1.

論文

論文
松田, 正樹
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  111  pp.228-239,  2002-01-01. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/4529
概要: 金沢大学大学院医学系研究科がん医科学専攻機能再建学<br />日本白色家兎の大腿骨に脚延長器を装着して,4.0mm/日の速度で延長することにより,坐骨神経を慢性伸張し30%延長した.ヒラメ筋が受ける影響について延長終了直後,4週後,8週後に 電気生理学的検討と神経筋接合部の形態学的観察を行った.その結果,複合筋活動電位においては筋入口部の刺激が正常の3~6倍で波形を得られた.その波形は多相性であり,持続時間の延長を認めた.ヒラメ筋筋質重量は正常の70%にまで減少したが,経時的な進行は認めなかった.延長終了後の神経筋接合部後シナプスの形態はワーラー変性群のような変性を示さず,一次シナプス間隙および二欠シナプス間隙に殆ど変化は生じなかった.延長終了後8週の経過でも一次シナプス間隙および二次シナプス間隙に軽度の変性が生じたのみで形態は保たれていた<br />原著論文 続きを見る
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論文

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阪上, 学
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  104  pp.383-396,  1995-06-01.  金沢大学十全医学会
URL: http://hdl.handle.net/2297/9143
概要: 金沢大学 医 第1内科<br />イヌの30分冠動脈閉塞再灌流モデルを用い左室心筋3層同時マッピング法を行い,再灌流不整脈の発生とVFへの移行機序について検討した. 1)実験を行った25頭中,再灌流数秒以内に4頭に単発または2連発のPVCを ,5頭にNSVTを,3頭にSVT,9頭にVFを認めた. 2)PVC,NSVTでは,その開始心拍とそれに続く心拍のいずれも心内膜面に不整脈の発生を認め,いずれもリエントリー機序の関与はみられなかった. 3)SVTは,心内膜面から生じる心拍のみから頻拍が形成されリエントリー機序の関与はなかった. 4)VFでは,開始数心拍はリエントリーの関与のない心内膜面から生ずる心拍により形成された. 5)再灌流不整脈は,心内膜面からの非リエントリー性の機序により生じ,VFへの移行に心外膜面での伝導遅延によるリエントリーの形成が関与していると推測された 続きを見る