1.

論文

論文
多久和, 典子
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  113  pp.93-97,  2004-12-01. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/4491
概要: 金沢大学大学院医学系研究科血管分子生理学<br />総説
2.

論文

論文
東, 良
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  113  pp.34-44,  2004-03-01. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/4496
概要: 金沢大学大学院医学系研究科脳医科学専攻脳機能制御学<br />成熟ラットの定位的脳幹内軸索損傷による顔面神経核の逆行性変性モデルを用いて,変性過程における一酸化窒素(NO)と内在性エリスロポエチン(EPO)ならびにEPO受容体(EPO-R) の発現に注目して逆行性変性過程を調べた.さらに遺伝子組み替えヒトエリスロポエチン(rhEPO)の腹腔内投与による神経細胞保護効果を検討した.ラット顔面神経脳幹内軸索損傷モデルに対してrhEPOを外因性に投与することで,顔面神経細胞の逆行性変性,脱落を抑制することが示された.この神経保護効果は,脳幹内損傷顔面神経細胞の逆行性変性,脱落にNOによる酸化ストレスが関与し,外因性rhEPOがこれを抑制したためと推察された<br />原著論文 続きを見る
3.

論文

論文
毛利, 久継
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  112  pp.120-130,  2003-12-01. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/4505
概要: 金沢大学大学院医学系研究科がん医科学専攻腫瘍統御学<br />自然発症慢性膵炎モデルであるWBN/Kobラット(WBN/Kobラット),ラット膵腺房由来AR4-21細胞,ヒト慢性膵炎組織を用い,慢性膵炎におけるケモカインの発現とその炎症・線 維化過程における病態生理学的意義を検討した.WBN/Kobラットでは,慢性膵炎は12週齢において組織学的に確認され,炎症のピークは12週齢,線維化のピークは16週齢であった.CINCと単球走化性タンパク質のmRNAは膵炎発症期の12週齢で強く誘導され,その後低下した.マクロファージ炎症蛋白は20週齢で再上昇傾向を示した以外,他のケモカインと同様の推移を示した.WBN/Kobラットに抗炎症薬IS-741を投与したところ,投与群では12週齢,および16週齢でみられたマイナスの所見が有意に抑制された.また,CINCをはじめとするケモカイン発現は,いずれも12週齢にて,非投与群と比較して明らかに低値であった.ラット慢性膵炎において,ケモカインの膵実質細胞における発現が細胞浸潤を助長して慢性膵炎の発症・進展に関与しており,ケモカインの作用を抑制する薬剤の投与が慢性膵炎の治療に有用である可能性が示唆された<br />原著論文 続きを見る
4.

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論文
中村, 立一
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  112  pp.19-27,  2003-02-01. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/4516
概要: 金沢大学大学院医学系研究科がん医科学専攻機能再建学<br />大腿四頭筋の遠心性運動と求心性運動が膝蓋腱の微細構造に与える影響を組織学的に比較検討した.手術によって膝蓋腱の内外側1/4ずつを切除して腱幅を半分にし,腱にかかる張力を2倍にした 12週齢の過負荷モデルラットを作製し,これに対して走行負荷を行った.続いて両運動が腱の成熟過程に及ぼす影響を明らかにするために,7週齢の幼若ラットに対して速度15m/分,傾斜15度,30分間の下り坂定と上り坂走を毎日負荷し,膝蓋腱に上じた変化を電子顕微鏡で検討した.遠心性運動は求心性運動に比較して腱の損傷を来たし易い一方で,腱炎の修復過程に必要不可欠な腱の修復強度を増加させる作用を持ち,腱炎の再発率を低下させる有効な運動療法であることが示唆された<br />原著論文 続きを見る
5.

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論文
増谷, 剛
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  111  pp.348-361,  2002-12-01. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/4519
概要: 金沢大学大学院医学系研究科脳医科学専攻脳機能制御学<br />ラット脳幹内顔面神経膝部軸索損傷モデルにおける顔面神経核の逆行性変性機構の抑制に関して検討した.方法は,成熟ラットの顔面神経軸索を茎乳突孔出口で切断した末梢損傷群,同部で引き抜き より中枢側で損傷を加えた引き抜き損傷群,定位脳的に脳幹内顔面神経膝部を切断した脳幹内損傷群群,脳幹内軸索損傷後直ちに自家坐骨神経移植した坐骨神経移植群を作製し,神経細胞の生存率,周辺のグリア細胞の反応を検討した.術後7日,28日目の顔面神経細胞生存率は,末梢損傷群でそれぞれ102.4%,90.2%,引き抜き損傷群で94.6%,49.7%,脳幹内損傷群で30.9%,2.3%,移植群で43.7%,20.4%であり,移植群では逆行性変性は有意に抑制された.グリア線維性酸性蛋白(GFAP)陽性アストロサイトの発現は各群間で差はなく,ED1陽性マイクログリアおよびマクロファージの発現は末梢損傷群に比し他の3群でより顕著であった<br />原著論文 続きを見る
6.

論文

論文
国枝, 武重
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  111  pp.317-325,  2002-12-01. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/4522
概要: 金沢大学大学院医学系研究科がん医科学専攻がん遺伝子治療学<br />経皮的近赤外線(NIR)照射による再内皮化の促進および新生内膜増殖抑制に関して検討した.方法は,ウィスターラットの頸動脈バルーン傷害モデルを作成し,3日間,10分間づつ経皮 的NIR照射を行い,新生内膜増殖および培養細胞に及ぼす影響を非照射群とで比較した.NIR照射によって内膜/中膜比は非照射群に比し1週間後で25%,2週間後で49%の有意な減少を認めた.1週間目のPCNA染色による陽性細胞率は非照射群に比し25%減少した.TUNEL法によるアポトーシスの検討では両群間に差はなかった.エバンスブルー染色による再内皮化率は非照射群に比し49%の増加を認めた.培養細胞では平滑筋細胞はNIR照射の影響を受けなかったが,血管内皮細胞は10J/cm^2照射で有意な増殖促進を認めた.INR照射は非侵襲的かつ簡便で,新しい再狭窄予防の治療法となる可能性が考えられた<br />原著論文 続きを見る
7.

論文

論文
伊藤, 正明
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  111  pp.300-316,  2002-12-01. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/4523
概要: 金沢大学大学院医学研究科脳医科学専攻神経分布路形態形成学<br />ラット膝関節の発生学的研究を行った.方法は,Wister系ラット胎仔の膝関節を用い,関節腔および十字靱帯の脛骨付着部の形成過程を観察した.関節腔の形成は2つの骨原基の介在領 域(IZ)の間葉細胞凝集塊の中間層(IMZ)でなされたが,アポトーシスの関与は認めなかった.IMZの扁平な細胞の一部で細胞質の空胞化,核の濃染を認め,数層の配列が伸張・扁平化して紡錘形細胞となり,2層構造となった.残りの細胞はやや扁平な軟骨芽細胞となり,外層に組み込まれた.コラーゲン線維は網目状であったが,IMZでは密度が低く,関節面に平行に配列していた.関節腔はパラフィン切片ではE16.5に扁平化した細胞間で,樹脂切片ではE18に紡錘形細胞間で形成され,いずれもE19で関節腔が完成した.十字靱帯の脛骨付着部では軟骨膜の形成はなく,コラーゲン線維束の軟骨内での発達と円形細胞の柱状配列の段階的変化を認めた<br />原著論文 続きを見る
8.

論文

論文
木澤, 和夫
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  111  pp.162-172,  2002-06-01. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/4534
概要: 金沢大学大学院医学系研究科がん医科学専攻形態機能病理学<br />カロリ病モデル多発嚢胞腎(PCK)ラットから肝内胆管上皮細胞を単離して培養し,細胞増殖活性と遺伝子発現を調査し生物学的特性について検討した.対照はSpargue-Dawley 系ラットである.PCKラットの細胞は,倍加時間が対照ラットより短く増殖活性が高かった.DNAマイクロアレイにより,細胞の増殖シグナルおよび増殖抑制シグナル伝達に影響する遺伝子の発現は,対照ラットよりPCKラットの方が亢進していた.以上より,PCKラットでは,肝内胆管拡張の発生に,遺伝子レベルの細胞増殖制御の不調和による胆管上皮細胞の異常増殖が関与していると考えられた<br />原著論文 続きを見る
9.

論文

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西田, 宏人
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  111  pp.82-97,  2002-02-01. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/4547
概要: 金沢大学医系研究循環医<br />小腸出血に対する安全性の高い経カテーテル的動脈塞栓術を確立するため,塞栓物質の血管内動態と腸管壁に与える影響を,ラットを用いて実験的に検討した.本検討では,従来観察が困難であった蠕動下の生態観察を可能とする デジタルマイクロスコープを用いた.本研究に用いた現在使用されている塞栓物質の中では,粒子径が均一なマイクロスフェアーで直動脈本幹近位側を塞栓する大きさのものが,最適塞栓物質と考えられた.現在臨床で用いられている塞栓物質は,どれも塞栓効果の予測が困難であり,新たな塞栓物質の開発が必要である.しかしポリビニールアルコール粒子で,ヒト直動脈に近い大きさで均一な粒子を作成し,数本の直動脈レベルにマイクロカテーテルを用いて超選択的に塞栓する方法が,現時点では最良と考えられた<br />原著論文 続きを見る
10.

論文

論文
太田, 敏一
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  111  pp.98-104,  2002-02-01. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/4550
概要: 金沢大学医系研究がん医科<br />ブピバカイン中毒の発現に及ぼすプロポフォールの影響について,ラットを用いてセボフルランとの比較,及び用量反応関係を検討した.その結果,プロポフォールはブピバカイン中毒に対する発現防止作用が認められることが 判明した.不整脈発現防止作用はセボフルランより劣っているが,痙攣発現防止作用は勝っていると判断された.更に900μg/kg/分以上の投与速度になると,不整脈,心停止に対する発現防止作用が消失することが明らかになった<br />原著論文 続きを見る