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X連鎖無γ-グロブリン血症2家系におけるブルトン型チロシンキナーゼ遺伝子異常の解析
- フォーマット:
- 論文
- 責任表示:
- 新井田, 要
- 言語:
- 日本語
- 出版情報:
- 金沢大学十全医学会, 1996-02-01
- 著者名:
- 新井田, 要
- 掲載情報:
- 金沢大学十全医学会雑誌
- ISSN:
- 0022-7226
- 巻:
- 105
- 通号:
- 1
- 開始ページ:
- 121
- 終了ページ:
- 135
- バージョン:
- publisher
- 概要:
- 金沢大学 医 小児科<br />XLA2家系に対しBtk遺伝子異常の解析を行った. 1)家系1においてはBtk遺伝子の翻訳領域,一部のプロモーター領域を含む5'非翻訳領域,3'非翻訳領域,イントロン10内の調節領域のいずれにも変異は認められなかった.しかし,CRT-PCRの結果Btk遺伝子の発現量は正常の1/8に低下しておりBtk遺伝子の転写に障害があるものと考えられた.この結果はBtk遺伝子の未知の調節領域の変異の可能性を示唆する. 2)家系 … 2においてはエクソン16のスプライスドナーに1塩基置換があり,このため,mRNAのスプライス異常をきたし60bpの挿入が生じていた.この変異の為,エクソン16以降にフレームシフトを生じBtkタンパクの早期翻訳終結が生じた.CRT-PCRの結果Btk遺伝子の発現量は正常の1/32に低下していたが,これはスプライス異常をきたしたmRNAが不安定である為と解釈された 続きを見る
- URL:
- http://hdl.handle.net/2297/9189
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