1.

論文

論文
岡田, 由恵
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  105  pp.94-101,  1996-02-01.  金沢大学十全医学会
URL: http://hdl.handle.net/2297/9186
概要: 金沢大学 医 脳神経外科<br />1)DNAメチルトランスフェラーゼmRNAの発現量は星状細胞腫(grade II)では正常脳の20倍から50倍,退形成性星状細胞腫(grade III)では200倍から4,500倍,膠芽腫(grade I V)では800倍から2,000倍と特に悪性度の高いもので過剰発現が認められた.星状細胞腫を良性,退形成性星状細胞腫及び膠芽腫を悪性として比べると,DNA メチルトランスフェラーゼmRNAの発現量に有意差を認めた. 2)DNA メチルトランスフェラーゼ mRNAに対するRNAプローブを用いた組織内ハイブリダイゼーションの結果,定量結果に一致して悪性のグリオーマで強陽性のシグナルを認めた.以上の結果から,グリオーマではDNA メチルトランスフェラーゼ mRNAは良性のものでも発現しており,悪性のもので過剰発現していることが示された 続きを見る
2.

論文

論文
東馬, 智子
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  104  pp.758-767,  1995-12-01.  金沢大学十全医学会
URL: http://hdl.handle.net/2297/9176
概要: 金沢大学 医 小児科<br />1)フローサイトメトリーにより,好酸球は末梢血中の顆粒球分画におけるCD16抗原陰性細胞群として得られ,二重免疫蛍光染色により,選択的に好酸球表面の抗原発現を解析することが可能であった. 2)IL-5やGM- CSF等の好酸球活性化サイトカインによる全血培養では,末梢血好酸球表面のCD11b抗原発現が極めて早期に増強し,CD69抗原発現が経時的に誘導された. 3)末梢血好酸球表面のCD11b抗原の発現は,アレルギー群において有意に増強しており,末梢血好酸球総数よりも鋭敏な病態評価の指標となると考えた. 4)CD69抗原は通常のアレルギー疾患では末梢血好酸球表面には発現せず,炎症局所に浸潤した好酸球表面に強い誘導が認められた.好酸球増多症の2例では,一部の末梢血好酸球表面にもCD69抗原が強く発現しており,生体内で強い活性化を受けた状態にあることが示唆された 続きを見る