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1.
論文 |
丸川, 浩平
概要:
金沢大学医系研究脳医科<br />脳室内神経細胞腫(CN)6例,胚芽異形成性神経上皮腫(DNT)2例,乏突起膠腫(OL)7例,混合性腫瘍(OA)4例に対し,免疫組織化学的,電子顕微鏡学的検討に加え,第1,19染色体ヘテロ接合性消失(LOH)
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,p53遺伝子変異を解析した.又,それらのデータを基に,形態学的に確定できなかった大脳実質腫瘍2例に対し,遺伝学的解析を行った.OL,OAでは,LOH 1p,19qが高頻度に認められたが,p53遺伝子変異は比較的稀であった.CN,DNTでは,LOH 1p,19q,p53遺伝子変異はどれも検出されず,遺伝学的にはOL,OAとは異なる腫瘍と考えられた.病理組織学的に鑑別が困難であった症例の確定診断に,遺伝学的解析は有用であった.OLには化学療法が特異的に奏効する為,腫瘍の鑑別,予後判定,治療法の選択に,遺伝学的解析は極めて重要である<br />原著論文
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2.
論文 |
呉, 哲彦
概要:
金沢大学 医 第1外科<br />1)p53遺伝子の転写活性化はアポトーシス誘導因子による刺激により,未刺激例と比べて約2~9倍に上昇した.過酸化水素では約6倍,フルオロウラシルでは約9倍まで転写活性化が上昇した. 2)p53遺伝子のほぼ-
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70~-40bpまでのプロモーター領域に変異を導入すると,変異を導入しない例と比べ,過酸化水素によるp53遺伝子の転写活性化はその上昇が抑制された. 3)過酸化水素及びフルオロウラシル双方によるp53遺伝子の転写活性化は,bcl-2により減少したが,抗酸化剤であるNACでは過酸化水素による転写活性のみが減少し,α-トコフェロールや抗酸化酵素であるGSHPX, Ref-1では双方とも減少しなかった. 4)-70~-46bpまでのp53プロモーター領域の過酸化水素による転写活性化は,bcl-2により減少したが,GSHPX, Ref-1では減少しなかった
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