1.

論文

論文
滝野, 隆久
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  114  pp.2-6,  2005-05-01. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/4484
概要: 金沢大学がん研究所細胞機能統御研究分野<br />総説
2.

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多久和, 典子
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  113  pp.93-97,  2004-12-01. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/4491
概要: 金沢大学大学院医学系研究科血管分子生理学<br />総説
3.

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宮田, 就弘
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  111  pp.106-113,  2002-06-01. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/4540
概要: 金沢大学大学院医学系研究科がん医科学専攻細胞浸潤学<br />ヒト口腔扁平上皮癌の浸潤に対して,自己分泌型運動促進因子(AMF)によって促進される癌細胞の運動能が及ぼす作用について検討した.癌浸潤様式の異なるヒト口腔扁平上皮癌由来細胞株OS C-19細胞,OSC-20細胞,HOC-313細胞を用い,血清添加および無血清培養液の環境下でそれぞれの細胞運動能を測定し,AMFおよびAMFレセプター(gp78)蛋白の発現を解析した.その結果,血清添加培地では浸潤様式が高度の細胞株が高い運動能を示し,無血清培地ではHOC-313細胞のみが高度の運動能を有し,AMFおよびAMFレセプター(gp78)蛋白を発現していた.傷付けアッセイ法での検討では,AMF中和抗体添加によりHOC313の運動能の抑制を認めた.さらに,コラーゲン・ゲルを用いた三次元培養浸潤モデルでの検討では,AMFによる運動能抑制により浸潤能も抑制された.以上より,AMFは口腔扁平上皮癌の浸潤の促進因子であると考えられた<br />原著論文 続きを見る
4.

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今井, 哲也
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  105  pp.172-186,  1996-04-01.  金沢大学十全医学会
URL: http://hdl.handle.net/2297/9195
概要: 金沢大学 医 第1病理<br />口腔扁平上皮癌由来のOSC-19細胞株においてαvβ5インテグリンを介したビトロネクチン上の遊走機構について検討した.EGF誘導性のαvβ5インテグリンを介した細胞遊走機構は接着の増強に依存しない運動能の獲 得であり,EGFが結合して活性化されたEGF受容体の自己リン酸化がPKCを活性化し,そのシグナルは核内に達し,転写,翻訳の末,新たな蛋白合成が生じるというシグナル伝達経路があることが判明した.又,PKCを介する以外の伝達経路の存在も示唆された 続きを見る
5.

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廣瀬, まゆみ ; Hirose, Mayumi
出版情報: 平成25(2013)年度 科学研究費補助金 基盤研究(C) 研究成果報告書 = 2013 Fiscal Year Final Research Report.  2011 – 2013  pp.4p.-,  2014-05-27. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/00059479
概要: 金沢大学がん進展制御研究所<br />GSK3betaは糖代謝や細胞の増殖,分化,接着,運動などに関与する多機能酵素である。現在、開発が進められているGSK3beta阻害剤は治療薬に至っていない。GSK3beta阻害剤のがん治療への早期応用 には日常診療で処方されている既存医薬品をがん治療に転用できるのではないかという着想から、GSK3beta阻害効果が判明した既存医薬品について、消化器がんを対象にがん抑制効果を検討した。医薬品は単剤使用で抗腫瘍活性を示し、併用使用でより効果的であった。以上の結果は、既存医薬品をDrug Repositioningとして利用した安全性の高い消化器がん治療臨床試験開始の足がかりになることを示唆した。<br />GSK3beta is a serine/threonine protein kinase that implicated in diseases including cancer. To date, there are no clinical trial reports describing the use of specific GSK3beta inhibitors for cancer, while our results of basic research have identified GSK3beta as a tumor promoter and druggable target for cancer treatment. Several drugs prescribed for diseases other than cancer were shown to have an inhibitory effect against GSK3beta. Here we show that inhibition of GSK3beta by using these drugs, alone or in combination, compromises survival, proliferation, migration and invasion of human colon and pancreatic cancer cells. We also show that the combination of GSK3beta-inhibiting drugs is more effective than the single agent treatment against both types of cancer cell lines. Our findings warrant further investigation and preclinical study on the effective combination of GSK3beta-inhibiting drugs and that with chemotherapeutic agents for treatment of gastrointestinal cancer.<br />研究課題/領域番号:23591955, 研究期間(年度):2011 – 2013 続きを見る
6.

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滝野, 隆久 ; Takino, Takahisa
出版情報: 平成21(2009)年度 科学研究費補助金 特定領域研究 研究実績の概要 = 2009 Research Project Summary.  2008 – 2009  pp.2p.-,  2018-03-28. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/00060152
概要: 金沢大学がん進展制御研究所<br />がん細胞浸潤は細胞外マトリックス(ECM)分解と方向性を持った細胞運動誘導が協調的に制御され、かつシグナルの連続性が維持されて初めて成立する。がん細胞はECM由来の細胞運動誘導シグナルの連続性を確保する ため、ECM分解酵素を用いて細胞外環境を調節している。本研究では膜型マトリックスメタロプロテアーゼ(MT1-MMP)による細胞運動・浸潤時の極性形成と連続性維持への関与とその作用機序をインテグリン/FAK情報伝達経路を中心に解明し、がんの浸潤・転移機構の解明とその阻止に向けた標的分子の同定と薬剤開発を目標とする。MT1-MMPと細胞運動および浸潤極性イヌ腎上皮MDCK細胞やヒト乳癌MCF-7細胞のコラーゲンゲル培養において、MT1-MMPを発現させることによりFAKとERKのリン酸化が亢進することを明らかにした。このリン酸化の亢進は、MMP阻害剤処理や腫瘍細胞のMT1-MMPをsiRNAを用いてknockdownすることにより抑制された。また、MT1-MMP阻害はインテグリンαvβ3を介したc-Srcの活性化も抑制することも見出した。事実、Src阻害剤処理やsiRNAを用いたc-Srcのknockdownは、MT1-MMP活性に影響を与えずにFAKやERKのリン酸化を抑制した。c-Srcのエフェクター分子を検索したところ、コラーゲンゲル内においてPaxillinのknockdownがERK活性化と細胞増殖を抑制することが判明した。MT1-MMPとPaxillinの共発現はコラーゲンゲル内でのERK活性化を誘導した。MT1-MMPを発現している癌細胞の3次元コラーゲンゲル内増殖にはMT1-MMP活性に加えて、c-Srcの基質であるパキシリンが重要であることが判明した。MT1-MMPによる細胞増殖シグナル活性化の足場としてパキシリンが働いていることが期待される。<br />研究課題/領域番号:20013017, 研究期間(年度):2008 – 2009 続きを見る
7.

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佐藤, 博 ; Sato, Hiroshi
出版情報: 平成19(2007)年度 科学研究費補助金 特定領域研究 研究実績の概要 = 2007 Research Project Summary.  2006 – 2007  pp.2p.-,  2018-03-28. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/00060169
概要: 金沢大学がん進展制御研究所<br />我々は膜型マトリックスメタロプロテアーゼMT1-MMPは細胞外基質上での細胞運動を促進することをこれまでに報告しているが、その分子メカニズムは不明であった。細胞は細胞外基質にインテグリンを介して接着する ことによりExtracellular Signal-Regulated Kinase(ERK)などのリン酸化(活性化)が起こるが、MT1-MMPを阻害すると数時間後にはERKのリン酸化が減弱するとともに、細胞運動が抑制された。すなわちMT1-MMPは持続的なERKの活性化および細胞運動に必須であった。タイムラプス分析で細胞運動過程を解析したところ、細胞は細胞外基質を分解しながら、運動先進部分に細胞接着斑を集積させ運動していた。一方、MT1-MMPを阻害すると細胞接着斑は細胞周囲に均一に肥大化して分布していたすなわちMT1-MMP阻害により細胞接着斑周辺の細胞外基質の分解が抑制されたため、細胞接着斑のターンオーバーが低下し、その結果としてFocal Adhesion Kinase(FAK)、ERKシグナルが低下したことが示唆された。そこでMT1-MMP阻害分子(MT1-Pex)をFAKの細胞質ドメインと融合させたキメラタンパクMT1-Pex-FATを作成し、MT1-Pexを細胞接着斑にターゲットすることにより細胞接着斑での細胞外基質分解を特異的に抑制することを試みた。その結果、MT1-Pex-FATはMT1-MMPの細胞接着斑における細胞外基質分解を効率よく阻害し、ERKのリン酸化および細胞運動を抑制することに成功した。以上の結果よりMT1-MMPによる細胞接着斑における細胞外基質の分解は細胞接着斑のターンオーバーを促進し、FAK、ERKシグナルを亢進することにより細胞運動を制御していることが強く示唆された。<br />研究課題/領域番号:18060015, 研究期間(年度):2006 – 2007<br />出典:「MT1-MMPによる細胞-細胞外マトリックス間のクロストーク制御機構の解析」研究成果報告書 課題番号18060015,(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-18060015/)を加工して作成 続きを見る
8.

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佐藤, 博 ; Satoh, Hiroshi
出版情報: 平成19(2007)年度 科学研究費補助金 特定領域研究 研究実績の概要 = 2007 Research Project Summary.  2006 – 2007  pp.2p.-,  2018-03-28. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/00060194
概要: 金沢大学がん進展制御研究所<br />細胞のコラーゲンなど細胞外マトリックス中での増殖には膜型マトリックスメタロプロテアーゼMT1-MMPが必須である。MT1-MMPはMMP-2の活性化と共にコラーゲンなどの細胞外マトリックス成分を直接切断 するが、その活性制御の機構は不明であった。本研究ではMMP阻害因子TIMP-2の濃度により両活性が完全に選択されることを見出した。すなわちMMP-2活性化には低濃度のTIMP-2が必要であるが、その条件下ではMT1-MMPは直接的な切断活性を示さない。すなわちMT1-MMPの大半がTIMP-2と複合体を形成し、不活性化されていた。MT1-MMPによる細胞外マトリックス成分の直接的な切断は細胞増殖に必須であるが、MMP-2の活性化はプロテアーゼ活性全体を著しく亢進し、細胞外マトリックスの顕著な破壊とさらなる浸潤性増殖が起こることを実験的に証明した。すなわち、正常上皮細胞などによる形態形成にはMT1-MMPによる制御された細胞外マトリックスの分解が、がん細胞による組織破壊を伴う浸潤性の増殖にはMMP-2活性化が主に関わることが示唆された。また、細胞外基質上での細胞運動におけるMT1-MMPの役割を検討した。MT1-MMPによる細胞接着斑での細胞外基質分解は、細胞接着斑のターンオーバーを促進した結果、Focal Adhesion Kinase (FAK)、Extracellular Signal-Regulated Kinase (ERK)を介したシグナル伝達を亢進する明らかにした。すなわち細胞接着斑におけるMT1-MMP活性が、シグナル伝達および細胞運動に重要であることから、MT1-MMP阻害分子をFAXの細胞質ドメインと融合させ細胞接着斑にターゲットすることにより効率よくERKシグナルを阻害し、細胞運動を抑制することに成功した。<br />研究課題/領域番号:18013023, 研究期間(年度):2006 – 2007<br />出典:「膜型マトリックスメタロプロテアーゼ-1によるがん浸潤性増殖制御機構の解析」研究成果報告書 課題番号18013023(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-18013023/)を加工して作成 続きを見る
9.

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清木, 元治 ; Seiki, Motoharu
出版情報: 平成1(1989)年度 科学研究費補助金 がん特別研究 研究概要 = 1989 Research Project Summary.  1989  pp.1p.-,  2016-04-21. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/00060301
概要: 金沢大学がん研究所<br />癌の転移は癌患者の死因の大半を占めている。しかし、転移を防ぐ有効な方法は未だ確立されていない。その原因の一つは、転移の成立過程は複雑であり、その成立機序の解析が困難であったことによる。本研究では癌細胞の転移能と 良く相関している基底膜の浸潤能のステップに焦点を絞って解析を進めた。用いた細胞はNIH3T3であり、ras癌遺伝子の導入によって高転移性にトランスフォームした細胞での変化を調べた。癌細胞の運動性の昂進は、基底膜を破壊しながら通過する際に必要とされる性質である。ras癌遺伝子の導入による細胞の運動性昂進の機序に着目して以下のことを明らかにした。1、ras遺伝子の導入によって自らの運動性を刺激するAutocrine Motility Factor(AMF)の産生が昂進していた。2、AMFに対する反応性にはras遺伝子の導入によって変化がないことから、運動性の昂進はAMFの産生量の増大によると結論される。3、AMFはクロマトグラフ的に単一成分からなる。4、ヒトメラノーマで最初のAMFが報告されているが、それとは見かけの分子量や安定性などの点で異なる。5、NIH3T3のAMFとヒトメラノーマ細胞のAMFの作用はGタンパク・インヒビターに対する感受性が異なること、また二つのAMFがそれぞれの細胞に対して相加的に働くことから細胞の受容体も異なると考えられる。以上のことから、rasトランスフォーマントでもAutocrineの機構で運動性の昂進が引き起こされていることが明らかになった。<br />研究課題/領域番号:01015032, 研究期間(年度):1989<br />出典:「癌遺伝子rasによる高転移性獲得過程の分子生物学的解析」研究成果報告書 課題番号01015032(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-01015032/)を加工して作成 続きを見る
10.

論文

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滝野, 隆久 ; Takino, Takahisa
出版情報: 平成16(2004)年度 科学研究費補助金 特定領域研究 研究概要 = 2004 Research Project Summary.  2004  pp.1p.-,  20018-03-28. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/00060519
概要: 金沢大学がん進展制御研究所<br />細胞外マトリックス分解と細胞運動が協調的に作用してがんの浸潤・転移が成立する。この協調作用は細胞運動の極性形成と密接に関与していると考えられる。本研究ではMT1-MMPおよびJNK情報伝達経路の構成分子 とJNK結合分子の細胞運動における役割を調べた。ヒト線維肉腫細胞株HT1080をI型コラーゲン上に接着させることによりERK活性化、MMP-2活性化、MT1-MMP活性発現、細胞運動が誘導された。HT1080細胞におけるMT1-MMPの過剰発現は細胞運動およびERK活性化を亢進した。この細胞運動とERK活性化はMMP阻害剤とMEK阻害剤により抑制され、活性型MEK発現により誘導される細胞運動とMMP-2の活性化はMMP阻害剤でともに抑制された。また、MT1-MMPを遺伝導入した上皮細胞をコラーゲン上で培養し上皮細胞成長因子で刺激すると、対照細胞に比べてERK活性化が亢進することが判明した。上皮細胞増殖因子により誘導される細胞運動におけるMT1-MMP活性の役割を現在検討中である。MT1-MMPは恐らく細胞接着斑形成に関与することでI型コラーゲン上における上皮細胞増殖因子の情報伝達経路に影響を及ぼしていると考えられる。JNK足場蛋白であるJSAP1のグリオーマ細胞株における発現はFAKの活性化を導き、その結果p130Casのリン酸化を誘導した。この結果と一致してJSAP1発現はフィブロネクチン刺激によるJNK活性化を亢進した。さらにJSAP1発現はフィブロネクチン上におけるJNK依存的細胞運動を誘導し、JNK結合部位を欠失したJSAP1変異体では細胞運動・JNK活性化誘導は認められなかった。JSAP1mRNAの発現はグリオーマ細胞株の運動能、ヒト脳腫瘍の悪性度と相関して上昇していた。以上のことからJSAP1は悪性腫瘍の浸潤・転移能獲得に関与していると考えられた。<br />研究課題/領域番号:16022227, 研究期間(年度):2004<br />出典:「がん浸潤の細胞運動と細胞外マトリックス分解機構の解析」研究成果報告書 課題番号16022227(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-16022227/)を加工して作成 続きを見る