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肝内結石症での慢性増殖性胆管炎におけるnerve growth factor(NGF)蛋白の発現について
- フォーマット:
- 論文
- 責任表示:
- 太田, 哲生 ; 北川, 裕久 ; 萱原, 正都 ; 伏田, 幸夫 ; 西村, 元一 ; 藤村, 隆 ; 清水, 康一 ; 三輪, 晃一
- 言語:
- 日本語
- 出版情報:
- 医学図書出版, 1998-11-01
- 著者名:
太田, 哲生 北川, 裕久 萱原, 正都 伏田, 幸夫 西村, 元一 藤村, 隆 清水, 康一 三輪, 晃一 - 掲載情報:
- 胆と膵 = The Biliary tract & pancreas
- ISSN:
- 0388-9408
- 巻:
- 19.
- 通号:
- 11
- 開始ページ:
- 1043
- 終了ページ:
- 1049
- バージョン:
- publisher
- 概要:
- 神経栄養因子の1つで, しかもhemopoietic cellsに対してcolony-stimulating factor(CSF)作用を有するnerve growth factor(NGF)蛋白が肝内結石症の病巣に発現しているか否かを検討した. 対象は26例の肝内結石症(ビリルビンカルシウム石22例とコレステロール石4例)の外科的切除肝である. NGF蛋白発現の有無は, 抗ヒトNGFマウスモノクローナル抗体(Austral Biological社製)およびCASキット(DA … KO社製)を用い, 免疫染色を行なって評価した. 病理組織学的には, ビリンビンカルシウム石の22例全例に慢性増殖性胆管炎の象が観察された. 免疫組織化学的には, 大型胆管壁に増生している胆管付属腺の細胞質内にNGF蛋白の強い発現が認められた. このNGF蛋白の発現は慢性炎症性細胞の浸潤が多く認められ, しかも粘液産生能の旺盛な胆管付属腺により強く発現していた. 一方, 慢性増殖性胆管炎の所見に乏しかったコレステロール石の4例ではNGF蛋白の発現はみられなかった. 以上の所見より, ビリルビンカルシウム石からなる肝内結石症例での胆管付属腺から産生されるNGF蛋白は, 胆管付属腺周囲の炎症性細胞との協調作用で, 慢性増殖性胆管炎の持続に深く関与している可能性が示唆された. 続きを見る
- URL:
- http://hdl.handle.net/2297/40234
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