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フェンタニルの脳移行に及ぼすプロポフォールの影響 ラットによる検討
- フォーマット:
- 論文
- 責任表示:
- 八木, 俊浩
- 言語:
- 日本語
- 出版情報:
- 2001-12-01
- 著者名:
- 八木, 俊浩
- 掲載情報:
- 金沢大学十全医学会雑誌
- ISSN:
- 0022-7226
- 巻:
- 110
- 通号:
- 5・6
- 開始ページ:
- 308
- 終了ページ:
- 314
- 概要:
- 金沢大学医系研究がん医科<br />フェンタニルの脳移行に及ぼすプロポフォールの影響について検討した.実験はラットを用い,フェンタニル単独またはプロポフォールと併用で単回静注した場合と,単独または併用で60分間持続静注した場合の血中濃度と脳内濃度を測定した.単回静注では,プロポフォール併用によってフェンタニルの血中濃度は変化しなかったが,脳内濃度は約2/3に低下した.脳血流量は単独と併用間に有意差はなかった.持続静注では,プロポフォールないし脂肪乳剤の併用で,血中 … 濃度が単独投与の場合の約1.5倍に上昇したが,脳内濃度はプロポフォール併用で約1/2に低下した.脂肪乳剤のみの併用では,血中濃度は上昇したが脳内濃度は減少傾向を示す程度であった.以上より,プロポフォール併用でフェンタニルの脳移行が抑制され,脳血流量変化および脂肪乳剤の関与は否定的で,プロポフォール自体がBBBの能動輸送低下に関与していると考えられた.また,両剤の併用麻酔法では,血中と脳内濃度に乖離があり,投与量・投与速度には細心の注意が必要と思われた<br />原著論文 続きを見る
- URL:
- http://hdl.handle.net/2297/4559
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