21
著者名:
掲載情報:
平成3(1991)年度 科学研究費補助金 がん特別研究 研究概要 = 1991 Research Project Summary
巻:
1991
開始ページ:
2p.
バージョン:
author
概要:
金沢大学がん研究所<br />清木班員は各種がん細胞株の産生するメタロプロテア-ゼのmRNA発現をノ-ザン法で調べ、また鶏卵胎児の肝臓へ転移したがん細胞での発現を免疫組織学的に調べることにより、がん細胞でのMMPー9の発現が鶏卵法での転移能と良く相関することを示した。佐藤班員はMMPー9遺伝子の発現制御領域を解析し、その発現が転写因子APー1,Spー1,NFーkBの結合部位を介して制御されることを示した。また、MMPー1、MMPー3遺伝子の制御領域との比較から、S pー1,NFーkBの結合部位を介するシグナルがMMPー9発現を誘導するために特徴的に必要とされることを明かにした。宮崎班員はインヒビタ-結合型MMPー2およびMMPー9がMMPー3によって効率良く活性化されることを示した。岡田班員はMMPー1、2、3、9とTIMPー1に対する単クロ-ン抗体を作成し、肺癌組織における発現を免疫組織学的に調べた。その結果、MMPー1とMMPー9が癌組織での主要酵素であり、TIMPー1との不均衡状態の存在を示した。早川班員はTIMPー2に特異的な単クロ-ン抗体を作成し、サンドイッチ酵素免疫測定法を確立した。谷口班員はβmアクチンが重合アクチンを安定化し、細胞運動能を低下させることにより転移能を抑制する可能性を示した。木村班員はヒトNDPキナ-ゼの2種のアイソフォ-ムに対応するラットホモロ-グcDNAを単離し、各組織での発現を調べた。ラットがん細胞の転移能との関係、シグナル伝達系への関与野解析を始めている。<br />研究課題/領域番号:03151020, 研究期間(年度):1991<br />出典:「がん細胞の浸潤性獲得の分子機構」研究成果報告書 課題番号03151020(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-03151020/)を加工して作成 続きを見る
URL:
http://hdl.handle.net/2297/00060297
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