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中国甘粛・青海省境, 北祁連山脈のオルドビス紀オフィオライト, 藍閃片岩, およびエクロジャイト
- フォーマット:
- 論文
- 責任表示:
- 石渡, 明 ; Ishiwatari, Akira
- 言語:
- 日本語
- 出版情報:
- 日本地質学会 The Geological Society of Japan, 1996
- 著者名:
- 掲載情報:
- 地質学雑誌 = The Journal of the Geological Society of Japan
- ISSN:
- 0016-7630
1349-9963 - 巻:
- 102
- 通号:
- 10
- 開始ページ:
- XXVII
- 終了ページ:
- XXVIII
- バージョン:
- publisher
- 概要:
- 金沢大学理工研究域自然システム学系<br />祁連(チーリェン)山脈は中国でもオフィオライトと藍閃片岩がよく発達し, それらの研究が進んでいる地域の一つである (從ほか, 1991). 祁連山脈はツァイダム盆地とアラシャン山地 (中朝地塊の西部) の間にある原生代末期からデボン紀にかけての造山帯 (カレドニア期) であり, 北から走廊モラッセ帯, 北祁連摺曲帯, 中央祁連地塊, 南祁連摺曲帯に区分される. この巡検では北祁連摺曲帯以北を見た. ここでは古生代前期の … オフィオライト, 藍閃片岩, 花醐岩などが山脈最高部を形成し, その北麓にシルル紀ブリッシュ, その北にデボン紀以後の厚いモラッセが分布する (Song, 1996). オフィオライトは3列をなし, カンブリア紀後期からオルドビス紀後期まで, 南から北へ形成年代が若くなる傾向がある (Song, 1996).このように北へ若くなる地質ユニットの全体的な配列は, ツァイダム地塊の北への衝上 (または中朝地塊の南への沈み込み) による造山運動を暗示するが (王・劉, 1976), 花崗岩の分布などを根拠とする北への沈み込み説もある (肖・王, 1984). 藍閃片岩は南北2帯に分かれて分布し, 南側は変成度が高くエクロジャイトを伴い, 北側は変成度が低い. 変成年代はどちらも 450Ma 前後である (Wuetal., 1993). この巡検の詳細および引用文献については, 本号末尾のニュース記事を参照されたい. 続きを見る
- URL:
- http://hdl.handle.net/2297/00063630
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