1.

論文

論文
早稲田, 優子 ; Waseda, Yuko
出版情報: 平成24(2012)年度 科学研究費補助金 若手研究(B) 研究成果報告書 = 2012 Fiscal Year Final Research Report.  2011-2012  pp.5p.-,  2013-05-27.  金沢大学医学系
URL: http://hdl.handle.net/2297/47978
概要: 金沢大学医薬保健研究域医学系<br />マウス肺移植モデルに対してc-kitノックアウトマウスを使用したところ、ドナーのc-kitをノックアウトした場合、有意にBOが抑制された。このことより、肺移植後の最大の合併症であるBOをドナーのc-k itを抑制することにより減少することが出来る可能性が示唆された。よって、イマチニブ投与によりBOを減少することが出来る可能性が示唆された。<br />In the mouse lung transplantation model, BO was significantly controlled when we used the c-kit knockout model as donor. We had the possibility to be able to reduce BO, which is the biggest complications after the lung transplantation, by controlling c-kit of the donor. Therefore, We thought about the possibility that we could decrease BO with imatinib.<br />研究課題/領域番号:23790901, 研究期間(年度):2011–2012 続きを見る
2.

論文

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渡辺, 知志 ; Watanabe, Satoshi
出版情報: 平成26(2014)年度 科学研究費補助金 奨励研究 研究概要 = 2014 Research Project Summary.  2014-04-01 – 2015-03-31  pp.1p.-,  2020-03-05. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/00060670
概要: 金沢大学附属病院<br />閉塞性細気管支炎(Bronchiolitis obliterans ; BO)は、細気管支に線維性狭窄、閉塞を起こす予後不良の疾患である。気道閉塞に関与する筋線維芽細胞の由来として、ドナーの組織線維芽細胞、レシピ エントの骨髄間葉系幹細胞(fibrocyte)などが報告されてきたが、いずれがBOの病態に重要であるのか明らかではない。我々は、ドナーの気管をレシピエントの背部皮下に一定期間移植するBOモデルマウスを用いて、筋線維芽細胞の由来を検証した。GFP蛍光標識されたC57BL/6-Tg^<CAG-EGFP>(GFP-TG)を用いて、ドナー由来モデル(ドナー : GFP-TG、レシピエント : BALB/c)、レシピエント由来モデル(ドナー : BALB/c、レシピエント : GFP-TG)を作成し、抗GFP抗体を用いて免疫組織染色を施行した。ドナー由来モデルでは気道閉塞部位の細胞はGFP陰性、レシピエント由来モデルでは気道閉塞部位の細胞はGFP陽性であり、遊走される線維芽細胞はレシピエント由来であることが分かった。次にレシピエントの骨髄由来か周囲組織由来かを検証するため、レシピエント骨髄由来モデル(ドナー : BALB/c、レシピエント : GFP-TG骨髄を採取、移植した野生型のC57BL/6)を作成した。その結果、気道閉塞部位ではGFP陽性細胞とGFP陰性細胞が混在していた。形態学的に紡錘形の細胞は大半がGFP陽性であり、BOモデルにおいて気道閉塞に骨髄由来のfibrocyteが関与していることが分かった。さらに、fibrocyteは移植早期に移植気道内に遊走されることを確認した。以上より、移植早期に遊走されるfibrocyteが、BOの治療標的となる可能性が示された。<br />研究課題/領域番号:26931060, 研究期間(年度):2014-04-01 – 2015-03-31 続きを見る