1.

論文

論文
小林, 忠美
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  113  pp.13-22,  2004-03-01. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/4498
概要: 金沢大学大学院医学系研究科がん医科学専攻機能再建学<br />近年,脊椎腫瘍に対する手術術式として脊椎腫瘍全摘術が広く行われてきているが,これまで脊柱短縮が脊髄に及ぼす影響は解明されていない.そこで,脊柱短縮が脊髄に及ぼす影響について成犬3 1頭を用いて検討した.脊柱短縮の安全域は脊髄が直線状の形態を維持している12.5mmまでであると考えられた<br />原著論文 続きを見る
2.

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瀧, 康則
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  105  pp.384-391,  1996-06-01.  金沢大学十全医学会
URL: http://hdl.handle.net/2297/9214
概要: 金沢大学 医 麻酔蘇生<br />全身麻酔下で人工呼吸を行っているイヌを用い検討した. 1)硬膜外麻酔は,交感神経をブロックし,低酸素症による血漿エピネフリンやノルエピネフリンの濃度の上昇を抑制した. 2)硬膜外麻酔は,低酸素症による循環動 態の変動を抑制し,収縮期血圧,心拍数,体血管抵抗,及び左室心仕事量係数を低く維持した.又,血圧上昇の抑制は,主に体血管低抗の減少によるものと考えた. 3)硬膜外麻酔は,低酸素症によるアシドーシスを抑制したが,死亡率を低下させなかった. 4)上記の作用は,胸部から腰部に及ぶ広範囲な硬膜外麻酔を行った動物のみでなく,臨床上多用される胸部硬膜外麻酔を行った動物においても認められた. 5)硬膜外麻酔が循環動態の変動を抑制する現象は,低酸素状態の発見を遅らせる恐れがあると考えられた.硬膜外麻酔や脊椎麻酔を施行する際は,パルスオキシメータを使用すべきである 続きを見る
3.

論文

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坪川, 恒久
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  105  pp.102-111,  1996-02-01.  金沢大学十全医学会
URL: http://hdl.handle.net/2297/9187
概要: 金沢大学 医 麻酔蘇生<br />ウサギにプロポフォールを持続静注し,動脈血酸素分圧がプロポフォールの薬物動態とその基剤である脂肪の代謝に与える影響を検討した. 1)高酸素環境ではプロポフォールのクリアランスは空気吸入時と差がなかった.しか し,プロポフォールの基剤として用いられる脂肪のケトン体生成系で処理される比率が高まり,動脈血中のケトン体濃度が大きく上昇する. 2)低酸素環境では,肝でのプロポフォールの除去率の低下と肝血流量の低下の相乗作用により,プロポフォールのクリアランスは約2分の1に減少し,血中濃度は平均で約2倍に上昇した.肝のミトコンドリアは酸素の供給不足により還元状態となり,プロポフォールと脂肪の代謝は抑制されていると考えられた. 3)空気吸入下ではプロポフォールのクリアランスは十分に大きく代謝は早かった.したがって,鎮静度の調節は容易であり,投与中止後の覚醒も迅速であると考えられた 続きを見る
4.

論文

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米田, 高宏
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  105  pp.112-120,  1996-02-01.  金沢大学十全医学会
URL: http://hdl.handle.net/2297/9188
概要: 金沢大学 医 麻酔蘇生<br />イヌを対象に,硬膜外麻酔中の高二酸化炭素症が,循環動態に与える影響を心エコー及び肺動脈カテーテル所見より検討した. 1)硬膜外麻酔を施行しなかったイヌでは,高二酸化炭素症は,心拍出量を前負荷依存性に上昇させ た. 2)PaCO2が正常な場合,硬膜外麻酔は,駆出分画に影響を及ぼさなかった. 3)硬膜外麻酔を施行したイヌでは,高二酸化炭素症は,前負荷や後負荷を変化させることなく,心拍出量及び駆出分画を低下させた.以上から,硬膜外麻酔中の高二酸化炭素症は,心拍出量を減少させると結論された.又,その減少には左室収縮機能の低下が強く関与していると考えられた 続きを見る