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中学校国語科においてアナログ方式とデジタル方式による学習効果の差異を検証する。

フォーマット:
論文
責任表示:
端名, 秀雄 ; Hana, Hideo
言語:
日本語
出版情報:
2020-05-15
著者名:
掲載情報:
平成25(2013)年度 科学研究費補助金 奨励研究 研究成果報告書 = 2013 Research Project Summary
巻:
2013-04-01 – 2014-03-31
開始ページ:
1p.
バージョン:
author
概要:
金沢大学人間社会学域学校教育学類<br />1. 研究目的本研究は、中学校国語科において文字言語による学習(アナログ方式)と、画像の視聴を中心とした学習(デジタル方式)を比較し学習効果の差異を検証しようとしたものである。2. 研究方法以下のI~IIIの資料をA~Cの方法で生徒に提示し、内容の理解度を10項目の確認テスト(10点満点)で評価した。I「図表を含んだ文章」A-図表を除いた文章のみにして配布して読ませる・B-配布して読ませる・C-スクリーンに提示して読ませ るII「動物の写真(18種類)」A-資料を配布する・B-18種類の動物をスクリーンに順番に提示する・C-9種類ずつ2枚に分けた資料をスクリーンに提示するIII「動物の写真(20種類)」A-20種類の動物をスクリーンに順番に提示する・B-20種類の動物を表す漢字をスクリーンに順番に提示する・C-20種類の動物を表すカタカナをスクリーンに順番に提示する3. 研究成果確認テストの結果は、IA-7.8点・IB-6.2点・IC-6.2点、IIA-8.2点・IIB-6.2点・IIC-7.9点、IIIA-7.1点・IIIB-8.2点・IIIC-7.4点(各40人の平均点)となった。結果をまとめると、IではAが最も理解度が高く、Cは最も低かった。IIでは、1種類ずつの画像を提示したBよりもまとめたCの方が記憶に残りやすく、B・CよりAの方が得点が高かった。IIIでは、A→C→Bの順で得点が高くなった。以上から画像を見ての理解は、文章を読んでの理解には及ばず、文章と画像の併用は、画像が文章理解の妨げになる場合もあることがわかった。また、画像より漢字・カタカナなどの文字で提示された方が記憶に残りやすいという結果もみられた。デジタル方式での資料の提示に関しては、画像は文章と切り離して提示した方が効果的であること、物の画像はその名称を文字で提示した方が記憶に残りやすいことなどもわかった。<br />研究課題/領域番号:25908039, 研究期間(年度):2013-04-01 – 2014-03-31 続きを見る
URL:
http://hdl.handle.net/2297/00060695
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