1.

論文

論文
東, 達也 ; 三田村, 邦子 ; 島田, 和武
出版情報: 臨床化学 = Japanese Journal of Clinical Chemistry.  33  pp.177-182,  2004-01-01.  日本臨床化学会 = Japan Society of Clinical Chemistry
URL: http://hdl.handle.net/2297/45671
2.

論文

論文
三田村, 邦子 ; Mitamura, Kuniko
出版情報: 平成10(1998)年度 科学研究費補助金 奨励研究(A) 研究概要 = 1998 Research Project Summary.  1997 – 1998  pp.2p.-,  2016-04-21. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/00060868
概要: 金沢大学医薬保健研究域薬学系<br />本年度は昨年度の研究を踏まえ,LC/MSにおける誘導体化の有用性をさらに明らかにすると共に,生体試料中微量ステロイド分析に応用した.1. ビタミンD骨格と選択的に反応するCookson型試薬(4-ph enyl-1,2,4-triazoline-3,5-dione等)を用いてビタミンD脂肪酸エステルを誘導体化し,LC/APCI-MSに付したところ,正負両イオンモードで分子量関連イオン([M+H]^+又は[M-H]^-)のみならず特徴的なフラグメントイオンが生成し,抱合位置に関する情報も得られた.これは生体試料中ビタミンD代謝物の同定上有用な知見となり得るものであった.2. 脳内ステロイドホルモンの一種であるプレグネノロン 3-サルフェート(PS)に着目し,まず標品PSをO-methylhydroxylamine,O-pentafluorobenzylhydroxylamine又は4-(N,N-dimethylaminosulfonyl)-7-hydrazino-2,1,3-benzoxadiazole(DBD-H)で誘導体化後,負イオン検出LC-ESI-MSに付し,その諸性質を精査した.その結果,いずれも[M-H]^-が基準イオンとして観察される上に,本イオンを用いる選択イオン検出において,誘導体化前に比し約10倍の高感度な応答を示し,誘導体化の有用性が明らかとなった.また,誘導体化率,後処理の簡便性,実試料に適用した際のクロマトグラフ的挙動を考慮した結果,上記の誘導体化の中でDBD化が最も優れていた.3. 上記2の誘導体化法及び重水素化内標準物質[^2H_4]PSを用い,LC/MS(/MS)によるラット脳内PS定量法を開発し,実試料へ適用した.その結果,従来法(RIA等)による文献値(21±5 ng/g tissue)に比し,はるかに低値を示すなど,興味ある知見が得られた.<br />研究課題/領域番号:09771943, 研究期間(年度):1997 – 1998<br />出典:「LC/MS/MSの生体内超微量ステロイド分析への応用」研究成果報告書 課題番号09771943(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-09771943/)を加工して作成 続きを見る
3.

論文

論文
三田村, 邦子 ; Mitamura, Kuniko
出版情報: 平成16(2004)年度 科学研究費補助金 若手研究(B) 研究概要 = 2004 Research Project Summary.  2002 – 2004  pp.2p.-,  2016-04-21. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/00061135
概要: 金沢大学理工研究域<br />5α-レダクターゼは代表的なアンドロゲンであるテストステロン(T)を活性な5α-ジヒドロテストステロン(DHT)に還元する酵素であるが,前立腺癌や前立腺肥大症などのアンドロゲン依存性疾患によって,その発現量や活 性が変化することが知られており,有用な5α-レダクターゼ阻害剤の開発が進められている.その評価には5α-レダクターゼ活性の測定が必須であるが,従来のそれは放射性同位体標識基質を用いる方法によるものが主で,それに伴う多くの問題を有している.そこでLC/APCI-MSによる5α-レダクターゼ活性測定法の開発を企て,以下の結果を得た.1.基質(T),生成物であるDHT及び5α-アンドロスタン-3α,17β-ジオール(3α,5α-diol)に加え,これらの5位又は3位異性体のクロマトグラフ的挙動を精査したところ,従来のカラムより高速分離可能なモノリス型カラムが有用であった.2.Tをラット前立腺より得た酵素源,NADPHと共に緩衝液中インキュベートし,反応停止後固相抽出により精製後,LC/APCI-MSに付したところ,生成物としてDHT及び3α,5α-diolに対応するピークのみ検出された.これらの前処理操作による回収率は約80%で,5-40ng/tubeでの定量が可能であった.3.本法を用いてラット前立腺中5α-レダクターゼ活性を測定したところ,K_m=0.91±0.3μM, V_<max>=13.0±3.5nmol/min/mg protein,また代表的な5α-レダクターゼ阻害剤であるフィナステライドの阻害活性を測定したところIC_<50>=237nMであり,いずれも報告値と符合するものであった.以上,開発した5α-レダクターゼ活性測定法は放射性同位体標識体を用いず,定量性にも優れており,5α-レダクターゼ阻害剤の開発に有用であると期待される.<br />研究課題/領域番号:14771262, 研究期間(年度):2002 – 2004<br />出典:「前立腺癌再燃促進物質の超高感度臨床分析法の開発」研究成果報告書 課題番号14771262(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-14771262/)を加工して作成 続きを見る
4.

論文

論文
三田村, 邦子 ; Mitamura, Kuniko
出版情報: 平成13(2001)年度 科学研究費補助金 奨励研究(A) 研究概要 = 2001 Research Project Summary.  2000 – 2001  pp.2p.-,  2016-04-21. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/00064420
概要: 金沢大学医薬保健研究域医学系<br />本年度は昨年度の研究を踏まえ,誘導体化LC/MSを各種生体内ステロイドの分析に導入し,以下の成果を得た.1.アンドロステンジオール(A-diol)は主に3位硫酸抱合体として血中に存在しているが,近年, 前立腺癌との関連が注目されている.硫酸抱合型A-diolには3位のほか,17位抱合体の存在も考えられるが,脱抱合を伴う従来の同定法では抱合位置が不明確であった.そこで血中から抽出した本アンドロゲンを直接,あるいは無水酢酸-ピリジンを用いてアセテートへ誘導体化後,LC/ESI-MSにより分析し,誘導体化前後でのクロマトグラフ的挙動及びマススペクトルを標品のそれと比較した.その結果,大量の3位抱合体のほか,17位抱合体も微量ながら存在することを確認した.2.遊離型A-diolのLC/ESI-MSによる高感度分析を目的としてメチルピリジニウム誘導体化し,正イオンモードでの検出を試みた.その結果,必ずしも高感度化は達せられなかったが,これは誘導体化率にも起因すると考えられることから今後に期待される.3.先に著者は,ラット脳内にカテコールエストロゲンが存在することを,無水酢酸-ピリジンによりアセテートへ誘導体化後LC/MSを用いて同定した.しかし生体内にエストロゲンがエステル体として存在することが報告されている.そこでラット脳よりエストロゲンを抽出後,重水素標識無水酢酸-ピリジンを用いて誘導体化しLC/MSで分析したところ,カテコールエストロゲンアセテートは検出されなかった.以上のようにして同定したカテコールエストロゲンが内因性のアセテートではなく,カテコール体として脳内に存在していることを確認した.<br />研究課題/領域番号:12771377, 研究期間(年度):2000-2001<br />出典:「一分子のキャラクタリゼーションを目指すLC/MS用第2世代誘導体化試薬の開発」研究成果報告書 課題番号 12771377(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-12771377/)を加工して作成 続きを見る
5.

図書

図書
飯田隆編著 ; 池川繁男 [ほか] 著
出版情報: 東京 : 三共出版, 2008.11
所蔵情報: loading…