1.

論文

論文
伊藤, 英樹
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  110  pp.348-359,  2001-12-01. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/4561
概要: 金沢大学医系研究循環医<br />Brugada症候群の臨床的特徴と心筋Naチャネル遺伝子に関して分子遺伝学的に検討した.対象は,北陸地方のBrugada症候群患者40例(男性37例,女性3例・平均年齢50歳)であった.心室細動あるいは失神 発作を17%に認め,発作性心房細動は25%と高率で,不整脈事象では14例中13例が夜間から早朝に発生し,発生直後のSTは13例中10例で前後の心電図に比し上昇していた.SCN5A遺伝子変異の検討では,1症例でエクソン7の282番目のアミノ酸ArgをコードするコドンCGCがHisをコードするCACへと変化する変異Arg282His,6症例でエクソン12の568番目のアミノ酸HisをコードするCACがArgをコードするCGCへと変化する変異His568Arg,2症例でエクソン18の1090番目のアミノ酸ProをコードするCCGがLeuをコードするCTGへと変化する変異Pro1090Leu,5症例でエクソン20の1193番目のアミノ酸ArgをコードするCGGがGlnをコードするCAGへと変化する変異Arg1193Glnを検出した.これらはすべてドメインを結ぶ細胞内ループ上の変異で遺伝子多型であった<br />原著論文 続きを見る
2.

論文

論文
江本, 従道
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  110  pp.227-242,  2001-08-01. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/4563
概要: 金沢大学医系研究循環医<br />北陸地方在住の異なる168家系のHCM発端者について,心筋βMHC遺伝子異常の頻度,種類,遺伝子変異と表現型の関係について検討した.患者末梢血白血球より高分子DNAを抽出し,心筋βMHC遺伝子のエクソン3か らエクソン24迄の領域についてPCRによりDNA断片を増幅した.その後,PCR一本鎖コンフォメーション多型法および直接塩基配列決定法により遺伝子変異を同定し,PCR制限酵素切断多型法を用いて遺伝子変異の確認を行った.HCM発端者168名における検討で,7種類の心筋βミオシン重鎖遺伝子変異を見出し,この内4種類は新変異であった.北陸地方の肥大型心筋症における心筋βミオシン重鎖遺伝子変異の頻度は6.0%であった.βMHC遺伝子変異における臨床病型には,荷電変化の有無よりも遺伝子変異の存在する機能部位が深く関わっている可能性が示唆された<br />原著論文 続きを見る
3.

論文

論文
清水, 正司 ; 亀田, 圭介 ; 富澤, 岳人 ; 蔭山, 昌成 ; 瀬戸, 光
出版情報: 核医学画像診断.  18  pp.32-35,  2003-12-01. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/4277
概要: 富山医科薬科大学 放射線科<br />原著論文/症例報告
4.

論文

論文
武田, 仁勇 ; Takeda, Yoshiyu
出版情報: 平成12(2000)年度 科学研究費補助金 基盤研究(C) 研究成果報告書 = 2000 Fiscal Year Final Research Report.  1999-2000  pp.13p.-,  2009-03.  金沢大学附属病院先端医療開発センター
URL: http://hdl.handle.net/2297/00053192
概要: 1)ラット心筋におけるアルドステロン産生、及び合成酵素の存在の証明ラット心臓潅流標本を用いて潅流液中にアルドステロンの存在を高速液体クロマトグラフィ(HPLC)、ガスクロマトグラフー質量分析型(GC/MS)を用いて検討を行い,アルドステロン と同等の質量を有するステロイドの存在を確認した.次に心臓をホモジナイズし、[^<14>C]-DOCを加え培養し、培養液をHPLCを用いて分離しアルドステロンの標準ピークに一致する分画を採取し放射活性を測定し、アルドステロンまで変換されるか検討を行なった.心筋におけるアルドステロン合成酵素メッセンジャーRNA(mRNA)の存在を証明するために,心筋からRNAを抽出し逆転写酵素で処置後、アルドステロン合成酵素遺伝子に特異的なプライマーを用いてPCRを行いmRNAの発現を検討した.心筋におけるアルドステロン合成酵素遺伝子mRNAの発現は副腎に比べて100分の1程度と弱かったが,検出可能であった.2)ラット心筋におけるアルドステロン合成調節機構の解明ラットにアンジオテンシン変換酵素阻害薬やアンジオテンシンIIを投与し、また副腎全摘ラットを作製し心臓からのアルドステロンの産生、及び心筋におけるアルドステロン合成酵素活性及びmRNAの発現に対する影響を検討した。心筋におけるアルドステロン合成は副腎同様アンジオテンシンII及びKにより調節をうけ,ACTHの影響は見られなかった.3)脳卒中易発症自然発症高血圧ラット(SHRSP)における検討心筋から産生されたアルドステロンがSHRSPの心肥大進展に及ぼす影響について検討した.心肥大との関連について検討すると,心筋からのアルドステロン産生,合成酵素活性,mRNAの発現は心肥大の進展とともに増加し,心肥大の病態に関与していることが示唆された.次に副腎からのアルドステロンの影響を除外するために,SHRSPの両側副腎摘出を行い,アルドステロン受容体拮抗薬であるスピロノラクトンを投与し心肥大の変化について検討した.両側副腎摘出SHRSPにおいても心肥大の進展がみられたが,スピロノラクトン投与により心肥大の進展は予防できた.これらのことより心筋から産生されるアルドステロンは心肥大の病因に一部関与していることがさらに示唆された.<br />Aldosterone is synthesized in extra-adrenal tissues ; both blood vessels and brain. We undertook this study to determine whether the rat heart produces aldosterone and to investigate the effects of adrenalectomy, angiotensin-converting enzyme (ACE) inhibition, and angiotensin II on aldosterone *nthesis in the heart. To clarify the pathophysiologic role of cardiac aldosterone in the hypertentsive heart, we compared the synthesis of aldosterone in the hearts of stroke-prone spontaneously hypertensive rats (SHRSP) with those in Wistar-Kyoto rats. The effects of the aldosterone antagonist spironolactone on myocardial hypertrophy in adrenalectomized SHRSP were also studied. Isolated rat hearts were perfused for 2 hr, and the perfusate analyzed by high-performance liquid chromatography and mass spectrometry. The activity of aldosterone synthase was estimated by the conversion of [^<14>C] deoxycorticosterone to [^<14>C] aldosterone. The levels of aldosterone synthase gene (CYP11B2) mRNA were determined by competitive polymerase chain reaction. Aldosterone production, the activity of aldosterone synthase, and the expression of CYP11B2 mRNA were increased in hearts from adrenalectomized rats and rats treated with angiotensin II.ACE inhibitors decreased cardiac aldosterone synthesis. Cardiac aldosterone, aldosterone synthase activity and CYP11B2 mRNA levels in hearts from 2- and 4-week-old SHRSP were significantly greater than those of age-matched WKY rats. Spironolactone prevented cardiac hypertrophy in adrenalectomized SHRSP.These results suggest that the rat heart produces aldosterone and endogenous cardiac aldosterone may affect cardiac function and hypertrophy in hypertension in rats.<br />研究課題/領域番号:11838003, 研究期間(年度):1999-2000<br />出典:「心筋細胞におけるステロイドホルモン合成酵素の解明及びその病態生理学的意義」研究成果報告書 課題番号11838003 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))   本文データは著者版報告書より作成 続きを見る
5.

論文

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東田, 陽博 ; Higashida, Haruhiro
出版情報: 平成11(1999)年度 科学研究費補助金 基盤研究(B) 研究成果報告書 = 1999 Fiscal Year Final Research Report.  1997-1999  pp.36p.-,  2000-03.  金沢大学医学部
URL: http://hdl.handle.net/2297/00049436
概要: 神経腫瘍細胞NG108-15細胞のADPリボシルシクラーゼは、ムスカリン受容体とカップルしていたが、脳のADPリボシルシクラーゼは、カップルする受容体が、数多くの試みの中からは検出できなかった。一方、心臓のADPリボシルシクラーゼは、イソプ ロテレノール、ノルアドレナリンやアンデオテンシンII刺激により、活性化された。私達の目的は受容体とカップルする膜型ADPリボシルシクラーゼの分子を決めることにあるので、さしあたり、ラット心室心筋を出発材料にすることにした。心筋を細分して低調液で、30分間浸け、テフロンガラスホモゲナイザーで均一化した後、1000g、10分の遠心により核を取り除いた。上澄みを105000g、15分の超遠心にかけ、膜分画を得た。それを2%のトライトンXで可溶化し、105000g、30分にて遠心し沈渣を除いた後、上澄みをDEAEカラムにとうした。ADPリボシルシクラーゼ活性は、DEAEカラムを1M NaClで溶出すると、タンパクのピークと一致して検出できた。この分画をさらにゲル濾過すると、アルブミンの溶出よりも少し分子量の低い分画にADPリボシルシクラーゼ活性が回収できた。ブルーセファロースカラスにより単一タンパクまでにさらに精製できた。一方、DNAシークエンスのデータベースの中より、ホモロジー検索によりCD38/ADPリボシールシクラーゼの類似DNAを検出することを試みた。よく保存された20マーをプライマーとし、心臓RNAをプレートとし、RT-PCRを試み期待される長さ、及びそうではないものを得た。これらのDNA断片の塩基配列を現在決めている。新規のADPリボシルシクラーゼを検索しているところである。<br />We examined the role of cyclic ADP-ribose (cADP-ribose) as a second messenger downstream of adrenergic receptors in the heart after excitation of sympathetic neurons. To address this question, ADP-ribosyl cyclase activity was measured as the rate of [3H]cADP-ribose formation from [3H]NAD+ in a crude membrane fraction of rat ventricular myocytes. Isoproterenol at 1 mM increased ADP-ribosyl cyclase activity by 1.7-fold in venticular muscle ; This increase was inhibited by propranolol. The stimulatory effect on the cyclase was mimicked by 10 nM GTP and 10 mM GTP-g-S, while 10 mM GTP inhibited the cyclase. Cholera toxin blocked the activation of the cyclase by isoproterenol and GTP. The above effects of isoproterenol and GTP in ventricular membranes were confirmed by cyclic GDP-ribose formation fluorometrically. These results demonstrate the existence of a signal pathway from b-adrenergic receptors to membrane-bound ADP-ribosyl cyclase via G protein in the ventricular muscle cells, and suggest that increased cADP-ribose synthesis is involved in upregulation of cardiac function by sympathetic stimulation.<br />研究課題/領域番号:09480221, 研究期間(年度):1997-1999<br />出典:「脳型ADPリボシールシクラーゼの精製とcDNAクローニング」研究成果報告書 課題番号09480221 (KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))   本文データは著者版報告書より作成 続きを見る