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1.
論文 |
江川, 雅之 ; 並木, 幹夫 ; 横山, 修 ; 鈴木, 孝治 ; 布施, 秀樹 ; 三崎, 俊光
概要:
1987年から1996年に, 北陸地区で治療された457例の臨床病期B前立腺癌について調査し, 特に内分泌療法(248例)と前立腺全摘除術(199例)を比較した. この2群間では, 全生存率, 疾患特異的生存率ともに差はなく手術の優位性は示
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されなかった. 組織型別では, 内分泌療法が施行された高分化癌(56例)で癌死症例は認められなかったが, 低分化癌(49例)の予後は不良であり全摘群との間に有意な差が認められた. 臨床病期B前立腺癌に対する標準治療法として, 米国ではNCI-PDQが, ヨーロッパではEAU Guidelinesなどに代表される, エビデンスに基づくガイドラインが示されている. NCI-PDQでは, リンパ節郭清を伴う前立腺全摘除術や外照射療法に加え, careful observationなどが推奨されている. 内分泌療法は, neoadjuvant hormone therapy(NHT)がclinical trialとして施行可能である. 一方ヨーロッパでは, 期待余命10年以下の高および中分化癌でwatchful waiting, 低分化癌で放射線療法が推奨されている.
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2.
論文 |
上野, 悟 ; 江川, 雅之 ; 北川, 育秀 ; 溝上, 敦 ; 越田, 潔 ; 並木, 幹夫
概要:
内分泌単独療法が行われた臨床病期A~Cの前立腺癌症例について検討した. 再燃例と非再燃例の間には初診時PSA値とPSA値が感度以下に到達するまでの期間に有意差を認めた. 中から高分化で初診時PSA値が低値, nadir到達期間が短い症例では
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内分泌療法単独で根治する可能性があると考えられたが, 根治性を期待するには長期間の治療継続が必要と考えられた. 内分泌療法は進行性前立腺癌の初回治療の主流となっているが, 限局性前立腺癌に対するホルモン単独療法の統計学的有用性を示すデータはこれまでのところ存在しない. このため米国NCI(National Cancer Institute)が出している癌情報データベースであるPDQ(Physician Data Query)でも臨床病期I, IIの前立腺癌に対する治療選択肢には全摘術, 放射線治療, Watchful waiting(無治療経過観察)が提示され, ホルモン療法の記載はない(表1). しかし, 実際の臨床の場では高齢あるいは他の理由で積極的治療が可能でない限局性前立腺癌患者に対しては内分泌療法が選択されることが少なくなく(図1), 内分泌単独療法で長期にコントロールできている患者を経験することも多い.
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3.
論文 |
橋爪, 理香 ; 内田, 浩子 ; 林, 京子 ; 川田, 祐子 ; 坂尾, 雅子
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