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1.
論文 |
北川, 諭 ; 全, 陽 ; 湊, 宏 ; 中沼, 安二
概要:
金沢大学医薬保健研究域医学系
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2.
論文 |
中沼, 安二 ; 原田, 憲一 ; 木村, 康 ; 佐藤, 保則 ; 佐々木, 素子 ; 池田, 博子
概要:
胆道癌の病理(肉眼像と組織像)を、『胆道癌取扱い規約』に従い、胆道癌を中心に解説した。胆道癌、とくに肝門部癌の分類と位置づけを述べた。現在、胆道癌の患者は世界的に増加傾向にあり、また外科的切除が唯一の根治的治療法であることから、手術に関連し
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た病理情報が患者の予後の推定、治療法の開発、手術法の改善に重要である。また、胆道癌の予後良好群の設定とその解析、さらには胆道癌の前癌病変の解析も今後の課題と思われる。
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3.
論文 |
中沼, 安二 ; 佐々木, 素子 ; 佐藤, 保則 ; 原田, 憲一 ; 池田, 博子
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4.
論文 |
中沼, 安二 ; Hsu, Malyee ; 佐々木, 素子 ; 佐藤, 保則 ; 原田, 憲一
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5.
論文 |
牧野, 勇 ; 谷, 卓 ; 高村, 博之 ; 中川原, 寿俊 ; 田島, 秀浩 ; 大西, 一朗 ; 北川, 裕久 ; 伏田, 幸夫 ; 藤村, 隆 ; 西村, 元一 ; 萱原, 正都 ; 太田, 哲生 ; 湊, 宏 ; 蒲田, 敏文 ; 松井, 修 ; 清水, 康一
概要:
症例は52歳の女性,褐色尿を主訴として来院した,画像診断にて肝門部に2つの嚢胞性病変を認め,一方は主に肝内側区域に存在し肝門部で左右のグリソン鞘を圧排する単房性嚢胞性病変で,他方はこの病変と接して肝外に突出し内部に壁在結節を伴う多房性嚢胞性
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病変であった.後者の病変は肝外胆管に接し,これを圧排しており,肝外胆管が狭窄を呈していた.拡大肝左葉切除,肝外胆管切除にて切除しえた.切除標本では肝内側区域に存在する単房性嚢胞性腫瘍と,これと連続して肝外に突出し総肝管を圧排する多房性嚢胞性腫瘍を認め,後者の嚢胞壁には乳頭状腫瘍が存在した.病理組織所見では2つの嚢胞性病変は一連の腫瘍と考えられ,現行の規約に従い胆管嚢胞腺癌と診断した.一方で,この嚢胞性腫瘍は標本造影で胆管との交通が証明され,組織学的に卵巣様間質を認めないことから,近年提唱されている胆管内乳頭状腫瘍に分類できると考えられた.
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6.
論文 |
中沼, 安二 ; 佐藤, 保則
概要:
胆管系では, 生理的に隔壁胆管, 肝内大型胆管, 肝外胆管の胆管被覆上皮で粘液産生がある. また, 肝内大型胆管および肝門部胆管, 胆嚢頸部, それにVater乳頭部で生理的に胆管周囲付属腺が密に分布し, この胆管周囲付属腺には, 粘液腺が
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分布しており, 粘液を産生, 分泌する. 胆管周囲付属腺には, さらに漿液腺, その他の構成成分として膵外分泌腺や肝細胞様細胞があり, 最近前腸内胚葉由来臓器を構成する細胞に分化し得る多分化能細胞が分布することが注目されている. これら胆管系では, 病態に関連して粘液産生が亢進し, 胆道系での種々の疾患形成に深く関連することが示唆されている. 反応性疾患として, 肝内結石症が代表的であり, また腫瘍性疾患として胆管内乳頭状腫瘍があり, 肝門部や肝内大型胆管に発生する例では, 過剰な粘液産生があり, 粘液産生胆管腫瘍とも呼ばれる. 胆管周囲付属腺は, 通常の組織学的観察では見逃される可能性があり, 今後, この組織成分に注目した病態解析が求められる.
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7.
論文 |
中沼, 安二 ; 北川, 諭 ; 全, 陽
概要:
胆管癌の治療には早期発見, 早期治療に加え, 病理学的特性から胆管癌を亜分類し, 各々に応じた治療法の開発も必要である. 胆管癌の中で, 胆管内で乳頭状の増生を示し, 通常の胆管癌や粘液癌へ進展する一群がある. しばしば胃粘膜化生や腸上皮化
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生がみられ, 過剰な粘液産生を示す例もある. 早期の段階では外科的切除後の予後が良い. これらの腫瘍は, 膵管内乳頭状粘液性腫瘍IPMNに類似する点が多く, 本稿では膵IPMNになぞらえて, 胆管内乳頭状(粘液性)腫瘍intraductal papillary(mucinous)neoplasm of bile duct, IPN-Bと呼ぶことを提唱した. 過剰な粘液産生に伴う病態が多くないので, 粘液性を括弧に入れた. 良性のIPN-Bは胆管乳頭腫, 悪性のIPN-Bは胆管内発育型の肝内胆管癌や乳頭型の肝外胆管癌に該当する. 本分類の提唱により, 膵IPMTとの比較研究が可能となる.
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8.
論文 |
中沼, 安二 ; 佐々木, 素子 ; 全, 陽
概要:
膵では管内乳頭状粘液性腫瘍(intraductal papillary mucinous tumor or neoplasm:IPMN)と粘液性嚢胞性腫瘍(mucinous cystic tumor or neoplasm:膵MCN)が異な
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った疾患エンティティとして確立されつつある. 一方, 肝胆でも頻度は低いが類似の腫瘍が存在し, わが国を中心とした最近の研究で膵のIPMNのカウンターパートとして胆管内乳頭状腫瘍(intraductal papillary neoplasm of bile duct:IPNB)があり, これには胆管乳頭腫(症), 胆管内発育型の肝内胆管癌, および乳頭型の胆道癌が含まれる. 粘液産生胆管腫瘍は, 粘液産生が顕著で, それによる臨床症状を呈するIPNB症例と考えられる. 膵MCNのカウンターパートとして胆管の粘液性嚢胞性腺腫/腺癌(胆管MCN)がある. これら疾患の異同および相互の関連性に関して, 病理学的な観点から解説した. はじめに 肝内外胆管系には種々の病理像, 臨床像を呈する上皮性腫瘍が発生する1). その中で稀ではあるが胆管腔内への過剰な粘液産生・分泌を特徴とする胆管腫瘍があり, 粘液産生胆管腫瘍と呼称されてきた2~4).
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