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硬化性胆管炎の病理
- フォーマット:
- 論文
- 責任表示:
- 全, 陽 ; 中沼, 安二
- 言語:
- 日本語
- 出版情報:
- 日本胆道学会 = Japan Biliary Association, 2008-01-01
- 著者名:
- 掲載情報:
- 胆道 = Journal of Japan Biliary Association
- ISSN:
- 0914-0077
- 巻:
- 22
- 通号:
- 5
- 開始ページ:
- 658
- 終了ページ:
- 668
- バージョン:
- publisher
- 概要:
- 金沢大学医薬保健研究域医学系<br />原因不明の硬化性胆管炎は原発性硬化性胆管炎 (PSC) と呼ばれてきたが, 近年, 多数のIgG4陽性細胞の浸潤を特徴とする胆管炎 (IgG4関連硬化性胆管炎 : IgG4-SC) がPSCと類似の病態を起こしうることが明らかとなった. 病理学的に, PSCとIgG4-SCはリンパ球・形質細胞浸潤と線維化を特徴とするが, PSCでは胆管内腔側のびらん性変化が目立ち, IgG4-SCでは胆管壁の高度の肥厚を特徴とする. IgG … 4の免疫染色では, IgG4-SCの罹患胆管にはびまん性かつ多数の陽性細胞が認められる. PSCとIgG4-SCは病理学的に異なる疾患であるが, 臨床的には鑑別が困難な症例があり, 各症例で慎重な鑑別が求められる. 特に, 治療法が異なるため, 適切に鑑別する必要がある. 硬化性胆管炎の病態には不明な点が多く残されているが, PSCでは細菌やウイルス感染, 遺伝子異常などの関与が指摘されている. 一方, IgG4-SCの病態研究は始まったばかりで, 制御性T細胞の関与や, Th2優位の免疫応答が病態形成に関与していると考えられている. 続きを見る
- URL:
- http://hdl.handle.net/2297/24735
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