フルオロシリコンオイルおよびパーフルオロトリブチラミンの硝子体腔内留置が網膜におよぼす影響

フォーマット:

論文

責任表示:

西村, 彰

言語:

日本語

出版情報:

金沢大学十全医学会, 1995-10-01

著者名:

西村, 彰  

掲載情報:

金沢大学十全医学会雑誌

ISSN:

0022-7226      

巻:

104

通号:

5

開始ページ:

563

終了ページ:

589

バージョン:

publisher

概要:

金沢大学 医 眼科<br />フルオロシリコンオイル(FSiO)及びパーフルオロトリブチラミン(PFTA)の主に神経網膜及び網膜色素上皮に対する毒性をイヌ及びネコにおいて調べた. 1)FSiOの硝子体腔内短期(6週間)留置はイヌではERG各波と高浸透圧応答及び網膜光顕像に不可逆的な影響を与えず,ネコではERGのa波,b波,c波,明上昇と網膜光顕像に不可逆的な影響を与えなかったが,律動様小波(O2)頂点潜時をFSiO留置前に比べ留置6週後で変化させず,FSiO留置前 … に比べ抜去9週後では有意に延長させた.ネコでのO2頂点潜時延長には,FSiO自体よりもその抜去操作による影響の関与が疑われた. 2)粘度300csのFSiOと粘度1000csのFSiOでは眼内からの抜去の難易度に大差はなく,何れのFSiOも明らかな乳化を示さなかった 続きを見る

URL:

http://hdl.handle.net/2297/9160