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1.
論文 |
山田, 敏弘 ; Yamada, Toshihiro
概要:
葉と珠皮(=種皮)はともに扁平な器官で,それぞれ種子植物の代表的な適応形質である.また,両器官は今から約3.8億年前に同時に枝から進化した.珠皮と葉の起源には共通のメカニズムが用いられたようで,このことが両器官の同時出現につながったらしい.
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一方で,葉と珠皮は,器官を扁平にするメカニズムをそれぞれに洗練させており,この違いが,珠皮らしさ,葉らしさの創出に寄与しているのかもしれない.<br />Both leaf and integument (=seed coat) are planar organs which are evolved almost simultaneously from stem in 380 million years ago. At the same time, they are representative adaptive characters of seed plants. Their simultaneous evolution is partly explained by a fact that they adopt the same developmental mechanisms upon their origin. On the other hand, the mechanisms are modified independently in leaf and integument, enabling them to form their unique characters.<br />研究課題/領域番号:21770086, 研究期間(年度):2009-2010
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2.
論文 |
山田, 敏弘 ; Yamada, Toshihiro
概要:
裸子植物のグネツムの胚珠における胚珠形成に関わる遺伝子の発現を観察し, 他の裸子植物の胚珠での遺伝子発現と比較した. その結果, 形態形成に関与する遺伝子の発現が胚珠軸の節間の短縮過程を反映している可能性が示された. 被子植物においては胚珠
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軸の短縮過程がこれまで明らかになっていなかったが, 裸子植物での結果を当てはめることで, 内珠皮と外珠皮の間にあった節間が短縮されカラザが形成されたと推定された.<br />研究課題/領域番号: 18770072, 研究期間(年度):2006-2008<br />出典:「裸子植物と被子植物の胚珠構造の比較に基づく被子植物の起源に関する研究」研究成果報告書 課題番号18770072(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/report/KAKENHI-PROJECT-18770072/18770072seika/)を加工して作成
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