Blank Cover Image

EBウイルス膜蛋白質LMP1によるIL-8誘導と上咽頭癌血管新生に関する研究

フォーマット:
論文
責任表示:
任, 慶春
言語:
日本語
出版情報:
2002-06-01
著者名:
任, 慶春  
掲載情報:
金沢大学十全医学会雑誌
ISSN:
0022-7226  CiNii Research  Webcat Plus  JAIRO
巻:
111
通号:
2・3
開始ページ:
152
終了ページ:
161
概要:
金沢大学大学院医学系研究科脳医科学専攻感覚運動病態学<br />上咽頭癌(NPC)原発巣生検標本37例を使用し,NPCにおけるEpstein-Barrウイルス(EBV)遺伝子の発現と血管新生促進因子インターロイキン(IL-8)発現との関連性を解明し,EBV遺伝子の,NPCの血管新生誘導機構への影響について検討した.免疫組織化学法より,EBVがコードする潜状膜蛋白質(LMP1),IL-8の発現と腫瘍微小血管数は有意に相関し,LMP1の発現とIL-8の発現に有意な相関 を認めた.逆転写PCR法より,IL-8mRNAの発現は,EBV陰性のNPC-KT細胞クローンよりEBV陽性クローンの方が高かった.ルシフェラーゼアッセイを用いた検討より,EBV陽性クローンのうちLMP1がIL-8プロモーターを活性化し,LMP1によるIL-8誘導にはIL-8プロモーター上流に存在するNF-κB結合領域が必須であり,AP-1結合領域も一部関与していた.以上より,LMP1によるシグナル転達ではNF-κB,AP-1の活性化がIL-8遺伝子からの転写を誘導し,NPCにおける血管新生を促進する<br />原著論文 続きを見る
URL:
http://hdl.handle.net/2297/4535
タイトル・著者・出版者が同じ資料

類似資料:

1
 
2
 
3
 
4
 
5
 
6
 
7
 
8
 
9
 
10
 
11
 
12
 

川上, 卓久, Kawakami, Takuhisa

金沢大学

川上, 卓久

金沢大学十全医学会

加納, 亮, Kano, Makoto

吉崎, 智一, Yoshizaki, Tomokazu

金沢大学医薬保健研究域医学系