1.

論文

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野村, 真理 ; Nomura, Mari
出版情報: 平成15(2003)年度 科学研究費補助金 萌芽研究 研究概要 = 2003 Research Rroject Summary.  2001 – 2003  pp.2p.-,  2016-04-21. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/00060459
概要: 金沢大学人間社会研究域経済学経営学系<br />平成15年度の研究実施計画にもとづき、かつてイディッシュ語ユダヤ人の歴史・文化研究の中心地であったリトアニアの首都ヴィリニュスを訪問した。現地では、ヴィリニュス大学歴史学部イディッシュ研究所で イディッシュ語史料の調査を行い、そのさい同研究所のリーキス助教授から貴重な助言を得ることができた。またヴィリニュスの国立ユダヤ博物館では、ヴィリニュスのユダヤ人の歴史に関して、日本では購入することのできない書籍や資料を入手することができ、その他、ヴィリニュスの旧ユダヤ人街の映像資料を作成することもできた。本年度は当萌芽研究の最終年度にあたるが、とくに平成13年度と14年度の調査によって、旧ハプスブルク帝国領東ガリツィアの中心都市リヴィウについては、ユダヤ人関係史料の破壊と残存の状況をかなりの程度まで把握することができ、これによって当研究の研究目的のひとつを達成することができた。とりわけリヴィウのウクライナ国立中央歴史アルヒーフの研究員と知己をえたことは、今後の研究にとって大きな意味をもつ。またリヴィウをはじめ、研究期間中の調査旅行で受けた研究上の刺激はきわめて大きい。当萌芽研究の研究成果の一部は、共著『民族』(ミネルヴァ書房、2003年)所収の論考「恩讐の彼方-東ガリツィアのポーランド人・ユダヤ人・ウクライナ人」および2003年11月に開催された史学会第101会大会公開シンポジウムでの口頭報告「西ウクライナの20世紀」で発表した。ともにリヴィウのユダヤ人問題という、日本では先行研究のないテーマを扱っており、まさしく「萌芽研究」として一定の評価を得ることができた。なお、萌芽研究の研究成果の発表にさいしては、通称「野村真理」を使用している。<br />研究課題/領域番号:13871048, 研究期間(年度):2001 – 2003<br />出典:「ハプスブルク帝国領ガリツィアのイディッシュ語ユダヤ人問題に関する史料的研究」研究成果報告書 課題番号13871048(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-13871048/)を加工して作成 続きを見る
2.

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野村, 真理 ; Nomura, Mari
出版情報: 平成25(2013)年度 科学研究費補助金 基盤研究(C) 研究成果報告書 = 2013 Fiscal Year Final Research Report.  2009-04-01 – 2014-03-31  pp.4p.-,  2014-05-19.  金沢大学経済学経営学系
URL: http://hdl.handle.net/2297/47538
概要: 金沢大学人間社会研究域経済学経営学系<br />本研究は、三つの研究課題(研究目的欄参照)を掲げてスタートしたが、最も顕著な研究成果をあげることができたのは、戦後ウィーンのユダヤ人社会とも密接に交錯するポーランドのユダヤ人DP問題であり、単 著『ホロコースト後のユダヤ人――約束の土地は何処か』(世界思想社、2012年)を刊行することができた。本書は、戦後ポーランドでのユダヤ人DPの発生状況、ユダヤ人DPの西への移動とドイツおよびオーストリアのキャンプでの彼らの状況、ユダヤ人DP問題に対するアメリカ、国連等、国際社会の対応、パレスティナ/イスラエル移住後のユダヤ人DPの状況を総合的に明らかにした日本で最初の研究書である。<br />The most remarkable result of this five-year research was the publication of the book entitled After the Holocaust: Where is the Promised Land for the Jewish Displaced Persons? ( Sekaishisosha, Kyoto, Japan 2012). In this book I examined the situation of the Holocaust survivors under the anti-Semitic persecution in postwar Poland; their escape to German and Austria which had a influence also to the rehabilitation of the Jewish life in postwar Vienna; the stance of international community on the problems of Jewish Displaced Persons and the hardship of DP who emigrated to Palestine/Israel.<br />研究課題/領域番号:21520741, 研究期間(年度):2009-04-01 – 2014-03-31 続きを見る
3.

論文

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野村, 真理 ; Nomura, Mari
出版情報: 平成20(2008)年度 科学研究費補助金 基盤研究(C) 研究成果報告書 = 2008 Fiscal Year Final Research Report.  2006-2008  pp.4p.-,  2009-04-02.  金沢大学経済学経営学系
URL: http://hdl.handle.net/2297/47539
概要: ナチ・ドイツによるユダヤ人迫害(ホロコースト)は、一般によく知られているが、その最大の犠牲者は東ヨーロッパのユダヤ人であり、また、そのさい東ヨーロッパ現地の住民が迫害に加担した事実は、ほとんど認識されていない。本研究の成果である著書『ガリツ ィアのユダヤ人--ポーランド人とウクライナ人のはざまで』(人文書院、2008年)は、現在ではウクライナに属する東ガリツィアを例に、文献資料の他、回想録や同時代の日記史料を用い、現地住民とホロコーストとのかかわりを人びとの心性にまで立ち入って解明した日本ではほとんど唯一の著作である。<br />研究課題/領域番号:18520561, 研究期間(年度):2006–2008<br />出典:「第二次世界大戦期東ガリツィアにおけるユダヤ人・ウクライナ人関係の解明」研究成果報告書 課題番号18520561(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/report/KAKENHI-PROJECT-18520561/18520561seika/)を加工して作成 続きを見る