1.

論文

論文
林, 佐和子
出版情報: 論文集:金沢大学人間社会学域経済学類社会言語学演習.  12  pp.1-31,  2017-03-22.  金沢大学人間社会学域経済学類社会言語学演習
URL: http://hdl.handle.net/2297/47330
概要: 近年のグロ ーバル化の進行は著しく、 私たちの日常には異文化が溢れている。 言語文化・文字文化においても顕著であり、 この影響を受けて様々な伝統的文 化は変化している。 その例として、 文字文化の影響による「自然な目の動き」が存在し、 それ は日本語話者と英語話者とで異なるという(熊倉, 1990)。 この目の動きの文化、 視覚文化も文明開化により統一性が失われてきていると熊倉は論じている。 本研究では、 この視覚文化に着目し、 グロ ーバル化以前と現代とでは日本語話者の視覚文化と英語話者の視覚文化には実際に変化が起きているのかをデータを用いて考察し、 どのように変化したか、 それを形作った言語 文化にはどのような変化が起きているかを明らかにする。 また、 日英のデータの比較により変化の原因は何であるかを考察した。 調査の対象として、 言語圏によって変更されることが多く各言語話者の好みを反映している視覚表現である「映画ポスター」を用いた。 続きを見る
2.

論文

論文
林, 佐和子
出版情報: 論文集:金沢大学人間社会学域経済学類社会言語学演習.  11  pp.1-27,  2016-03-23.  金沢大学人間社会学域経済学類社会言語学演習
URL: http://hdl.handle.net/2297/45161
概要: 映画ポスターは、 映画の内容を伝え、 鑑賞者を惹きつけるための重要な宣伝手段である。 人々の心をつかむ魅力的なポスター、好まれるポスターはその国々によって違うようだ。 海外の映画が日本で公開されるとき、 そのポスターやタイトルはその国の人々 がより興味を持つように日 本人好みに変更される。 それは逆に日本の映画が海外へ輸出されるときも同様である。 では、 その[好み」は何に起因しているのだろうか。 本研究では、 日本語らしい日本語、 英語らしい英語があるように、 邦画らしい邦画ポスター、洋画(アメリカ映画)らしい洋画ポスターがあるのではないかという仮説を立てた。 この仮説を検証するために日英の映画ポス ーを比較し、 認知言語学の観点からその特徴を分析する。 続きを見る