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西嶋, 義憲 ; Nishijima, Yoshinori
概要:
金沢大学人間社会研究域経済学経営学系<br />異なる言語間の対応する言語表現を比較する場合，どのようにすればより客観的で妥当な比較が可能になるのかを考察する．従来，言語間の比較の際，とくに認知言語学分野では翻訳を利用する研究が多く見られた
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．しかしながら，翻訳を用いた比較は比較可能性という観点から問題がないわけではない．その問題点を確認し，それとは異なる新たな比較方法を提案し，それによる成果を紹介する．<br />The aim of this study is to consider the possibility of a more objective comparison of equivalent expressions of two languages. In comparing linguistic expressions of two languages, especially in cognitive linguistics, translations have been often used. However, comparisons using translations can be problematic. In this study, problems of translation-based comparison are discussed and a new method for a more objective linguistic comparison of two languages is proposed. Some results of the studies based on this method are also described as case studies.
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山本, 吉次
概要:
本校は2014年度に文部科学省SGH校に指定され，2019年度は引き続きWWL(ワ ールド・ワイド ・ ラーニング）コンソ ー シアム構築支援事業拠点校に指定された。本稿では， SGH5年間の取組と成果・課題, WWL拠点校としての構想．
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これらを推進するために構築してきたカリキュラム・マネジメントについて述べる。これらは本校の学校目標「地球サイズの教育」を達成するための実践であると同時に， 2022年度実施 の新学習指導要領を先取りするものであり， 何よりもSoceity5.0に向けての人間力育成という現代的課題に応えるものである。
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岡, かなえ
概要:
本校は，文部科学省2 0 1 4年度「スーパーグローバルハイスクール(S GH)」事業で研究開発校に指定され，「北陸からイノベーションで世界を変えるグローバル・リーダーの育成」という構想での5年間の研究開発を行い，グローバル人材の育成に向け
…
て地域課題研究，異文化研究，グローバル提案，グローバル・キャリアパスという一貰した課題研究カリキュラムを実践することにより，生徒の資質·能力向上に努め，一定の成果を挙げるに至った。そして今年度(2 0 1 9年度）より，新たに文部科学省WWL (ワールド・ワイド・ラーニング）コンソーシアム構築支援事業における拠点校に指定され，「持続可能な世界を実現し， Society5.0を牽引するグローバル・リーダーの育成」という構想で研究開発を行っている。この構想においては， 金沢大学が核となり，北陸圏域における高校生へ高度な学びを展開するものとなっている。今回は，この構想のプログラムにある地域課題研究の内容が国語科の授業とどのようにつながることが可能であるか，実践した内容を示すと共に，また，地域課題研究の目的の一つでもある「地方創生」の内容を国語科の授業の中でどのように行うことが可能であるかについて，地域経済分析システムRESASを用いた授業を提案する。
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室谷, 洋樹
概要:
平成30年告示学習指導要領では地理歴史科の科目が再編され， 新たに「地理総合」が加えられた。地理総合では， 主題的に学習内容を探究しつつ， その過程で地屈やGISを活用し， 地理的な観点やグローパルとローカルな視点から持続可能な社会を構想す
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ることが求められる。本稿では． 地理総合における指導計画としてのカリキュラムの在り方を模索し， その内容を踏まえたうえで地理総合が抱える課題を教育社会学的な見地から指摘し， 今後の地理教育の在り方に対して示唆を与えることを目的とする。
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川谷内, 哲二 ; 真木, 啓生
概要:
A-lympiadは現実世界のオープン・エンドな問題解決に協働で取り組み，レポートを作成するコンテストである。その予選問題を教材として授業を行った。問題文が英文であるため，数学科教員と英語科教貝が協同で取り組み，問題の解決からグループ発表ま
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で7時問をかけて実践した。生徒の活動の様子を観察し，作成したレポートとスライドをもとに行われたグループ発表を評価した。アンケート調査の結果から，現実社会の問題解決であるため，解き慣れていないこともあって手こずっていたが，興味を持って取り組むことができたこと，グループ間の相互作用が期待できることがわかった。
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北山, 智沙子 ; 渡會, 兼也
概要:
我々はビー玉スターリングエンジンのビー玉の個数とエンジンの動作時間の関係を調べた。ビー玉の個数を変え， エンジンが作動している間のピストンとビー玉の位相変化と温度変化を測定し，シュミット理論を用いて解析した。その結果，ビー玉が5個のときは，
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4個や6個の時と比べて図示仕事が安定して維持できていることがわかった。この結果は．長時間継続するビー至スターリングエンジン設計に役立つかもしれない。
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真木, 啓生 ; 山本, 潤平
概要:
本校70回生の担任団を務めた英語科の真木と体育科の山本は，教科教育を通して自律した学習者を育成するために， それぞれ「反転授業」と「ボトムアップ」という手法を導入して授業実践を行った。本稿では，反転授業とポトムアップそれぞれの概要を実践者ど
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うしの対談形式でまとめる。その中で，同じ70回生の担任という立場から， 自分たちの指導をふりかえり， 今後の展望についてまとめる。
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川崎, 繁次
概要:
本校では生活実態調査を平成15年度から3 年間続けて実施し．その後平成22年度からは3 年間に1 回の実施を行っており本年度が実施の年にあたる。質問項目は前回と同じ項目を選び実施した。
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宮崎, 嵩啓
概要:
本稿の課題は， 金沢大学附属高校の1 年生(73 回生）が今年度「総合的な探究の時間」に取り組んだ「地域活性化プロジェクト」を取り上げ， 地域に軸足を置いた学校教育の可能性について考えることである。本稿では特に， 本校が立地する平和町を舞台
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に， 地域の課題解決に取り組んだ「平和町プロジェクト」に焦点をあて， プロジェクトがどのような理念で誕生し， どんな実践を積み重ねてきたか， 明らかにする。
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稲角, 光恵 ; INAZUMI, Mitsue
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稲葉, 実香 ; INABA, Mika
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大貝, 葵 ; OGAI, Aoi
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大友, 信秀 ; OTOMO, Nobuhide
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大友, 信秀 ; OTOMO, Nobuhide
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木村, 高宏 ; KIMURA, Takahiro
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尾島, 茂樹 ; OJIMA, Shigeki
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福本, 知行 ; 金沢, 法友会 ; FUKUMOTO, Tomoyuki ; Kanazawa, Houyukai
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村上, 裕 ; MURAKAMI, Hiroshi
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宇都宮, 純一 ; UTSUNOMIYA, Junichi
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柴田, 正良 ; Shibata, Masayoshi
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高橋, 律子 ; TAKAHASHI, Ritsuko
概要:
This cultural sociological study analyzes the meaning of "sewing" as a technique of expression in contemporary art from a gendered perspective. Sewing has been regarded as a technique mainly used by women. This study explored the
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relationship between gender bias and femininity, rather than looking at sewing. There are three types of techniques: three-dimensional soft sculpture, two-dimensional embroidery, and collage, which is a patchwork-like technique of sewing cloth to cloth. As a result of its incorporation into the context of sculpture, soft sculpture was often created by male artists, while embroidery tended to be a female habitus and was often created by female artists or with gender considerations in mind. The analysis of cloth as a "collage" is an issue for future work in terms of its relevance to clothing and the affinity of the collage technique with women, which is not limited to cloth. In addition, as the concept represented by sewing, this study highlighted four important themes as art that confronts contemporary society: gender, community/communication, time and memory, and life and death. By examining contemporary art with the sewing along the vertical axis, I was able to see the sawing as a technique that women were able to acquire as a predominantly women's work or hobby as well as from the perspective of the socially vulnerable. Sewing is highly flexible and has both two- and three-dimensional qualities. It is a primitive technique that is close to our daily life, and the technique itself contains various messages. It seems to me that the failure to look at sewing as a handicraft objectively has been a matter of criticism, not for the creator. While accepting the fact that it was a woman's handicraft and hobby, I feel the need to explore more of its potential as an art technique.
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佐無田, 光
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武田, 公子
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森山, 治 ; 神崎, 淳子
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髙橋, 涼子
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神崎, 淳子
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森山, 治
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佐無田, 光
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寒河江, 雅彦
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武田, 公子
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西村, 茂
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眞鍋, 知子
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市原, あかね
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菊池, 直樹
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佐無田, 光
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丸谷, 耕太 ; 福井, 汐里
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碇山, 洋
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森, 裕之 ; 諸富, 徹
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塩谷, 雅弘
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森山, 治
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家口, 美智子 ; YAGUCHI, Michiko
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澤田, 茂保
概要:
本稿の目的は英語の写真描写文を文法論的に考察することである。英語による写真描写文は当然英語の文法規則に沿っているが、日常的な会話などでふつう現れる文とは異なっているものがある。その意味で写真描写文は一つのジャンルを構成するといえる。写真描写
…
文の文法を論じるに当たり、本稿では客観試験等で見られる写真描写問題の分析を通じてそこに現れる描写文の文法的特徴を考察することとする。分析対象とする素材はTOEIC の写真描写問題である。現行TOEIC には6 つの写真描写問題があり、設問形式が標準化しているので、そこで使われる写真とそれを描写する英語文（誤答とされる選択肢を含む）の文法的な考察を通じて、ジャンルとしての描写文を見ていきたい。
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崔, チョンア
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飯島, 洋
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西嶋, 義憲
概要:
カフカ作品における登場人物間の会話の中には、日常的なそれとかなり異なり、ある種の奇妙さが感じられるものがある。その奇妙さについてはいろいろな観点から分析が可能であろう。本稿では、小品集『観察』（Betrachtung）に収められている『不幸
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であること』（Unglücklichsein）における一人称の主人公（ich）と幽霊（Gespenst）との会話を取り上げる。そこでは、「とにかく、あなたが私を脅したことは忘れません」という、何の脈絡もなく唐突に発せられたように見える発言（これを本稿では「唐突発言」（unerwartete Äußerung）と呼ぶ）が興味を引く。この発言を契機に会話は急展開することになるからである。本稿では、この発話が発せられる背景を分析し、幽霊の性別について考察する。
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石黒, 盛久 ; ISHIGURO, Morihisa
概要:
This work translates four letters (dated 3 December 1514, 15 December 1514, 30 December 1514, and 16 January 1515), whic
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h were written by Francesco Vettori, a wealthy Florentine noble and politician, and a friend of Niccolò Machiavelli. These four letters as well as five responses to them made by Machiavelli are part of a historically valuable collection of some forty-one letters exchanged between the two friends. The letters show that, over a number of months, Machiavelli appealed to Vettori to help him to rehabilitate himself within official Florentine circles. In response, Vettori appeared to be reluctant to help by stating that he did not have sufficient power and influence to fulfill Machiavelli’s wish. Nonetheless, the nine letters show that Vettori in fact tried, somewhat hesitantly, to assist his friend by introducing him to leading members of the powerful Medici family. In particular, Machiavelli’s newfound acquaintance with Cardinal Giulio de Medici (later Pope Clement VII) proved to be one of the most important developments of his later life. It was a crucial factor in helping the Florentine to turn his life around. As a result of winning the Cardinal’s favor, Machiavelli was nominated to write the official “Florentine Histories”. The Italian philosopher also played a central role as provisor and chancellor in a new magistracy to oversee the renewal of Florence’s walls and fortifications. These important positions illustrated Machiavelli’s successful return to official life in the city. The translation of the letters in this work contributes to a better understanding of the peaks and troughs of Machiavelli’s life.
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グリューネベルク, パトリック ; 大橋, 律子 ; BERTINETTO, Alessandro
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渡會, 兼也 ; 酒井, 佑士 ; Watari, Kenya ; Sakai, Yuji
概要:
金沢大学附属高等学校<br />タブレット端末の音センサーでピンポン玉の反発係数を測定した結果を紹介する。この方法は従来の距離を測定する方法よりも簡易であること，距離の測定が最初の1回で済むこと，などの利点がある。体育館などでのボールの反発
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係数を見積もるのに役立つ可能性がある。
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渡會, 兼也 ; Watarai, Kenya
概要:
金沢大学附属高等学校
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渡會, 兼也 ; Watarai, Kenya
概要:
金沢大学附属高等学校
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藤澤, 美恵子 ; 竹村, 和久 ; 船木, 由喜彦 ; 高橋, 遼 ; Fujisawa, Mieko ; Takemura, Kazuhisa ; Funaki, Yukihiko ; Takahashi, Ryo
概要:
金沢大学人間社会研究域経済学経営学系<br />CO2削減に向けて政府は，エネルギーラベルによる建物のエネルギー使用量の表示制度を整備予定である．本研究ではこのラベルが，消費者にどう認識され，CO2削減に至る省エネ誘導ができるのかに焦点を当
…
て，ラベルへの評価等の調査をおこなった．クロス集計の結果，2型あるエネルギーラベルのうちタコメータ型の方がABC型に比較して混同する比率が高くわかりにくい反面，省エネ誘導は優れていることが明らかになった．省エネ誘導は，ラベルに表示される基準レベルを増やすより，判断の参考となる参照点を上昇させる場合に効果が大きいことがわかった．ロジスティック回帰分析から，環境への関心度が高い消費者や寒冷地居住者は省エネ誘導されやすい傾向にあるが，無職やABC型を先に回答した者は逆の反応を示すことが確認できた．ABC型を先に回答したことが省エネ誘導に負の影響があることから，タコメータ型の方が省エネ誘導しやすいことが分析結果からも示唆された．
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藤澤, 美恵子 ; Fujisawa, Mieko
概要:
金沢大学人間社会研究域経済学経営学系
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藤澤, 美恵子 ; 乾, 友彦 ; 廣松, 毅 ; Fujisawa, Mieko
概要:
金沢大学人間社会研究域経済学経営学系<br />本研究の目的は、戸建て住宅の品質を説明する要因を特定した後に、現行の帰属家賃の推定方法とは別の手法を提示することである。現行の帰属家賃は、賃貸住宅の家賃から推計されるため、住宅の質の違いを理解
…
し、是正することが重要な課題である。そのため、ヘドニックプライスモデルを使用して家賃に影響を与える要因を特定し、現在使用されている推計方法と比較した。その結果から、分析エリアの細分化と都市計画や住宅の質を組み込む必要性を検証した。<br />The purpose of this study is to determine the factors that explain the quality of detached houses and present another estimation method for the imputed rent. It is important to understand and rectify the difference of quality in owned and rental houses, as the imputed rent of homeownership is estimated from the rent price. Therefore, we used a hedonic price model to identify the factors that influence rent and compared it with the current estimation method used. From the results, we verified the need to incorporate the subdivision of the analysis area and the quality of city planning and housing.<br />出版者の許可を得て登録
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藤澤, 美恵子 ; 乾, 友彦 ; 廣松, 毅 ; Fujisawa, Mieko ; Inui, Tomohiko ; Hiromatsu, Takeshi
概要:
金沢大学人間社会研究域経済学経営学系<br />出版者および共著者の許可を得て登録
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木森, 佳子 ; 須釜, 淳子 ; 中谷, 壽男 ; 福田, 汐里 ; 宮地, 利明 ; 紺家, 千津子 ; 大桑, 麻由美 ; 真田, 弘美 ; Kimori, Keiko ; Sugama, Junko ; Nakatani, Toshio ; Fukuda, Shiori ; Miyati, Toshiaki ; Konya, Chizuko ; Okuwa, Mayumi ; Sanada, Hiromi
概要:
金沢大学医薬保健研究域保健学系<br />末梢静脈内カテーテル留置法では，対象静脈が目視困難な場合，確実な穿刺，合併症の発生に影響を及ぼす．本研究の目的は目視困難静脈の穿刺技術向上に向け，目視の可否による血管径 ・ 深さ，動脈との位置関係を
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超音波診断装置で，皮膚色を色差計で計測し違いを明らかにすることである．研究デザインは実態調査型研究である．対象者は健常若年女性 20名，計測静脈は 58本，計測動脈は 18本であった．その結果，目視の可否に有意差があったのは深さのみで，血管径，動脈との位置関係，皮膚色は同等であることが明らかになった．静脈の深さの平均 (SD) は，目視可能静脈が2.7 (0.7) mm，目視困難静脈が4.6 (1.8) mmであった (p=.0001)．目視の可否の分離値は 3.0mm (AUC=0.919，95％CI 0.84－0.99)で，深さ3mm以上の留置カテーテル用末梢静脈は目視困難になることが明らかとなった．したがって，目視困難な静脈は深さ3mm以上の穿刺技術が，動脈穿刺の防止は，目視の可否に関わらない穿刺技術の必要性が示唆された．<br />During catheter placement, peripheral intravenous access is affected by the visibility of the vein, such that the risk of peripheral nerve injuries and arterial punctures, increases as the visibility decreases. This study examined the relation between vein visibility and (a) vein width, (b) vein depth, (c) position of the artery relative to the vein, and (d) skin color. This was an observational study with prospective data collection. A total of 20 healthy young women (58 veins and 18 arteries) were examined. As a result, vein visibility demonstrated significant differences in relation to vein depth, but not in relation to the other three factors. The mean depth (SD) was 2.7 (0.7) mm for visible veins and 4.6 (1.8) mm for invisible veins (p=0.0001). The cut off point was 3.0 mm (AUC=0.919 95％ CI-0.84 to 0.99), indicating that peripheral veins for catheter placement are more likely to be invisible when the depth is 3.0 mm or more. These findings highlight the need for two kinds of venipuncture skills : those for invisible veins with a depth of 3.0 mm or more, and those that will prevent arterial puncture regardless of vein visibility.
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岡部, 睦 ; 松永, 篤知 ; 菅原, 裕文 ; 河合, 望 ; OKABE, Mutsumi ; MATSUNAGA, Atsushi ; SUGAWARA, Hirohumi ; KAWAI, Nozomu
概要:
In this article, we look back on the studentʼs exhibition “IROHA: The World of Colors Seen from Various Technologies,” a
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t Kanazawa University (18/11/2019-28/01/2020) and it will be evaluated by the students who actuary participated in this exhibition program. Kawai and Sugawara introduce this article, presenting the background of the special exhibition by the students at Kanazawa University as a part of the class “Museum Training” and the overview of the class schedule. Okabe present Chapter 2-6. In Chapter 2, Okabe explains the idea of this exhibition, and provides selection and research of the materials in Chapter 3, focuses on the display of the exhibition in Chapter 4, describes on the exhibition devices in Chapter 5, discuses related events in Chapter 6. Finally, Matsunaga, who cooperated as a curator of Kanazawa University Museum, considers this significance of the special exhibition conducted by the students in the University Museum.
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岡部, 睦 ; OKABE, Mutsumi
概要:
Kanazawa University Museum owns several ramps which reportedly excavated in Bethlehem. Regarding these lamps, these are
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introduced in Kanazawa University Museum Newsletters published in 1997. This article provides introduction such as measurement and detailed description and notes some remarks on the chronology and produced kiln in some lamps.In the present article, I reorganize these lamps that are considered to be Roman lamps and expand the range of utilization by measuring lamps which are not recorded as measured drawing, photographing all of the investigated lamps, and creating 3D models. According to these lamps whose dates are specified only in a wide range of dates, such as “Roman era” in the 1997 museum newsletters, I discuss more detailed chronology by referring to the examples from the excavations in Palestine in recent years. In addition to trying to identify lamps typology, I clarify the characteristics of Roman lamps in this museumʼs collection.
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合同会社, AMANE ; 目黒, 陽子 ; 堀井, 美里 ; AMANE, LLC ; MEGURO, Yoko ; HORII, Misato
概要:
“Jishu Ryo Nisshi” introduced here in this article is an old diary written by a dormitory superintendent at Jishu Dormit
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ory of the former National High School No. 4 (now Kanazawa University) up to early Showa.It contains detailed records of the health and outings of dormitory students, their self-governing activities, and annual events such as commemorative festivals. In addition, it mentions social events in Japan then with a wide range of contents. In light of the above, it can be said that the diary is valuable for understanding not only the actual conditions of dormitory students as they were, but also the early modern education and social trends at that time. At present, however, there are few studies on the diary, and its existence has not been widely known yet.Therefore, in this article, we will reproduce and introduce the two parts of the diary covering (1) the autonomy of dormitory students in the latter half of the Meiji period and (2) the epidemic of the Spanish flu in 1918. This will hopefully increase interest in this particular document and motivate more research on the relationship between the higher education and the society at that time.
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松永, 篤知 ; MATSUNAGA, Atsushi
概要:
Kanazawa University Museum was temporarily closed from March 2, 2020 to June 18. That is a countermeasure against the spread of a new coronavirus (SARS-CoV-2) infection. In reaction to this, while the museum is temporarily closed, I
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created a movie introducing the museum and post it on the web.In this paper, I describe the creation of a movie introducing Kanazawa University Museum as an example of responses to temporary closure of museum.
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奥野, 正幸 ; OKUNO, Masayuki
概要:
The museum has held 8 exhibitions such as the permanent exhibition, special exhibitions and outreach exhibitions from Ap
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ril 2019 to March 2020 and the total number of the visitors to University Museum exhibition room was 7,250. This number is less than that from April 2018 to March 2019. Because the exposition room closed in March 2020 due to the infectious COVD2019 diseases control measures. However, almost all exhibitions could be held successfully. Especially, 2019 is the 30th anniversary year of the founding of Kanazawa University Museum in 1989. Therefore, the museum held a special exhibition marking the 30th anniversary entitled “The advance for 30 years of Kanazawa University Museum 1989-2019”. This exhibition showed a trace of the exhibitions during these 30 years. The 3 outreach exhibitions were also held at the Intermediateque Tokyo, with the cooperation of the museum, the University of Tokyo, and the Ishikawa museum of natural history, at Kahoku gate in Kanazawa castle park and at the Memorial museum of Ishikawa Forth Higher school and cultural exchange museum.On the other hand, the University Museum also has large archives of histories for many former schools such as the Fourth Higher School and official documents of Kanazawa University and gave their reference activities. I wish the continuous construction of the archives of the University museum and it will be national Archives of Japan, etc near future.The Museum staff also have attended to the meetings for the Japanese University Council and the Conference of the Society of Japanese museum sciences at Akita University.
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小松 , 俊文 ; 前川, 匠 ; 重田, 康成 ; 高橋, 修 ; 田中, 源吾 ; Dang T., Huyen ; Komatsu, Toshifumi ; Maekawa, Takumi ; Shigeta, Yasunari ; Tanaka, Gengo
概要:
金沢大学国際基幹教育院GS教育系
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田中, 源吾 ; Tanaka, Gengo
概要:
金沢大学国際基幹教育院GS教育系
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田中, 源吾 ; Suzuki, Yutaro ; Tanaka, Gengo
概要:
金沢大学国際基幹教育院GS教育系
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田中, 源吾 ; Tanaka, Gengo
概要:
金沢大学国際基幹教育院GS教育系<br />The Light-Switch Hypothesis' proposed by Parker (2003) is reviewed on the basis of recent relevant
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literature in order to test the hypothesis. This review revealed the following: 1) Diversification of bilaterian animals occurred during the Late Ediacaran Period, based on paleontological and molecular clock evidences. 2) Developmental genetic studies of eyes suggest that the eyes of bilaterian animals were formed from those of the Urbilateria, which hypothetically had both rhabdom and cilium photoreceptors during the Ediacaran period. During evolution, vertebrates utilized cilium photoreceptors, while invertebrates selected rhabdom photoreceptors for the development of eyes. On the basis of the detailed research of the ommatidium surface of the low-light adapted compound eye of the fruit fly, the phenotype of corneal nipple protuberances has changed in a extremely short time period from the view point of the geologic time scale. 3) The oldest fossilized eyes discovered are those of trilobite and bradoriid arthropods from 521 Ma. Increases in body size, and the corresponding increase of energy required, during 630Ma-521Ma may have been triggered by the evolution of the eye.
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前田, 晴良 ; 上田, 直人 ; 西村, 智弘 ; 田中, 源吾 ; 野村, 真一 ; 松岡, 廣繁 ; Maeda, Haruyoshi ; Ueda, Naoto ; Nishimura, Tomohiro ; Tanaka, Gengo ; Nomura, Shin'ichi ; Matsuoka, Hiroshige
概要:
金沢大学国際基幹教育院GS教育系<br />高知県佐川地域に分布する七良谷層の模式層序周辺の泥質砂岩中から，最上部ジュラ系を示す2種類のアンモノイド化石を発見した．そのうちAspidoceras属は，テチス海地域の最上部ジュラ系から多産し，
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Hybonoticeras属は同地域のキンメリッジアン−チトニアン階境界付近を示準するタクサである．これらの化石の産出により，七良谷層は最上部ジュラ系（キンメリッジアン−チトニアン階）に対比される可能性が高い．この結論は放散虫化石層序とおおむね調和的である．これまで七良谷層は，上部ジュラ系−下部白亜系鳥巣層群の層序的下位にあたる地層と考えられてきた．しかし七良谷層から産出したアンモノイドの示す時代は，鳥巣層群産アンモノイドのレンジと明らかに重複し，アンモノイド化石からは両岩相層序ユニットの時代差は識別できない．したがって，今後，七良谷層と鳥巣層群の層序関係を再検討する必要がある．<br />The Naradani Formation is located to the south of the Torinosu Group in the Sakawa district of Kochi, southwest Japan, and consists of a linear, narrowly distributed series of marine clastic deposits that contain allochthonous limestone blocks. This formation was previously correlated to the Bajocian–Bathonian Middle Jurassic using brachiopods extracted from the limestone blocks, with later radiolarian correlations suggesting an Oxfordian–Kimmeridgian Upper Jurassic age. The formation has also been interpreted to underlie the Upper Jurassic–Lower Cretaceous Torinosu Group. However, the discovery of two stage-diagnostic aspidoceratid ammonoids, Aspidoceras sp. and Hybonoticeras sp., from muddy sandstones in the stratotype area of the Naradani Formation casts doubt on these previous interpretations. Aspidoceras was widespread during the latest Jurassic, and the presence of Hybonoticeras limits this short stratigraphic interval to the Kimmeridgian–Tithonian boundary in various Tethyan sections. This clearly suggests a latest Jurassic age for the Naradani Formation and generally supports the radiolarian biostratigraphy age-assignment. However, the ranges of ammonoids from the Naradani Formation overlap those from the Torinosu Group, meaning that it is not possible to determine an age-difference between these two lithostratigraphic units. Further research is needed to test other hypotheses, for example to determine whether heterotopic facies relationships exist between the Naradani Formation and the Torinosu Group.
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田中, 源吾 ; 伊丹, 美穂 ; 黒澤, 幸愛 ; 吉岡, あゆみ ; 横田, 麻莉 ; 新井, 理菜 ; 出原, 祐樹 ; 林, 広樹 ; Tanaka, Gengo ; Itami, Miho ; Kurosawa, Sachie ; Yoshioka, Ayumi ; Yokota, Mari ; Arai, Rna ; Idehara, Yuki ; Hayashi, Hiroki
概要:
金沢大学国際基幹教育院GS教育系<br />群馬県富岡市南西部の大島付近の鏑川沿いに分布する中部中新統富岡層群小幡層において‘古蛇崩い礁’と呼ばれる隣接地域とは岩相が著しく異なった地層が露出している．今回，微化石群集を用いて，当該地層の堆積
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年代と堆積環境の再検討を行った．介形虫化石および岩相解析の結果，‘古蛇崩い礁’は，漸深海の石英斑岩の海底面上に浅海からの堆積物重力流による流れ込みで形成された堆積物であることが明らかとなった．また有孔虫と介形虫化石から，当該地層は前期中新世後期〜中期中新世前期のいわゆる「中新世熱帯海中気候事件」期に堆積したものであることが判明した．本邦における「中新世熱帯海中気候事件」期の漸深海性介形虫化石群としては2例目の報告となる．<br />We present a micropaleontological re-examination of the depositional environment of the ‘Kojyakui-sho’ sediments of the Middle Miocene Obata Formation, part of the Tomioka Group, located along the Kabura-gawa River near Tajima, Tomioka City, western Gunma Prefecture, central Japan. These sediments contain sublittoral and bathyal ostracods, and were deposited in the bathyal zone on a quartz-porphyry bedrock seafloor during the late Early to early Middle Miocene. Planktonic foraminifera and ostracods within these samples indicate that the ‘Kojyakui-sho’ sediments formed during the Miocene Climatic Optimum; this is the second reported occurrence of these Miocene Climatic Optimum bathyal ostracod species in Japan.
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田中, 源吾 ; 野村, 律夫 ; Tanaka, Gengo ; Nomura, Ritsuo
概要:
金沢大学国際基幹教育院GS教育系<br />島根半島に分布する中部中新統古江層より，介形虫化石群を報告した．本群集はMacrocypris sp., Palmoconcha saboyamensis, Falsobuntonia hayam
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iiおよびPalmenella limicolaで特徴づけられる．同様なMacrocypris属が卓越する群集は，現在の島根半島沖の寒冷な下部陸棚域に認められる．このことから，本化石群は下部陸棚の環境を示唆すると考えられる．<br />This report provides the first description of ostracod assemblages from the Middle Miocene Furue Formation, Shimane Peninsula, Southwest Japan. The assemblage consists mainly of Macrocypris sp., Palmoconcha saboyamensis, Falsobuntonia hayamii and Palmenella limicola. Based on a comparison among Recent ostracod assemblages, the reported fossil assemblage indicates a cool lower-shelf environment similar to the Recent off Shimane Peninsula.
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金子, 稔 ; 野村, 正弘 ; 田中, 源吾 ; Kaneko, Minoru ; Nomura, Masahiro ; Tanaka, Gengo
概要:
金沢大学国際基幹教育院GS教育系
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田中, 源吾 ; 森脇, 広 ; 永迫, 俊郎 ; 西澤, 文勝 ; 松島, 義章 ; 鈴木 ; Morikawa, Hiroshi ; Nagasako, Toshiro ; Nishizawa, Fumikatsu ; Matsushima, Yoshiaki ; Suzuki, Takehiko ; Tanaka, Gengo
概要:
金沢大学国際基幹教育院GS教育系<br />Shinjima (Moeshima) Island in Kagoshima Bay, southern Kyushu, Japan is noteworthy in volcanology,
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paleontology, and palaeo-environmental studies, because the island emerged from the bay bottom during volcanic activity at Sakurajima in 1780 AD. As a result, Holocene and late-Pleistocene deposits of the bay including muddy deposits, a thick pyroclastic flow deposit, and prominent molluscan shell beds occur on this island. Several tephras included in the bay deposits are critical for deriving their precise chronology. The chronology of those tephras was constructed on the basis of their identification using both refractive indices and major element compositions of constituent glass shards, as well as stratigraphic features in the field. Tephras identified in sediments from younger to older are Sakurajima-Taisho (Sz-Ts)-/P1, Sakurajima-Sueyoshi(Sz-Sy)-/P11, Yonemaru, Sakurajima-Uwaba(Sz-Ub)-/P12, Sakurajima-Takatoge3 (Sz-Tk3)-/P13, Sakurajima-Satsuma (Sz-S)-/P14, and Shinjima pyroclastic flow deposit. The Shinjima pyroclastic flow deposit, which differs stratigraphically between northern and southern areas of Shinjima Island, is the same tephra in the two areas, and is estimated to be c. 13,000 cal BP in age. The pumice clasts of Sz-Sy/P11 provided a suitable environment for the habitat of a prominent shell bed (Moeshima Shell Bed) composed mainly of Neopycnodonte musashiana. Sz-Ub/P12, Sz-Tk3/P13, and associate secondary deposits of Sz-S/P14 indicate that the deposit was formed in the last 13,000 cal BP. The chronology of the deposits of Shinjima Island is based on the findings of stratigraphic positions and ages of those tephras, and 14C ages obtained in this study, and will play an important role when examining the palaeo-environmental history of Kagoshima Bay since the last deglaciation.
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多々良, 穣 ; Tatara, Yutaka
概要:
【特集：コロナ禍における博物館の実態と役割】
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岩田, 安之 ; Iwata, Yasuyuki
概要:
【特集：コロナ禍における博物館の実態と役割】
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小松, 隆史 ; Komatsu, Takashi
概要:
【特集：コロナ禍における博物館の実態と役割】
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櫻井, 秀雄 ; Sakurai, Hideo
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大谷, 育恵 ; Otani, Ikue
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佐々木, 達夫 ; 佐々木, 花江 ; Sasaki, Tatsuo ; Sasaki, Hanae
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小川, 雅洋 ; Ogawa, Masahiro
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野上, 建紀 ; 賈, 文夢 ; Nogami, Takenori ; Jia, Wenmeng
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金沢大学, 考古学研究室 ; Department, Archaeology Kanazawa University
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松尾, 登史子 ; MATSUO, Toshiko
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本間, 美紀 ; Homma, Miki
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石渡, 美江 ; Ishiwata, Mie
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辻, 成史 ; Tsuji, Shigebumi
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西藤, 清秀 ; 板橋, 悠 ; SAITO, Kiyohide ; ITAHASHI, Yu
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田崎, 和江 ; 田崎, 史江 ; 奥野, 正幸 ; 竹原, 照明 ; 石垣, 靖人 ; 中川, 秀昭 ; Tazaki, Kazue ; Tazaki, Fumie ; Okuno, Masayuki ; Takehara, Teruki ; Ishigaki, Yasuhito ; Nakagawa, Hideki
概要:
金沢大学理工研究域地球社会基盤学系<br />イタリア・トスカーナ州南部のマレンマという地域には，イオウ臭が強くpH7，水温37°Cの棚田状のサトゥルニア天然温泉がある．本研究では，サトゥルニア天然温泉で産出される，豆石，褐色石灰岩および緑
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色バイオマットについて，化学組成，鉱物組成，微生物的特徴を調べた．全岩試料のXRD分析により，豆石は方解石，自然硫黄，石英から構成されており，褐色石灰岩は雲母，自然硫黄，菱沸石，7 Å粘土鉱物から構成されていることを明らかにした．また，全岩試料のXRF分析により，褐色石灰岩にはO，Si，Al，K，Ca，Fe，Naが多く，豆石にはC，O，Ca，Sr，Sが多いことを明らかにした．更に，豆石の断面をSEM-EDSで観察・分析・元素濃度分布図を行ったところ，全岩試料のXRDおよびXRF分析では検出されなかった微生物とSrを含むフランボイダル黄鉄鉱や燐灰石が発見された．<br />A well-known terrace-forming hot spring is located at Saturnia in the Maremma area of southern Toscana, Italy. The waters are circumneutral (pH around 7), mesophilic (around 37°C), and give off a strong sulfurous odor. Pisoliths, brown limestone, and green microbial mats are found in the area. Hot spring structures and compositions are determined based on mineralogical and chemical data obtained with a powder X-ray diffractometer (XRD) and an X-ray fluorescence analyzer (XRF). Microbial parameters are determined on sub-millimeter scales using a scanning electron microscope, equipped with an energy-dispersive X-ray spectrometer (SEM-EDS).XRD results indicate that the pisoliths are composed of calcite, native sulfur, and quartz, whereas the brown limestone contains mica, native sulfur, chabazite, and 7 Å clay minerals. XRF analysis indicates that the pisoliths contain mainly C, O, Ca, S, Si, and Sr, whereas the brown limestone contains high concentrations of O, S, Al, K, Ca, Fe, and Na. Because the pisoliths are Ca-rich, concentrations of heavy metals (Sr, Sn, and Pb) at the aqueous interface can be explained by combining XRF chemistry, XRD mineralogy, and SEM-EDS observations of green microbial mats. SEM-EDS elemental maps of the pisolith indicate the presence of apatite and framboidal pyrite crystals.
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田崎, 和江 ; 縄谷, 奈緒子 ; 国峯, 由貴江 ; 森川, 俊和 ; 名倉, 利樹 ; 脇元, 理恵 ; 朝田, 隆二 ; 渡辺, 弘明 ; 永井, 香織 ; 池田, 頼正 ; 佐藤, 一博 ; 瀬川, 宏美 ; 宮田, 浩志郎 ; Tazaki, Kazue ; Nawatani, Naoko ; Kunimine, Yukie ; Morikawa, Toshikazu ; Wakimoto, Rie ; Asada, Ryuji ; Watanabe, Hiroaki ; Nagai, Kaori ; Ikeda, Yorimasa ; Sato, Kazuhiro ; Segawa, Hiromi ; Miyata, Koshirou
概要:
金沢大学理工研究域地球社会基盤学系<br />1991年12月,排砂ゲートを設けた出し平ダム(富山県黒部川水系1985年設立)から,初の直接排砂が行われ,その際,多量のヘドロが排出された.その後も1999年までに計8回の排砂が行われた.本研
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究において,出し平ダム湖および富山湾堆積物の特性について分析を行った.その結果,特に芦野沖にヘドロが堆積していること,そして,富山湾堆積物は他の湾堆積物と比べカオリン鉱物,スメクタイトが多く,出し平ダム湖堆積物と類似した粘土鉱物組成を持つことが明らかとなった.実験より,ニジマスのエラにスメクタイトが吸着することで,エラの変形や脱水を引き起こすことが明らかとなり,また,富山湾で採取されたヒラメのエラ表面が,微細粒子で覆われているのが観察された.以上の結果と1991年から1999年の出し平ダム排砂量とヒラメの漁獲量の変遷には密接な関係が認められ,ダム湖や富山湾底質の経時変化を観察することの重要性が示された.<br />In 1985, a dam with a discharge gate was built at Dashidaira at Kurobe River, Toyama Prefecture for the first time in Japan. The dam sediments were first flushed out in December, 1991. The sediments with bad smell, such as sludge, spread all over the downstream of Kurobe River. After the first discharge of the dam sediments, benthic fishes decreased year by year in Toyama Bay. In this study, the sediments in Dashidaira Dam Reservoir and Toyama Bay were collected in 1997, 2000 and 2001. The Toyama Bay sediments which were considered to have been affected by discharged dam sediments were collected on July 20, 2000, November 19, 2000, and March 3, 2001. The sediments in the dam reservoir and the bay were studied chemically, physically and mineralogically for comparative study. The quantity of clay minerals, mainly smectite, increase toward the discharge gate at Dashidaira Dam. The distribution of clay minerals approximately corresponded to distribution of the N, C, and S concentration in Toyama Bay. XRD data show similar clay mineral components and patterns between dam sediments and suspended particles from the seabed at the offing of Kurobe River mouth. The sediments in Dashidaira Dam Reservoir and Toyama Bay contain relatively high content of kaolin minerals associated with chlorite, vermiculite, smectite, and mica clay minerals compared with sediments of the other bays. Rainbow trouts in water with smectite suspension result clearly indicated the damage to the fish. In the highest concentration of smectite (lOg/l), all 7 rainbow trouts died in five hours. The fish's gills were deformed and dehydrated, suggesting influence of smectite particles adhered to the surface of the gills. Furthermore, SEM observation and EDX analysis of the flat fish's gill in Toyama Bay clearly showed the presence of particle-like thin films with organic materials sticking on the surface. The volume of discharged sediments from Dashidaira Dam Reservoir is clearly related to the decrease of annual haul of benthic fishes in Toyama Bay within the past nine years (1991-1999).
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白石, 秀一 ; 高橋, 直人 ; 霜島, 康浩 ; 朝田, 隆二 ; 渡辺, 弘明 ; 田崎, 和江 ; Shiraishi, Shuichi ; Takahashi, Naoto ; Shimojima, Yasuhiro ; Asada, Ryuji ; Watanabe, Hiroaki ; Tazaki, Kazue
概要:
金沢大学理工研究域地球社会基盤学系<br />Bluish green Zn-S-and yellowish brown Fe-microbial mats were found on outer surfaces of well rise
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r pipes on Kakuma campus of Kanazawa University, Ishikawa Prefecture. The microscopic observation and XRF chemical analysis revealed that the formative conditions of microbial mats differ in depth due to stationary and pumping groundwater levels. Bluish green microbial mats formed in 61.6-75.6 m depth were characterized by high content of Zn and S. The microbial mats mainly consist of spherical fifine particles of several Am in size. A small amount of coccoid-and bacilli-form bacteria were found in the aggregation. While, yellowish brown microbial mats formed in 30.8-61.6 m depth and were characterized by high content of Fe, Ca, P, Si and Zn. The microbial mats mainly consist of spiral materials that were metabolized from an iron oxidizing bacterium, Gallionella ferruginea. Harp-like materials metabolized from another iron oxidizing bacteria, Toxothirixspp. were also found below 56 m in depth. A large amount of coccoid-, bacilli-and filamentous-form bacteria were found in the assemblage of the metabolic materials and the number of filamentous-form bacteria increased with depth.TEM observations and FE-TEM-EDX elemental maps revealed that some spherical particles on the cell surface of bacteria in the bluish green microbial mats are rich in Zn and S stick, suggesting that Zn exist as sulfide. The other adhesion materials consisted of Fe, Si, 0, and Zn were also formed around cell wall. The bacteria inthe bluish green microbial mats might be tolerant to heavy metal Zn.
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田崎, 和江 ; 金沢大学理学部地球学科田崎ゼミ生調査団 ; Tazaki, Kazue
概要:
金沢大学理工研究域地球社会基盤学系
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田崎, 和江 ; 鈴木, 祐恵 ; 藤沢, 瑛子 ; Tazaki, Kazue ; Suzuki, Sachie ; Fujisawa, Eiko
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金沢大学理工研究域地球社会基盤学系<br />2007年12月7日7時ごろに韓国泰安半島沖10kmで香港籍タンカーの衝突事故が発生した.3つのタンクから重油と原油が12,547kl流出し海岸一帯が汚染された.万里浦海岸(Mallipo Be
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ach)には厚さ30cmの重油が漂着し汚染が最も深刻であった.韓国中からボランティアが集まり,干潮時に毎日6時間の浄化作業を行った.ボランテイアは政府機関のみならず会社,研究所,地域のクラブ,女性組織なども参加した.また,12月30,31日,1月3日には,カナダ,ドイツ,アメリカ,韓国から約50名の科学者や専門家が浄化計画会議をもった.被害はおよそ300億円といわれている.本研究では事故発生から1ヶ月後の2008年1月5-6日に韓国泰安半島の万里浦海岸と蟻項海岸(Euhang Beach)の汚染調査を行った.現地でのボランテイア活動の様子,大気中の芳香族炭化水素の測定,海水の水質測定,重油の化学成分,微生物による油分解実験結果について報告し,1997年1月に日本で起きたナホトカ号重油流出事故の場合と比較検討した.ナホトカ号のC重油流出量の1.7-2.0倍という韓国史上最大の事故にもかかわらず,1ヶ月弱できれいになった砂海岸の浄化作業は驚異的である.早急な浄化作業の要因を考察し,今後の課題と提言を行った.<br />The oil spill accident occurred when a Hong Kong-registered supertanker (Hebei Spirit) was rammed by a South Korean-owned barge that came unmoored from its tugboat in rough seas about 10km off Mallipo Beach at Taean Peninsula, South Korea. The 3 kinds of oil spill accidents started at 7:00 on December 7th 2007, when a tanker collided with a barge, and blackened once-scenic beach along South Korea's western coast, about 150km, southwest of Seoul. A total of 12,547kl of both heavy oil and crude oil gushed into the ocean, more than twice as much as in South Korea's previous worst spill, in 1995. Local residents worked with about 8,800 peoples of volunteers, civil servants, police officers and military personnel, were engaged in the effort to clear away oil on the region's shores. The seafood, oyster farms and tourism industries in the Taean region have been devastated. Oil blanketed the sand of Mallipo Beach and the rocks of Euhang Beach at Taean Peninsula, South Korea, were studied on January 5-6th 2008, just after one month of the accident. Residents wore overalls, used shovels, buckets, adsorption mats, tatters, oil fences, hand-made adsorption roller, heated water at 50-70℃ washing bath, and high-pressured nozzle to clean up the oil muck. The purification of oil on the sand beach was made so quickly within one month in sandy Mallipo Beach, whereas abundant oil drops between rocks with oil slick on the seawater surface on the rocky beach in Euhang Beach still remain. The oilcontaminated hazard map by Marine Environmental Risk Assessment Research Division, Korea Ocean Research and Development Institute, Korea, reported on December 18-19th 2007. In this study, on-site surveys for checking and observing the oiling condition have started on January 5-6th 2008 one month after the spill at Mallipo Beach and Euhang Beach. The values of pH and EC in two places indicated that the bioremediation process of oil took place under neutral conditions. The analytical data of volatile aromatic hydrocarbon concentrations for 0.5l/min at two beaches indicated that the concentration of toluene is quite higher in the atmosphere than that of C typed heavy oil from the Nakhodka tanker in January 1997 in Japan. In particular, toluene concentrations were unbelievably 100-1000 times higher than those in the Nakhodka tanker accident in Japan. They succeed to cleanup beach within one month by volunteer works of manpower, and keep the clean beautiful seashore. Furthermore, we must find new defensive measure systems which are safe, low cost, easy, and sustainable by using local natural materials without manmade chemical substances. It is right time to act locally in Asian countries and think globally about environmental seawater.
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田崎, 和江 ; 中西, 孝 ; 横山, 明彦 ; Tazaki, Kazue ; Nakanishi, Takashi ; Yokoyama, Akihiko
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金沢大学理工研究域地球社会基盤学系
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田崎, 和江 ; 竹原, 照明 ; 橋田, 由美子 ; 橋田, 省三 ; 中村, 圭一 ; 横山, 明彦 ; 青木, 小波 ; 田崎, 史江 ; Tazaki, Kazue ; Takehara, Teruaki ; Hashida, Yumiko ; Hashida, Shozo ; Nakamura, Keiichi ; Yokoyama, Akihiko ; Aoki, Conami ; Tazaki, Fumie
概要:
金沢大学理工研究域地球社会基盤学系<br />黒柿はカキノキ科の一つであり，幹・枝・根の断面に黒色の部分があり，心材や辺材には縞が美しい孔雀の羽根のような模様（孔雀杢 くじゃくもく）がある．孔雀杢は何百年と樹齢を重ね，かつ，様々な条件を満た
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した柿の木だけが黒と白の美しい模様を持つようになった希少な銘木である．材質が竪硬で粘りもあり，細かい細工をする指物に適しており和家具，茶道具などが金沢伝統工芸品となっている．しかし，江戸時代に加賀藩が黒柿の栽培を行っていたとされるものの，その科学的な記録はない．なぜ柿の木の幹に黒い色の美しい模様ができるのかを究明するために，石川県金沢市内に生育している黒柿を採取して，IP，XRD，ICP-MS，XRF，SEM-EDS，放射能測定器を用いて物理化学的，鉱物学的，微生物学的特徴を調べた．本研究試料の「黒柿」のXRD 分析では，セルロースの他に低温型α- クリストバライト，生体アパタイト（燐灰石），ハロイサイトなどの粘土鉱物が含まれていた．黒柿の黒色化した幹に形成する孔雀杢は“珪化木”ということができる．本研究結果から，①黒柿が“珪化木”になるには，まず，根の中心の白色部に認められた微生物がCa >>> P，S >> Mg > Si，Fe，Cl，K，Mn を取り込み，生体アパタイトを形成する．②成長するにしたがって，放射能核種やB，Br を伴って, さらにCa，P，S >> K，Mg，Si，Sr > Cl，Mn，Fe などの元素を取り込みながら黒色化する．③そして，年月を経るにしたがって, 幹の辺材部に黒色の縞模様（孔雀杢）を作りながら低温型α- クリストバライト（珪化木）を形成することが明らかになった．<br />Kurogaki (Black persimmon; Diospyros kaki) grows very slowly and has extremely hard wood known for its striking black coloration, referred to as the “peacock pattern”. It was formerly planted in Kanazawa, Ishikawa, Japan. Kurogaki is currently very rare, found in only one of every 1,000 to 10,000 trees. Therefore, scientific data on Kurogaki are currently very limited but these trees are highly valuable for manufacturing furniture, tea ceremony goods, boxes, and other miscellaneous articles.Here we report the characterization of Kurogaki at Kanazawa, Ishikawa, Japan, based on radioactivity, purple mineral light, and H2 O2 reactions in the field. To date, no report has described the results of electron microscopy observations and chemical analyses, which could elucidate simple identification of species. Here we studied the microstructure, mineralogy, chemical composition, and radioactivity associated with microorganisms in Kurogaki wood using analytical data based on X-ray diffraction (XRD), X-ray fluorescence (XRF), inductively coupled plasma-mass spectrometry (ICP-MS), imaging plate (IP), scanning electron microscopy equipped with energy dispersive spectroscopy (SEM-EDS), and semiconductor detectors. We investigated the distribution, location, identification, structure, and differentiation of the black “peacock pattern” parts and ordinarily colored wooden parts and roots.We evaluated the mineralogy, chemistry, and micromorphology of Kurogaki using a combination of micro techniques. Using XRD, the black “peacock pattern” parts were found to mainly comprise cellulose associated with spherical and beaded microorganisms, mineralized living apatite, α-cristobalite, and halloysite. Particular elements associated with microorganisms were identified using SEM-EDS, which revealed the elemental content maps of the central white spot in cross sections of the “peacock pattern”, indicating high concentrations of Ca, P and S. The chemical compositions of the black and white parts were determined based on mineralogical and chemical data obtained using XRF analyzer and ICP-MS.Furthermore, we used imaging plate methods to obtain radioactive images of the cross sections of the “peacock pattern”. The objective was to illustrate the association of minerals with various microorganisms that are capable of absorbing both radionuclides and stable isotopes from soil and water. A radio dosage analysis of the higher black parts was performed by imaging plate pictures. We investigated the quantitative radiation dosages of the “peacock pattern” using Ge and Si semiconductor detectors, which revealed 137Cs concentrations.The black “peacock pattern” parts were richer in almost all elements such as K, Ca, Mg, S, Al, Fe, P, Na, Mn, B and Ba, than the white cellulose parts, indicating a role of microorganisms in mediating the transfer of metal solutes from the hydrosphere and soils. Using SEM-EDS micromorphology, the chemical composition of the black “peacock pattern” parts was found to be associated with α-cristobalite and living apatite having wooden clapper-like microcrystals. The distribution of elements indicated the influences of soils in their surrounding environment. Our results provide the evidence of the ability of microorganisms to immobilize radionuclides in the soils. The microorganisms grow in the black “peacock pattern” parts of Kurogaki.In conclusion, α-cristobalite and living apatite crystals physically and biologically grow in the sap with cellulose under neutral conditions (pH7) in association with microorganisms using carbon dioxide supplied by bacteria. Therefore, the crystals produced the “peacock pattern” in Kurogaki were formed at late times during the year.
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高橋, 直人 ; 田崎, 和江 ; Takahashi, Naoto ; Tazaki, Kazue
概要:
金沢大学理工研究域地球社会基盤学系<br />金沢大学角間2号井戸(深度150m,取水区間深度62〜73m,同78.5〜95m,同106〜138m)では,これまで地下水位・地下水温・電気伝導度の自動観測を行っており, 2007年3月25日に
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発生した能登半島地震前後における10分間隔の詳細な経時変動データを取得することができた.地下水位は,揚水ポンプの停止時に深度31m,稼動時には深度39m程度の値を示した.電気伝導度は,ポンプの停止時に18.2mS/m,稼動時には18.7mS/mの値を示した.季節変動として,夏〜秋にわずかに高く,冬〜春にかけて低くなる現象が見られている.地下水位および電気伝導度については,地震の前後で異常な水位変動は見られなかった.地下水温は,地震時直近のポンプの停止時に12.3℃,稼動時に12.6℃の値を示した.通常地下水温は夏に低く,冬に高い傾向が見られているが,能登半島地震の前約2週間の間,地下水温が約0.5℃高い傾向が継続する現象が見られた.この傾向はポンプの稼動・停止や,気温,通年の季節変動傾向などとは異なるパターンの変動であった.今後は,より震央に近い地域における地下水位・水温・水質の観測記録との照合や,余震にともなう変化の観察などの再検証が必要であるものと考える.<br />The effect on groundwater in Kakuma-No.2-well at Kanazawa University by the Noto Hanto Earthquake struck at 9:41 a.m. 25th March 2007, reported in this study. The groundwater level indicated 39m in depth during operation, whereas the level indicated 31m in depth without operation. The electric conductivity (EC) of the groundwater during operation showed 18.7mS/m, whereas the EC showed 18.2mS/m without operation, using automatic measurement system. The EC tend to be higher in summer-autumn than that of winter-spring, which had not changed the value before and after the earthquake. On the other hand, the groundwater temperature showed 12.6℃ during operation whereas the temperature showed 12.3℃ without operation. The temperature clearly increased 0.5℃ for 2 weeks before the earthquake, and decreased the temperature after the earthquake. The results suggest that the earthquake gave the effect on the groundwater temperature as well. We need comparison with the record collected from the nearest area of epicenter in our future work.
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今井, 茂雄 ; 北川, 陽 ; 田崎, 和江 ; Imai, Shigeo ; Kitagawa, Yo ; Tazaki, Kazue
概要:
金沢大学理工研究域地球社会基盤学系<br />日本の九州の南に位置する沖永良部島は,石灰岩からなるため地下水による沈殿物の形成が速い.島内では,こうしたCa濃度の高い地下水を飲料水として使っているため,水洗用便器や水道管が沈殿物で閉塞する問
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題を引き起こす.本研究では,知名町の水洗便器と赤嶺地区の上水ポンプ場の配管の2ヵ所で沈殿物を採取した.2つの沈殿物には,繊維状のシアノバクテリアが認められた.また,これらの沈殿物はカルサイトが主成分であり,水道水中から濃集したCu, Zn, Mn, Fe, Pbなどの重金属を含有していた.EPMA分析によって,PとNの濃集部位と重金属の濃集層とが一致していることが観察された.これら沈殿物の分析から,炭酸塩形成に適した生物化学的条件となっていたと解釈できる.われわれの生活環境の中で,設備に付着するこうした沈殿物は,汚れとして問題視される.しかしながら,こうした環境で微生物が水道水中の重金属を濃集することが示唆された.<br />Precipitates grow rapidly from underground water in limestone terrain of Okinoerabu Island located southern Kyusyu, Japan. In this island, Ca-rich underground water are used as drinking water which cause and effect choking toilet bowl and water pipes by the precipitates. In this study the precipitates were collected from toilet bowl at China-cho and from the water pipe of pump well at Akamine. Filamentous cyanobacteria are observed on the surface of the precipitates in both cases. These precipitates consist mainly of calcite with heavy metals, such as Cu, Zn, Mn, Fe and Pb which are concentrated from water. The accumulation of P and N are also detected at heavy metal layers by using EPMA. The precipitates can explain that biochemical conditions are favorable for carbonate formation. In human daily life the precipitates adhered to equipments are displeased as a dirt. However in this environments, the results suggest that microorganism can accumulate heavy metals from drinking water.
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脇元, 理恵 ; 田崎, 和江 ; Wakimoto, Rie ; Tazaki, Kazue
概要:
金沢大学理工研究域地球社会基盤学系<br />新潟県月岡温泉は,原油と共に噴出したpH7.3,Eh-184mV,49.2℃の化石海水型の温泉で,その源泉井戸には黒色の原油と緑色バイオマットが存在する.このバイオマット中には糸状細菌および球菌
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が存在し,銅藍(covellite; CuS)の鉱物化が認められた.銅藍の構成元素であるCuは原油に由来している.SEM観察により,油滴表面での糸状細菌のコロニー形成および溶菌作用によるバイオフィルムの形成が認められ,さらに,その表面に銅藍の結晶化が認められた.微生物の培養実験により,バイオマット中には石油分解菌である糸状細菌と硫酸還元菌である球菌が同定された.さらに,有機結合およびリン脂質分析により,バイオマット中のリン脂質,特に,界面活性作用を持つレシチンおよびリン酸エステルの存在が明らかになった.また,糸状細菌は二重膜および細胞外多糖類(EPS)を持ち,リン脂質はこの部分に含まれると考えられる.糸状細菌はバイオマット表面に付着した油滴を栄養源とし,球菌が生成した硫酸塩を電子授与体として代謝を行い,溶菌後,バイオフィルムを形成する.油滴中のCuは温泉水中に溶出し,中性で還元的な環境下において銅藍の結晶を形成する.すなわち,本研究において,石油分解菌の細胞膜およびEPSの有機界面活性作用と硫酸還元菌による水質の還元化が,油滴表面での銅藍の形成に重要な役割を果たしていることが明らかになった.この結果は,土壌および地下水圏の石油汚染地域における石油の分解・除去メカニズムの解明の糸口となると考えられる.<br />The inner wall of the Tsukioka hot spring well was covered with green microbial mats which contained black crude oil. The hot spring is located in Tsukioka, Niigata, Japan. The hot spring water (pH 7.3, Eh -184 mV and 49.2℃) that was produced from a 280m in depth originated from fossil seawater. The aim of this study was to investigate of covellite biomineralization in the green microbial mats with crude oil from the Tsukioka hot spring water. Observations by optical and electron microscopy, phospholipid analysis and bacterial cultivation showed that the biomineralization of covellite (CuS) was found on the surface of crude oil droplets. ED-XRF analysis showed that the crude oil contained SO3 (67.6wt%), CaO (24.8wt%) and Cu2O (2.6wt%). Observations by optical and epifluorescence microscopy as well as scanning electron microscopy (SEM) showed that two morphological types of bacteria (i.e., filamentous and coccus typed bacteria) were found on crude oil droplets. Transmission electron microscopic (TEM) observations further revealed that the cell wall of the filamentous bacteria had a double membrane and was surrounded by Extracellular Polymeric Substance (EPS), which might provide the favorable nucleation sites for CuS. X-ray diffraction and electron diffraction analyses of the microbial mats showed that the materials precipitated on the surface of the oil droplets were highly crystallized covellite (CuS). FT-IR spectra of the microbial mats that contained covellite showed the appearance of C-N-H, P=O, P-O-C and N-H bands, indicating the presence of phospholipids (lecithin and phosphoric ester) in the microbial mats. Cultivation experiments, furthermore, demonstrated that the cultivated bacteria were identified as sulfate reducing bacteria (for coccus typed bacteria) and oil decomposing bacteria (for filamentous bacteria). A schematic formation model is here suggested to better understand the interaction between bacterial cells and oil droplets under anaerobic conditions in the Tsukioka hot spring water. The biomineralization of covellite described in this study might have profound implications for bioremediation of oilcontaminated site.
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三津野, 真澄 ; 渡辺, 弘明 ; 田崎, 和江 ; 長沼, 毅 ; Mitsuno, Masumi ; Watanabe, Hiroaki ; Tazaki, Kazue ; Naganuma, Takeshi
概要:
金沢大学理工研究域地球社会基盤学系
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児玉, 一八 ; 田崎, 和江 ; Kodama, Kazuya ; Tazaki, Kazue
概要:
金沢大学理工研究域地球社会基盤学系<br />In the past 55 years no floods have occurred in Asanogawa River which has no dam. Early on the mo
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rning of July 28th, 2008, localized torrential rain in the area around Asanogawa River in Kanazawa City, Japan, brought inundations, flooding homes, causing landslides, and leaving serious damage. In the upper stream, two houses were destroyed completely by flooding and landslides. The muddy flood water flowed into fields and rice paddies, fruit trees were washed down, and the rice was killed. In several areas where the river narrowed, or at bends, flood waters overflowed the dike. Because of delays in closing the floodgate, the river overflowed at opening in the dike called "Kirikaki".
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| 96.
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田崎, 和江 ; 中西, 孝 ; 鈴木, 祐恵 ; 佐藤, 和也 ; 森井, 一誠 ; 鈴木, 健之 ; Tazaki, Kazue ; Nakanishi, Takashi ; Suzuki, Sachie ; Satoh, Kazuya ; Morii, Issei ; Suzuki, Kenji
概要:
金沢大学理工研究域地球社会基盤学系<br />2007年3月25日9時41分にマグニチュウド6.9の激震が石川県能登半島を襲い,舗装道路に大きなダメージを与え,交通網が寸断された.本研究調査団はGMサーベーメータを使用し,車によるカーボーン
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法と徒歩によるハンドボーン法の併用により,能登半島地震災害地の空間β線と舗装道路の亀裂,陥没,隆起,地滑り地帯におけるβ線を測定した.測定日は2007年4月4日から19日の間の4回であり,約240kmの距離を2-4台のGMサーベーメータで,毎回同じルートを往復して測定した.また,地震の被害がなかった金沢市内においても4月12日に測定を行い,災害地と比較した.2007年4月4日8:20に輪島市大沢において2300cpmを記録し,同日の13:20には古和秀水にて1500cpmを記録した.これはともにM3.8,深さ10km,震源地37.2N,136.7E,およびM3.3,比較的浅い震源37.2N,136.5Eの余震に合致した,舗装道路の亀裂,陥没,隆起,液状化の箇所は100-200cpmと高い値を示し,かつ,その場の大気はそれ以下であった.一方,地震被害のなかった金沢市内は40-80cpmと低い値を示した.空間β線計数率分布地図は地震の被害が大きい地域で高く,時間が経過するに従い低下することが明らかになった.<br />The magnitude-6.9 Noto Hanto Earthquake struck at 9 : 41 a.m. 25th March 2007, off the north coast of Ishikawa Prefecture, Japan. The quake started under the ocean about 30km southwest of Wajima, shaking up Ishikawa, Toyama and Niigata prefectures and killing one person and damaging hundreds of houses. The quake crippled public transportation, traffic network, including highway at Noto Peninsula, because of landslide, subsidence, chasm and cracks. Radon has measured in air and ground fissures using portable natural gamma ray system while the Noto Hanto Earthquake struck the Noto Peninsula, in April 4, 8, 10, 12, and 19th 2007. The car-borne and hand-borne measurement system was assembled for easily and rapidly detecting full features of the fissures buried in the ground, and the applicability of the system was detected in the field, such as geological feature, fault fissure zone, distribution/accumulation of new/old chasm and cracks in the surface layer, and direct earthquake itself. The amount of radon reflects the scale of fissures and an abnormal increase in earthquake and new chasm or cracks. The quite high gammaray of 2300cpm was detected in April 4th 8 : 20 at Ozawa, Monzen, Wazima City, near the fault fissure zone, and 1500cpm was detected in April 4th 13 : 20 at Kowashudo, Monzen, Wajima City. Both high radon counts were due to the earthquake of M 3.8, depth 10km, hypocenter was Noto region 37.2N, 136.7E, and the other earthquake of M 3.3 was relatively shallow depth, hypocenter at Noto offshore 37.2N, 136.5E, respectively. The abnormal increase (100-200cpm) detected at large deep subsidence and new crack on the paved road. For comparison, normal air radon without earthquake counted as low as 40-80cpm. Observation of radon at earthquake region such as Monzen-cho related to radon anomaly to compare with other normal region in Kanazawa City has been studied.
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小林, 昭二 ; 田崎, 和江 ; Kobayashi, Shoji ; Tazaki, Kazue
概要:
金沢大学理工研究域地球社会基盤学系<br />系統的にDusisiren jordaniとHydrodamalis gigasの間にあるヤマガタダイカイギュウD. dewana,アイヅタカサトカイギュウD. takasatensis,タキカ
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ワカイギュウH. spissa等をふくむヒドロダマリス亜科の下顎(咀嚼),頭の背屈・側屈,脊柱運動機能の変化について,骨格の観察と現生の海牛(ジュゴンとマナティー)の筋学的な知見をもとに考察を試み,次の結果を得た.1)後期中新世のD. takasatensisとD. dewanaでは歯が小さくなった後,翼状突起腹側部が広がり,下顎骨の吻部咀嚼面が狭い長方形となることから下顎骨を動かし吻部で餌をはさむ力が増したと考えられる.歯を欠如した鮮新世のH. spissaではそれがさらに強くなったと推測される.また側頭稜の発達から鮮新世のH. cuestae, H. spissaでは側頭筋の力が現世のH. gigas以上に強いと考えられる.2)鱗状骨外側部,上後頭骨・外後頭骨背外側縁の形状比較から,後期中新世のD. jordaniのように板状筋が発達する傾向はD. takasatensis, D. dewanaにも認められる.しかし,H. gigasのように板状筋より頭半棘筋の発達が目立つのはすでにH. spissaから認められる.3) D. dewanaとD. takasatensisはほぼ同じ大きさの頭蓋をもつが,鱗状骨外側部,上後頭骨・外後頭骨背外側縁の形状の差異から,D. takasatensisが頭の背屈・側屈がより強く,頭の可動範囲も広いと考えられる.4)ヒドロダマリス亜科は中位胸椎の棘突起が低いことから,最長筋などの軸上筋の発達が弱く,脊柱を背屈させる力もジュゴンの場合より弱い,特にH. spissaで顕著であると考えられる.ヒドロダマリス亜科は水流エネルギーのあまり強くない環境に穏やかな脊柱の動きで生息していたと推測できる.<br />Evolutional change in function of the jaw, mobility of the neck and the vertebral column in Hydrodamalinae is examined on the basis of the fossil skeleton, the myological and osteological knowledge of living sirenians. In Dusisiren dewana, Dusisiren takasatensis and Hydrodamalis spissa, the holding function of their rostra probably had been developed like Hydrodamalis gigas, because they had a mandibular masticating surface which is narrow and rectangular in outline, ventrally broadened pterygoid process that attached the pterygoid muscles. In D. dewana and D. takasatensis, the splenius muscles may have been developed like Dusisiren jordani, but in H. spissa, the semispinalis capitis muscle may have been more developed than the splenius muscle like H. gigas. D. takasatensis has some other features, longer sigmoid ridge of squamosal, larger occipital condyle and occipitosphenoidal eminence, and thicker lateral flange of exoccipital than those of D. dewana. Therefore, there is a possibility that in D. takasatensis the neck force for raising and depressing the head had been strengthened by the developed splenius, semispinalis capitis and longus capitis muscles. The low spinous process of the middle part of the thoracic vertebrae in Hydrodamalinae indicates that the epaxial muscles (longissimus dorsi and transversospinalis muscles) are less developed, and therefore that the mobilities of the vertebral column are gentle. They might have been swimming in the calm environment.
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脇元, 理恵 ; 田崎, 和江 ; 縄谷, 奈緒子 ; 池田, 頼正 ; 今井, 茂雄 ; 佐藤, 一博 ; 奥野, 正幸 ; Wakimoto, Rie ; Tazaki, Kazue ; Nawatani, Naoko ; Ikeda, Yorimasa ; Imai, Shigeo ; Sato, Kazuhiro ; Okuno, Masayuki
概要:
金沢大学理工研究域地球社会基盤学系<br />大島紬は使用する泥田の状態により,染色の仕上りが異なると言われている.本研究では,現在使用中の泥田,現在は使われていない旧泥田,来期使用のために一年間休閑中の泥田の泥について鉱物学的,微生物学的
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特徴を検討した.3つの泥田のEh,DOは,ともに休閑中の田で最も還元状態を示した.泥の中には石英,長石類の他に鉄酸化物や鉄に富むクロライト,バーミキュライト,雲母類粘土鉱物,カオリン鉱物などの粘土鉱物が確認された.一年休閑させている泥田の泥と現在使用中の泥田の泥の総Fe量はともに多く,鉄酸化物や粘土鉱物中に含まれている.一方,有機成分は,現在使用中の泥田で最も高く,この結果は光学顕微鏡観察および偏性嫌気性細菌培養により,多種多様の微生物が観察された事と一致する.また,偏性嫌気性細菌培養結果は,特に鉄還元細菌と考えられる球菌,桿菌が多いことを示した.泥により黒く染色された絹糸部分からは,Fe,S,Ca,Al,Si,P,K,Mnが検出され,これらの元素は,泥およびテーチ木起源と考えられる.よって,大島紬を独特の深い黒色に染色する泥田の条件として,泥田の水質が還元状態である事,染色に重要な鉄は二価鉄である事,泥中には鉄還元細菌をはじめとする多種多様の微生物が存在し,鉄を二価に変えている事があげられる.<br />"Dorozome" is one of the traditional dying methods with muddy clays in Amami-Ohshima Island, Kagoshima, Japan. The brilliant black color of dyed "Ohshima Tsumugi" derives from muddy clays in Dorota (small ponds with muddy clays). In this paper, muddy clays for dying were mineralogically, chemically and microbiologically characterized. The muddy clays consist of Fe-rich chlorite, vermiculite, mica clay minerals, kaolin minerals as well as a large amount of iron hydroxides associated with high P2O5, N, C and S contents in the muddy field. Principally, iron is a key element which constitutes not only crystalline/amorphous hydroxides iron minerals, but also clay minerals. After one year of using the muddy clays, the Eh and DO are significantly reduced in fallow field. Various microorganisms were observed in the muddy clays, such as coccus and bacillus typed bacteria and fungi. Anaerobic bacteria may contribute for reducing condition in the muddy field. The black parts of "Ohshima Tsumugi" contain high concentrations of S, Ca and Fe, whereas white parts without dye contain a small amount of such elements. The heavy metals are originated from both muddy clays and Rhaphiolepis umbellata. The results suggest that specific condition of iron hydroxides is an important factor for brilliant black dye under reducing condition.
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論文
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佐藤, 大介 ; 田崎, 和江 ; Sato, Daisuke ; Tazaki, Kazue
概要:
金沢大学理工研究域地球社会基盤学系<br />尾小屋鉱山の坑口(第六立坑)からは,現在も高濃度の重金属を含む酸性の廃水(pH3.5)が流出し続けており,消石灰の投入による中和凝集沈殿処理が行われている.処理後の廃水が流入する沈殿池から採取し
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たコアサンプル(44層)の鉱物組成をX線粉末回折(XRD)によって,また含有元素の割合をエネルギー分散型蛍光X線分析(ED-XRF),NCSコーダーによって分析した.コアサンプルの上部には茶褐色の層が多く,下層になるにつれて色は薄れていく.茶褐色は含有するFeの量により,それらは低結晶性の水酸化鉄鉱物の存在を示唆し,Cu,ZnおよびPbが吸着していると考えられる.また,Sの含有量は深層になるに従って多くなる.カルサイトはコアの上層部に多く,下層部にはエトリンガイトが形成されているが,Cdの含有量はカルサイトやエトリンガイトと同じようなプロファイルを示す.その他,堆積物中には,ジプサム,石英,ブルーサイトが認められた.Caは上層部ではカルサイトとして,また,下層部ではエトリンガイトとして堆積している.本研究により,消石灰の投入によって中和処理された鉱山廃水中の重金属イオンは,水酸化鉄,カルサイト,エトリンガイトに伴って堆積,蓄積されていることが明らかになった.<br />Depositional formula of heavy metals after disposal of the mine drainage from the Ogoya Mine in Ishikawa Prefecture, Japan, was mineralogically investigated. Strong acidic wastewater (pH3.5) from pithead of the mine contains high concentration of heavy metals. In this mine, neutralizing coagulation treatment is going on by slaked lime (calcium hydroxides: Ca (OH)_2). Core samples were collected at disposal pond to which the treated wastewater flows. The core samples were divided into 44 layers based on the color variation. The mineralogical and chemical compositions of each layer were analyzed by an X-ray powder diffractometer (XRD), an energy dispersive X-ray fluorescence analyzer (ED-XRF) and a NCS elemental analyzer. The upper parts are rich in brown colored layers, whereas discolored are the deeper parts. The color variation is relevant to Fe concentration. Brown colored core sections are composed of abundant hydrous ferric oxides with heavy metals, such as Cu, Zn, and Cd. On the other hand, S concentration gradually increases with depth. XRD data indicated that calcite decreases with increasing depth, and ettringite is produced at the deeper parts. Cd concentration shows similar vertical profile to those of calcite and ettringite. The results revealed that hydrous ferric oxides, calcite and ettringite are formed on deposition, whereby incorporating the heavy metals.
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論文 |
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田崎, 和江 ; 高橋, 正則 ; 鈴木, 祐恵 ; 井本, 香如 ; Tazaki, Kazue ; Takahashi, Masanori ; Suzuki, Sachie ; Imoto, Konyo
概要:
金沢大学理工研究域地球社会基盤学系
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