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論文

論文
IWATSU, Ko ; 岩津, 航
出版情報: 金沢大学歴史言語文化学系論集. 言語・文学篇 = Studies and essays. Language and literature.  pp.1-15,  2020-03-30.  金沢大学歴史言語文化学系 — Faculty of Letters Kanazawa University
URL: http://hdl.handle.net/2297/00058205
2.

論文

論文
IWATSU, Ko
出版情報: 言語文化論叢 = Studies of language and culture.  18  pp.137-153,  2014-03-31.  金沢大学外国語教育研究センター = Foreign Language Institute Kanazawa University
URL: http://hdl.handle.net/2297/37407
概要: 日本においてフランス文学史を教えることの意義は何か。日本語のフラン ス文学史の参考書は、大正の頃からほとんど一貫してフランスで出版された 文学史を踏襲している。しかし、既に広く指摘されているように、フランス においては、自国の文学史を教え、 学ぶことが、国民国家形成と密接な関係 をもっている。これに対し、日本の大学で、日本文化の形成にほとんど関連 をもたないフランスのような外国の文学史を教え、学ぶ場合には、内容はほ ぼ同一であっても、その意味づけが異なってくるはずである。 本稿では、近年の文学史研究の成果も踏まえつつ、実体験に基づく日本に おけるフランス文学史講義の実践上の問題点を挙げたうえで、それが単にフ ランスで行われている文学史の授業の日本語版にとどまらず、また安易な日 仏比較の場になることなく、思想や表現と現実との関係を読み解く契機にな るためには、どのように構想されるべきかを考察する。特定の歴史的条件の もとに成立した外国の文学史を学ぶことで、学生は文学の生成について理解 を深めることができる。単なる知識の伝達に終始するのではなく、文学史を 通じて文学の条件を教えることこそが、外国文学の教育にも求められている。 続きを見る