1.

論文

論文
谷口, 昌史
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  104  pp.549-555,  1995-10-01.  金沢大学十全医学会
URL: http://hdl.handle.net/2297/9158
概要: 金沢大学 医 小児科<br />ラットを用いて右室圧負荷,右室容量負荷,左室圧負荷,左室容量負荷及び両室容量負荷モデルを作成し,コントロール群と共に血行動態諸値,心筋重量比及び心筋201Tl摂取比を測定した. 1)201Tl摂取比と左右心室 圧比は圧負荷モデル群では良好な相関を示したが容量負荷モデル群での相関は不良であった. 2)心負荷の種類によらず201Tl摂取比と左右心筋重量比とは強い正の相関を示した.以上より,少なくとも右室負荷のある慢性心疾患に対象を限れば201Tl心筋シンチグラフィを用いて左右心室心筋重量比の推定が可能で,他の非侵襲的画像検査を用いた左室心筋重量値を組み合わせれば右室心筋重量を推定し得る可能性を示した.圧負荷疾患における左右心室圧比の正確な推定が201Tl心筋シンチグラフィを用いて行い得る可能性も示唆された 続きを見る
2.

論文

論文
高橋, 政夫
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  104  pp.454-464,  1995-08-01.  金沢大学十全医学会
URL: http://hdl.handle.net/2297/9148
概要: 金沢大学 医 第1外科<br />雑種成熟イヌ15匹を使用し,電気刺激した骨格筋の収縮力を利用した右心又は左心機能補助の実験的検討を行った. 1)側副血行を温存し骨格筋の収縮力を最大限に利用でる新型の直線牽引式駆動装置を考案・作成した.これ を右心室自由壁また左心室心尖部に置換したダイナミックパッチの駆動源とすることで,骨格筋の電気刺激により有効な心補助効果が得られた. 2)動物7匹を用いた骨格筋駆動右室ダイナミックパッチの実験にて,右室収縮期圧は41.0mmHgから55.6mmHgへ有意に上昇し,平均右房圧は14.3mmHgから9.57mmHgへ有意に低下し,有効な右心機能補助効果が得られた.大動脈収縮期圧は78.1mmHgから91.3mmHgへ,AoFは0.73l/minから0.97l/minへと有意に上昇し,心機能全体としての補助も有効であった. 3)動物8匹を用いた骨格筋駆動左室ダイナミックパッチの実験にても有効な左心機能補助効果が得られた 続きを見る