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1.
論文 |
李, 慶
概要:
金沢大学外国語教育研究センター<br />Foreign Language Institute Kanazawa University<br />陸西星は15世紀明の時代の文人であり,道教の内丹東派の創立者といわれる人でもある。『老子道徳経
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玄覧』は彼の『老子』に対する解釈著作である。今まで,陸西星の生涯について明らかにされたとは言えない。『老子道徳経玄覧』についての専門的な研究論文は,筆者の知る限り,ほとんどない。本論はまず陸西星の生卒年について検討する。通説の「1520-1606」説と現存文献の矛盾点を指摘して,彼の生年は1506年前後と推論している。その上で『老子道徳経玄覧』の成立時期,成立の背景,使用の版本,その内容および特色について考察する。本論は筆者の一連の「明代の『老子』研究」の第六篇である。
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2.
論文 |
李, 慶
概要:
金沢大学外国語教育研究センター<br />林兆恩(1517-1598)は李卓吾とともに,明の嘉靖・万暦時期に有名な学者である。明の時代における「老子」のついての研究著作は考証的なものより,解釈的なもののほうがずっと多いと思われる。「老子釈略
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」という本も「老子」を解釈しながら,林兆恩自身の思想を反映する作品でもあるかと思われるが,この本についての研究論文は筆者の知るかぎり,いままでなかった。本論は「老子釈略」を中心に,関連のいくつか問題を検討するものである。「老子釈略」の成立時期を推定し,林兆恩が強調した「常道」などの概念を吟味しながら,その内容および特色を論じる。その上で「老子釈略」という本が林兆恩の思想に,及び明の時代における「老子」研究の流れの中に占めた地位についても検討する。本論は筆者の一連の「明代の老子研究」の第五篇である。
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3.
論文 |
李, 慶
概要:
金沢大学外国語教育研究センター<br />沈一貫(1531~1615)は明代万暦期の宰相であり文人でもあった。その著作『老子通』は,後に日本に伝わり,明治初期の漢学者根本通明によって高く評価された。彼については,多くの史料が残されているが,
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その評価はさまざまであり,相対立する意見も見える。彼ははたしてどのような人物であり,なぜこのような現象が生じたのだろうか。本論は,沈一貫の著書『老子通』を中心としてその思想,を分析し,上述の問題を考察したものである。また,沈一貫という人物の内在的な矛盾を究明しながら,同時に彼の思想が明代万暦期の政治状況の中でどうように展開されたのか,このような人物を生みだした明代万暦期の政治状況がどうであったか,という問題の検討を通して,中国思想の主流である儒教と道教の異同も追究する。本論は筆者の一連の「明代の老子研究」の第四篇である。
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4.
論文 |
李, 慶
概要:
金沢大学外国語教育研究センター<br />焦竑(1540-1619)は明の万暦時期に有名の学者である。「老子翼」という本は焦氏の思想を反映される作品であり,明の時代にも「老子」研究の「考証集鐸派」の代表的な著作である。江戸時代にすでに日本に
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流入されたこの本は富山房「漢文大系」の一種として,20世紀20年代にも日本で出版されたが,その本についての研究論文は筆者の知るかぎり,それほど多くない。本論は「老子翼」についての問題いくつを考証する。この本の成立時期を推定しながら,引用された資料を分析し,「四庫提要」などの誤りを指摘する。その上で「老子翼」という本の流伝,その内容および特色を検討する。さらに「老子翼」を通して,焦竑の思想傾向および彼は明清時期の思想学術史の中に占める地位について検討し,当時社会思潮変化の一つの側面を浮き彫りしょうとするものである。本論は筆者の一連の「明代の老子研究」の第三篇である。
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5.
論文 |
刘, 萍
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6.
論文 |
刘, 萍
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7.
論文 |
上田, 望
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8.
論文 |
朱, 瑞平
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9.
論文 |
大瀧, 幸子 ; Otaki, Sachiko
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10.
論文 |
刘, 萍
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