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マウス胃がんモデルにおける幹細胞マーカーDclk1の役割

フォーマット:
論文
責任表示:
妹尾, 浩
言語:
日本語
出版情報:
金沢大学がん進展制御研究所 = Cancer Research Institute of Kanazawa University, 2013-04-01
著者名:
妹尾, 浩  
掲載情報:
金沢大学がん進展制御研究所 共同研究成果報告書
巻:
平成24年度
通号:
2012
開始ページ:
4
終了ページ:
6
バージョン:
publisher
概要:
マウス胃がんモデルおよびその他の消化器がんモデルにおいて、腫瘍幹細胞特異的マーカー候補であるDclk1の意義を検証した。K19-C2mE; Dclk1-CreERT2; Rosa26-Rマウスの過形成胃粘膜にはDclk1陽性細胞が著明に増加していたが、子孫細胞を供給しなかった。これにより、胃では非がん部のDclk1陽性細胞は幹細胞性を示さないこと、プロスタグランジンE2がDclk1の発現を誘導することが明らかになった。K19-Wnt1/C2mE; Dclk1-CreERT2; Rosa26-Rマウスの解析は生後50週以降で行うため、2013年春に解析を予定する。さらにマウス消化管粘膜からDclk1陽性細胞をソーティングし、cDNAアレイを行った。その結果、Dclk1陽性細胞にはプロスタグランジン合成酵素の他、ロイコトリエン合成酵素も高発現していることが明らかとなった。また、Dclk1 C末端蛋白に対するモノクローナル抗体樹立のためにマウス免疫を進め、GanマウスにおけるDclk1陽性細胞に対する細胞標的治療の可能性を探るべく準備を進めている。 続きを見る
URL:
http://hdl.handle.net/2297/41786
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岡本, 康司

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