1.

論文

論文
岡田, 将人 ; 上田, 隆司 ; 細川, 晃
出版情報: 精密工学会学術講演会講演論文集.  2010S  pp.779-780,  2010-01-01.  精密工学会 = The Japan Society for Precision Engineering
URL: http://hdl.handle.net/2297/45030
概要: 炭素鋼の穴あけ加工に刃先交換式ドリルを用いた場合の切削特性について,一般的なソリッドドリルと比較して検討した.加えて,MQLによる切削特性への影響を比較した.刃先交換式ドリルはソリッドドリルに比べ,工具温度が高く,仕上げ面性状は劣るが,スラ スト力は低い.刃先交換式ドリルによる切りくずは,チップブレーカにより細分化され排出された.オイルミストを供給することで,ソリッドドリルの場合よりも工具温度の低減効果が得られた. 続きを見る
2.

論文

論文
田中, 隆太郎 ; 山根, 八洲男 ; 上田, 隆司 ; 細川, 晃 ; 白神, 哲夫
出版情報: 砥粒加工学会誌 = Journal of the Japan Society of Grinding Engineers.  52  pp.28-33,  2008-01-01.  砥粒加工学会 = The Japan Society for Abrasive Technology
URL: http://hdl.handle.net/2297/28416
概要: 本報告は,BNが添加された鋼のドリル加工における被削性について述べている.穴加工は旋削加工,フライス加工とともに,切削加工の中でも大きなウェイトを占める重要な加工である.そこで,比較的新しく開発された快削鋼であるBN添加鋼についてハイスドリ ルを用いた穴加工を行い,標準鋼であるJIS S45Cと比較し,被削材中の化学成分が工具寿命に与える影響を調査し被削性を評価した.切削実験を行った結果,BN添加鋼は標準材と比べ長い工具寿命が得られることが明らかとなった.このことからハイスドリルによる比較的低速のドリル加工においてもBN添加鋼が優れた被削性を示すことがわかった.また,BNの添加による切削温度への影響を調べるために工具-被削材熱電対法で切削温度の測定を行った.切削温度はほぼ同程度であり,切削抵抗はわずかではあるが低い値を示すことがわかった. 続きを見る
3.

論文

論文
古本, 達明 ; 上田, 隆司 ; 尾倉, 秀一
出版情報: 砥粒加工学会誌 = Journal of the Japan Society of Grinding Engineers.  50  pp.34-38,  2006-01-01.  砥粒加工学会 = The Japan Society for Abrasive Technology
URL: http://hdl.handle.net/2297/28414
概要: 超砥粒軸付き砥石の製造における軸取り付け用の穴加工は,硬度の影響から焼成後に行うことが困難であるため,焼成前の生原石に下穴加工を行い,焼成後に仕上げ加工するのが一般的である.しかしながら,この加工法では下穴が焼成収縮の影響を受けるため,粒度 や気孔率,結合材等の品質ごとに調整が必要となるなど課題が多い.そこで,本研究では超砥粒軸付き砥石の生産性向上のため,レーザによる超砥粒砥石への穴加工を提案し,ドリル加工との比較を行いながらその有効性について調べた.その結果,レーザによる加工穴は真円度,加工穴断面形状共に,焼成前にドリル加工を行う従来手法より精度が良いことがわかった.また,レーザ切断面表層の熱変質層が軸の取り付け強度に与える影響はなく,軸取り付け時の砥石内部への接着剤の浸透を抑える働きがあることがわかった.さらに,従来手法と比較して加工工程が削減できることから,代替加工法としてレーザによる穴開け加工が十分適用可能であることを示した. 続きを見る