1.

論文

論文
Sakagami, Ruriko ; 阪上, るり子
出版情報: 言語文化論叢 = Studies of Language and Culture.  23  pp.1-22,  2019-03-30.  金沢大学国際基幹教育院外国語教育系 — Faculty of Foreign Language Studies, Institute of Liberal Arts and Science, Kanazawa University
URL: http://hdl.handle.net/2297/00053890
概要: Une compréhension suffisante des temps verbaux français a été toujours une source de difficultés pour les étudiants japo nais, qui, ayant déjà acquis l'anglais, apprennent le français à la faculté. Les ressemblances morphologiques des deux langues apparentées embarrassent les apprenants pour bien reconnaître les différences et les similitudes. Pour faire émerger des pistes d'aide aux enseignants, nous avons essayé d'examiner d'une façon contrastive le passé composé français et le present perfect anglais. Le résultat est exposé dans l'article "Le passé composé français et le present perfect anglais -- autour de problèmes de traduction entre le français et l'anglais" (Sakagami : 2017) 1). Ce présent article fait suite à une recherche sur les temps verbaux des deux langues. Nous allons traiter cette fois-ci, le plus-que-parfait français et le past perfect anglais, pour éclaircir des relations de correspondance entre les deux langues en recourrant à la même méthode pour le passé composé et pour le present perfect. Le chapitre suivant présente une brève reprise du dernier travail et la procédure d'analyse pour cette présente étude. Le troisième chapitre est consacré aux analyses du morphème français en question. Le quatrième chapitre traite l'examen des valeurs sémantiques du past perfect anglais pour examiner les relations de correspondances avec le morphème français. 続きを見る
2.

論文

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Sakagami, Ruriko
出版情報: 言語文化論叢 = Studies of Language and Culture.  pp.21-37,  2015-03-30.  金沢大学外国語教育研究センター = Foreign Language Institute Kanazawa University
URL: http://hdl.handle.net/2297/41295
概要: フランス語と英語は,共に印欧語族に属し,語彙的にも文法的にも共通点 を多く持つ言語同士である.動詞の時称形に関しても,活用語尾で形態が決 定されるものと助動詞と過去分詞との複合的な形態を持つものを保有するの で,この両言語において対応する見 かけ上の等価値形態を指摘することがで きる.そのような形態の一つとして,フランス語の現在分詞と英語の現在分 詞を挙げることができる.しかし、フランス語の現在分詞は、en という前置 詞と結合するとき、ジェロンディフと呼ばれる形態素を形成する.ところが, これに対応する英語の形態素は存在しない.このように,一方の言語には存 在しない形態素が,どのような形式で他方の言語に翻訳され得うるかを観察 し,分析・検討することは,その翻訳結果に現われる両言語の特徴や差異を 明らかにすることに貢献できるはずである.このような方針のもとに着手し たフランス語と英語との対照研究の一つとして,主に統辞的観点からの分析 を阪上(2012)で示した.本稿はその続編に該当し,統辞的観点と意味的観 点,とりわけ時・アスペクト的意味とに関わる表現手段について検討してい くことを目的とする. 続きを見る
3.

論文

論文
Sakagami, Ruriko
出版情報: 言語文化論叢 = Studies of language and culture.  17  pp.41-57,  2013-03-31.  金沢大学外国語教育研究センター = Foreign Language Institute Kanazawa University
URL: http://hdl.handle.net/2297/36388
4.

論文

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Sakagami, Ruriko
出版情報: 言語文化論叢 = Studies of language and culture.  16  pp.39-61,  2012-03-31.  金沢大学外国語教育研究センター = Foreign Language Institute Kanazawa University
URL: http://hdl.handle.net/2297/30518
概要: 阪上(2009),(2010),(2011)では,日本語の認知的多義動詞「思う」を含 む発話とそのフランス語翻訳とを比較検討することにより,日本語およびフラ ンス語の動詞に現れる認知的意味を分析する試みを示した.本稿は,その流れ の延長にあ る研究である. 思考や認識を意味する日本語の多義的動詞は多いが,本稿では「わかる」を 分析対象とする.「思う」については,日本語の辞書記述を確認するだけでも その意味の豊富さが見て取れるので,「思う」の場合は,日本語の特定のコー パスにおいて認識できる用法の分析から始め,個々の用法がどのようなフラン ス語翻訳表現で表されているかを分析して行った.「わかる」に関しては,辞 書記述などをみても「思う」ほど多義的とは言えないが,そのフランス語翻訳 を観察していると,一般の日本語辞書には記述されていない意味の用法がある のではないかと推測できることがある.そこで,今回は,日本語とフランス語 との個別分析は行わなず,最初から日本語原文発話とそのフランス語翻訳とを 比較・対照させながら分析をすすめ,出発の形態素「わかる」の多義性をより 正確に記述することを目指す.そして,翻訳を利用した二言語対照研究の今後 の進展に有益な指針を模索していく. 続きを見る
5.

論文

論文
Sakagami, Ruriko
出版情報: 言語文化論叢.  12  pp.29-47,  2008-03-31.  金沢大学外国語教育センター
URL: http://hdl.handle.net/2297/9676
6.

論文

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Sakagami, Ruriko
出版情報: 言語文化論叢.  10  pp.197-212,  2006-03-31.  金沢大学外国語教育研究センター
URL: http://hdl.handle.net/2297/3410
概要: 英語を学習した後にフランス語学習を始めるとき、英語の知識が効果的に援用される場合もあるが、英語にはないフランス語独自の表現に学習者がつまずく事も多い.そのような表現の一つとして、一般に不定代名詞と分類されるonをあげることができる.大学で実 施されているフランス語教育においても、従来の読み・書きに重点をおいたものではなく、実践能力の養成に対する要求から、昨今はコミュニカティヴ・アプローチと呼ばれるタイプの教材も増え、実際の会話例から学習を始めることも珍しくはなくなった.しかし、そのタイプの教材においても、この記号の用法について詳しく扱っているものは多くない.中級以上に進むにつれ、onに対する学習者の関心も高まってくる印象を受ける.この記号に対する学習者の理解を深めるための試みとして、現代作家の日本語小説とそのフランス語訳を教材とし、どのような日本語がフランス語のonに訳出可能であるかを調査するという作業を、文学部文学科仏語学仏文学コースの2、3、4年生を対象に、フランス語学入門の授業として行った.授業では小説の一部しか扱えなかったので、一作品全体の調査後の結果を材料に、この言語記号の習得方法、あるいは記号そのものの価値に関して考察していくことが本稿の目的である. 続きを見る