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1.
論文 |
荻原, 新八郎 ; 茶畑, 真由美 ; 立野, 勝彦 ; 灰田, 信英 ; 細, 正博 ; 濱出, 茂治 ; 洲崎, 俊男 ; 浅井, 仁 ; 山崎, 俊明 ; 三秋, 泰一 ; 武村, 啓住 ; 横川, 正美
概要:
金沢大学 医 保健<br />ヒトの呼吸様式が老化に影響されるのか,また呼吸様式には性差があるのか否かについて検討した.対象は,高齢者24名(男10名,女14名,平均72.0歳)で,対照群として健常大学生30名(男女15名ずつ,平均20.4
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歳)が参加した.巻尺を腋窩と剣状突起の高さで当て,平静呼吸時の呼息時と吸息時の胸囲を測った.高齢男性では二つの高さ共に高齢女性と若年男性に比べて胸囲が有意に大きかった.上部胸郭の動きの胸郭全体の動きに対する割合は,男女共に,また高齢・若年者共に43~45%であり,有意差は認められなかった.呼吸理学療法においては,下位肺の換気・血流比の低いこと,また高齢者においては胸郭コンプライアンスの低下に鑑み,呼吸様式として下胸呼吸や横隔膜呼吸を指導することが望ましい<br />原著論文
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2.
論文 |
中谷, 壽男 ; 真田, 弘美 ; 須釜, 淳子 ; 永川, 宅和 ; 紺家, 千津子 ; 大桑, 麻由美
概要:
金沢大学 医 保健<br />どのようにして注射部位を決めれば,腋窩神経や橈骨神経を損傷しないかを検討するために,剥皮した55-93歳の解剖体,35上肢(男性19上肢,女性16上肢),を使用して研究した.前腋窩線の上端と後腋窩線の上端を結ぶ
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線(前後腋窩線)上に肩峰上外側端の前端,中央点,後端から垂線を引き,各々の線分をaa',bb',cc'とすると,腋窩神経がこの3本の線分の下1/3を結ぶ線上を通ること,一方,橈骨神経はc'を通り下行することが判明した.これらのことから,線分bb'の1/2から上1/3の部位,又は,線分bb'の前後腋窩線上の部位b'付近が,腋窩神経や橈骨神経を損傷しない筋肉内注射の適性な位置であると見なされた.このように相対的に注射部位を決定する方法であれば,体格や男女差に影響を受けずに,安全な注射部位を決定できると考えられる<br />原著論文
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3.
論文 |
佐伯, 和子 ; 三浦, 美佳 ; 城戸, 照彦 ; 塚崎, 恵子 ; 木村, 留美子
概要:
札幌医科大学 保健医療<br />対象は既婚の女性教員187名で,質問紙による調査を行った.性別役割意識に関して,性別役割分業及び介護における性別役割分業意識を肯定する者は非常に少数であった.老親介護の役割分担については,実親の場合は,妻が
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主で夫が協力という型が約70%で最も多く,義親の場合は,平等に分担する型が最も多く半数以上であった.実親と義親の介護分担の仕方は有意に異なっていた.実親・義親の場合共に90%以上が介護サービスの利用意向を持っていた.調査結果から,勤労既婚女性教員の老親介護への意識は高く,職業を継続しながら老親の介護に参加できる支援体制の整備の必要性が示唆された<br />原著論文
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4.
論文 |
稲垣, 美智子 ; 平松, 知子 ; 松井, 希代子 ; 中村, 直子 ; 河村, 一海
概要:
金沢大学 医 保健<br />人工血液透析導入後1年以上経過した,20歳以上で,研究参加の同意と承諾を得た454人を対象に,質問紙を用いた面接調査と質的研究手法による半構成的面接を行った.1)糖尿病性腎不全患者は,年齢に関係なく,人工血液透
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析導入期に加えそれ以降,特に透析開始3ヵ月まで,人工血液透析そのものへの気がかり,病気の進行との関係に対する心理的特徴があり,教育はそれらを配慮した対応が必要であることが示唆された.2)糖尿病性腎不全が原因で人工血液透析に至った患者は,生きることの危機を既に体験している場合が多く,彼らへの教育は,患者自身が体得している様々な取り組みに対して,適切に評価し,具体的な目標設定に協力し,更に慢性的な鬱状態に対して,積極的な自己管理を導入する必要性が示唆された<br />原著論文
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5.
論文 |
木村, 留美子
概要:
金沢大学 医 保健<br />小学3年生から6年生の児童966名(男子494名,女子472名)を対象に,Kaup指数,Rohrer指数,肥満度の三つの体格指数と体脂肪率の関係を検討した.又,体組成とKaup指数及び体脂肪率の関係についても検
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討を行った.体脂肪率は体格指数と強い相関関係にあったが,Kaup指数による肥満判定は,除脂肪量や体水分量により体重の重い体格のよい肥満ではない子どもも肥満と判定していた.体脂肪率による肥満判定では6年生の男女だけがKaup指数が22以上の肥満であった<br />原著論文
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6.
論文 |
稲垣, 美智子 ; 浜井, 則子 ; 南, 理絵 ; 吉沢, 克英 ; 河村, 一海 ; 平松, 知子 ; 中村, 直子
概要:
金沢大学 医 保健<br />糖尿病患者の療養行動がどのように形成されているのかを,19名の入院患者を対象に,帰納的研究を行った.その結果,患者の療養行動は,自分の領域,担ってもらう領域,信条,家族資源に対する感情,推察する家族資源,話し合
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いの実感,社会規範,コントロールできない心理的・身体的条件という八つの構成要素により構成されていた.又,患者の療養行動には二つの型があり,一つは,意識的に行っている療養行動であり,自分の療養行動領域と担ってもらう療養行動領域の大きさを規定する.もう一つは,意識的に行っている療養行動プロセスに話し合いの実感,社会規範が加わった患者役割行動としての療養行動形成プロセスであり,コントロールできない生理的・身体的条件は,両方のパターンに存在した<br />原著論文
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7.
論文 |
稲垣, 美智子 ; 平松, 知子 ; 中村, 直子 ; 小泉, 順二 ; 八木, 邦公 ; 河村, 一海 ; 松井, 希代子
概要:
金沢大学 医 保健<br />成人II型で,血糖コントロールが不良な糖尿病患者教育に,患者および医療チームメンバーとのオープンディスカッションを導入したクリティカルパスを考案した.その効果を12名の糖尿病患者を対象に入院時,退院時,退院後1
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ヵ月に,血糖値,家族協力のしかた,患者理解,そしてこの方法による教育に対する満足感を用いて評価した.その結果,対象者全員および医療チームメンバーに肯定的な効果が得られた.更に本方法による患者教育方法は,対象者の属性や合併症の有無,糖尿病教育受講の有無に殆ど影響されていなかった.しかしながら本方法を標準化する為には,この1ヵ月後迄の結果に加え,継続した評価を加える必要がある<br />原著論文
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8.
論文 |
木村, 留美子 ; 津田, 朗子 ; 五十嵐, 透子 ; 河田, 史宝 ; 関, 秀俊
概要:
金沢大学 医 保健<br />子育て支援セミナーに参加した母親と保育士を対象に意識調査を行った.保育士は日々の保育活動を通して子供とはといった意識を常に持っている.しかし,子供は日々の成長,発達を遂げており,さまざまな変化を示す.その為,そ
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の時々で母親の心は揺れ動き,新たな不安を生み出すことが考えられる.こうした結果からも明らかなように,母親の子供に対する思いはその時の情動によって大きく左右される.したがって,このセミナーで学習した子どもに対する理解が,これほど確かなものとして深く母親の心や認識に変化をもたらしたかは不明であるが,子供の問題が噴出している昨今,孤立している母親に対する社会的支援は重要であり,その継続性の必要性を示す<br />原著論文
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9.
論文 |
細川, 淳子 ; 竹川, 由希子 ; 荒川, 千秋 ; 川島, 和代
概要:
金沢大学 医 保健<br />原著論文
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10.
論文 |
関, 秀俊 ; 津田, 朗子 ; 木村, 留美子 ; 小泉, 晶一
概要:
金沢大学 医 保健<br />小児の慢性反復性頭痛の138例は,片頭痛23.9%,緊張型頭痛13%,ODに伴う頭痛39.1%,ストレスに伴う頭痛15.9%,分類不能8%に分類された.片頭痛で女児が60%を占めたが他はほぼ同数であった.ODや
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ストレスに伴う頭痛では,他に心身症や不定愁訴の症状を伴い不登校の合併の比率が多い<br />原著論文
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11.
論文 |
水上, 勇治 ; 道岸, 隆敏 ; 小野口, 昌久 ; 高山, 輝彦
概要:
金沢大学 医 保健<br />58歳女.腫瘍は5.5×4×3.5cmで辺縁は明瞭,甲状腺左葉をほぼ置換していた.組織学的には高度の乳頭状の増殖パターンを示したが,乳頭癌を疑わせる核の所見は認められなかった.著明な血管浸潤が認められた.術後5
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年目に肺転移により死亡した<br />原著論文/症例報告
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12.
論文 |
能登谷, 晶子 ; 伊藤, 真人 ; 古川, 仭
概要:
金沢大学 医 保健<br />先天聾と後天聾の各1例に6歳9ヵ月時と,3歳5ヵ月時にヌクレウス22人工内耳埋込み術を行った.術前2症例は手話や読話,文字言語を主として使用していたが,術後の聴覚受信や発話は良好であった.構音や発話のイントネー
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ションも改善した.後天聾例において,より音声受信が良好であった.音声言語に加えて,手話や文字言語を併用した言語訓練を受けていても,人工内耳後の音声受信の経過には影響を及ぼさないのではないかと示唆された<br />原著論文
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13.
論文 |
島田, 啓子 ; 亀田, 幸枝 ; 笹川, 寿之 ; 田淵, 紀子 ; 炭谷, みどり ; 加藤, 美奈子 ; 瀧上, 恵子 ; 岩本, 礼子 ; 新谷, 知子 ; 古田, ひろみ ; 坂井, 明美
概要:
金沢大学 医 保健<br />BanduraのSelf-Efficacy理論を参考にして,妊婦の出産に対するSelf-Efficacyを測定する尺度を作成し,その信頼性と妥当性を検討した.妊娠30週以降の185人の妊婦を対象に,出産に対する
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結果予期と効力予期の二側面から構成したSelf-Efficacy Scaleを自記式調査質問紙で測定した.項目分析と主因子分析およびクロンバッハの信頼性係数の最も高い項目を抽出して,最終的に24項目を選択した.この尺度を適用して併存妥当性をみる為に,STAIとの相関および「経産婦は初産婦より出産に対するSelf-Efficacyが高い」という仮説を検証した.その結果,本尺度は高い内的整合性を認めた.又,尺度の妥当性について,STAIとSelf-Efficacyは逆の相関傾向がみられた.更に経産婦の方が初産婦に比べてSelf-Efficacyが有意に高いという知見は,Banduraの見解を支持するものであった<br />原著論文
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14.
論文 |
水上, 勇治 ; 高山, 輝彦 ; 道岸, 隆敏
概要:
金沢大学 医 保健科放射線診療技術科<br />甲状腺に隣接した鰓後体遺残物或いは胸腺組織が各々甲状腺の拡張性発育中に甲状腺内に取り込まれた64歳男及び30歳女を呈示した<br />原著論文/症例報告
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15.
論文 |
鈴木, 道雄
概要:
富山医科薬科大学 医学部精神神経医学<br />解説
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16.
論文 |
亀田, 圭介 ; 清水, 正司 ; 富澤, 岳人 ; 蔭山, 昌成 ; 瀬戸, 光
概要:
富山医科薬科大学 医学部放射線科<br />原著論文/症例報告
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17.
論文 |
清水, 正司 ; 井口, 治男 ; 加藤, 洋 ; 蔭山, 昌成 ; 瀬戸, 光
概要:
富山医科薬科大学 放射線科<br />原著論文/症例報告
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18.
論文 |
土田, 龍郎 ; 伊藤, 春海 ; 米倉, 義晴
概要:
福井大学 医学部放射線科<br />原著論文/症例報告
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19.
論文 |
清水, 正司 ; 亀田, 圭介 ; 川部, 秀人 ; 蔭山, 昌成 ; 瀬戸, 光
概要:
富山医科薬科大学 放射線科<br />原著論文/症例報告
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20.
論文 |
土田, 龍郎 ; 出村, 芳樹 ; 伊藤, 春海 ; 米倉, 義晴
概要:
福井大学 医学部放射線科<br />原著論文/症例報告
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21.
論文 |
高山, 輝彦 ; 杉原, 信 ; 杉山, 誠 ; 小野口, 昌久 ; 絹谷, 清剛 ; 利波, 紀久
概要:
金沢大学 医学部 保健学科<br />60歳女.左手痛と腫脹により上顆炎及び腱鞘炎と臨床診断したが,手の安静にも拘わらず症状の軽快が不十分である等の臨床経過から反射性交感神経性ジストロフィー(RSD)が疑われた.手のX線写真にて骨萎縮を認め
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,RSDと診断し,補助検査として骨シンチグラフィーを施行したところ,右前腕部の軟部組織で放射能の増加を示したが,手掌部では殆ど左右差を認めず,左手首の異常集積は軽度であったが,後期像では左手首の著明な異常集積を認め,骨シンチグラフィーはRSDの診断に相当し,有用であった.ノイロトロピン4T分2,モービック10mg1T分1を内服し,バイブラバス,逆行性マッサージ,タワシ運動によるリハビリテーションを行い軽快した<br />原著論文/症例報告
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22.
論文 |
喜多, 保 ; 小西, 章太 ; 道岸, 隆敏 ; 利波, 紀久 ; 平松, 孝司 ; 泉谷, 省晶
概要:
金沢大学 医学部 核医学科<br />62歳女.慢性腎不全により透析を施行中である.過去3回に原因が特定できない下血の既往があり,4回目の下血にて入院となった.腹部CTにて上行結腸,下行結腸,S状結腸に複数の憩室を認めたが,肝臓には異常はな
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く,胆嚢に胆石を認めたが壁の拡張はなかった.又,慢性腎不全による腎萎縮が認められた.テクネチウム標識赤血球消化管出血シンチグラフィでは3時間までは異常集積は認めなかったが,24時間像では小腸,上行結腸,下行結腸,S状結腸の一部の描出が見られ,胆嚢も描出された.この症例は入院中に頻回の輸血を受けていることから,赤血球の脆弱性が増しており,テクネチウム標識ビリルビンが胆嚢へ胆汁成分として排泄される減少が腎不全の影響もあって促進された可能性があると考えられた<br />原著論文/症例報告
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23.
論文 |
梶浦, 新也 ; 清水, 正司 ; 蔭山, 昌成 ; 渡邊, 直人 ; 瀬戸, 光
概要:
富山医科薬科大学 放射線医学 教室<br />症例1は49歳女.両膝関節の痛みにより慢性関節リウマチとして加療を受けていたが,疼痛が軽減したために治療を自己中断したところ発熱と下痢が出現した.検査にて強い炎症所見と貧血及び抗核抗体陽性,ds
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-DNA抗体陽性,LE細胞陽性であったことからSLEと診断し,ステロイドパルス療法により軽快した.経過中に4回にわたるGa-67シンチグラフィーによりリンパ節の腫大を経過観察したところ,病勢の変化に対応した所見の変化が観察できた.症例2は,39歳女.40度台の発熱,右膝痛,右眼瞼腫脹と発赤により慢性関節リウマチとしてステロイド療法を受けていたが改善せず入院となった.血液検査の結果からSLEと診断し,SLEの増悪による感染症を併発していると考え治療を開始した.経過中に3回のGa-67シンチグラフィを施行し,病勢の変化に対応したリンパ節腫大の所見の変化を認めることができた<br />原著論文/症例報告
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24.
論文 |
土田, 龍郎 ; 清水, 幸生 ; 伊藤, 春海
概要:
福井医科大学 放射線科<br />52歳女.鼻腔内に発生した悪性リンパ腫に対する化学療法のため入院加療を行った.入院時には血液生化学検査には特に異常を認めなかった.化学療法第3クール開始3日目ではFDG-PETにて明らかな異常集積は認められ
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なかったが,化学療法第8クール終了7日後において椎体,胸骨,長管骨の骨髄に著明なFDGの集積を認めた.本症例では化学療法による骨髄抑制に対し,G-CSFを投与されており,2回目のFDG-PETにおける骨髄へのFDG集積増加はG-CSF投与による骨髄糖代謝の亢進によるものと考えられた.FDG-PETを化学療法中において施行する際には,G-CSFの投与とのタイミングを計り,病変が隠されることがないように留意することが大切であると考えられた<br />原著論文/症例報告
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25.
論文 |
土田, 龍郎 ; 伊藤, 春海
概要:
福井医科大学 放射線科<br />52歳女.ふらつきとめまいが悪性リンパ腫の化学療法施行後の緩解中に出現した.その後,左耳閉塞感,耳鳴りがあり,突発性難聴との診断にてステロイド治療により軽快した.しかし,その後にふらつきとめまいが増悪し,入
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院となった.理学的所見及び血液生化学検査では明らかな異常を認めず,脳脊髄液中のIgGの軽度上昇を認めた.又,左難聴,小脳性失調及び左1-3指のしびれ感を認めた.MRIではT2,FLAIRにて両側側頭葉内側にhigh intensity areaを認め,IMP SPECTにて側頭葉内側に集積の増加を認めた.脳脊髄液から抗Hu抗体が検出され,paraneoplasmic limbic encephalitisと診断した<br />原著論文/症例報告
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26.
論文 |
小川, 心一 ; 清水, 正司 ; 蔭山, 昌成 ; 富澤, 岳人 ; 瀬戸, 光
概要:
富山医科薬科大学 医学部 放射線科<br />症例1は76歳男.前立腺癌の骨転移精査目的にて骨シンチグラフィを施行したところ,左側上肢前腕部の骨全体に限局した高度な集積増加を認めた.症例2は72歳女.腎機能検査目的にて腎シンチグラフィを施行
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したところ,両側の腎臓に集積には明らかな異常所見は認められず,左上肢の前腕部全体に集積増加が認められた.これらの2例は共に左上肢前腕部に限局した原疾患を認めていない.原因は不明であるが,核種を動注した可能性があり,核種が前腕の動脈の毛細血管に閉塞したために前腕部に集積像が認められたものと考えられた<br />原著論文/症例報告
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27.
論文 |
上野, 恭一 ; 池田, 良治 ; 尾西, 吉紀 ; 松田, 紀子
概要:
石川県立中央病院 核医学科<br />原著論文/症例報告
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28.
論文 |
小坂, 信之 ; 木戸, 晶 ; 大津, 修二 ; 左合, 直 ; 野口, 正人 ; 長谷, 光雄
概要:
福井赤十字病院 放射線科<br />原著論文/症例報告
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29.
論文 |
小西, 章太 ; 一柳, 健次 ; 道岸, 隆敏 ; 利波, 紀久
概要:
金沢大学 医学部 核医学科<br />原著論文/症例報告
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30.
論文 |
小西, 章太 ; 一柳, 健次 ; 道岸, 隆敏 ; 利波, 紀久
概要:
金沢大学 医学部 核医学科<br />原著論文/症例報告
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