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1.
図書 |
H.フランクフォート[ほか]著 ; 山室静,田中明訳
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2.
図書 |
江上波夫著
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3.
図書 |
増田精一編著 ; 講談社 [ほか] 撮影 ; 吉川守 [ほか] 執筆
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4.
図書 |
E.キエラ著 ; 板倉勝正訳
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5.
図書 |
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6.
図書 |
ジャン・ボテロ著 ; 松島英子訳
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7.
図書 |
松本健著
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8.
図書 |
マイケル・ローフ著
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9.
論文 |
小高, 敬寛 ; Odaka, Takahiro
概要:
金沢大学国際基幹教育院GS教育系<br />最古の都市が誕生したメソポタミア低地は、周囲をとりまく「肥沃な三日月地帯」で新石器化を遂げた農耕民の進出により開発された。その発端は、前7千年紀末に始まった社会再編と目されるが、因果関係を実証的に
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跡付ける考古資料は乏しい。そこで、「三日月地帯」の東翼でメソポタミア低地と近接する、イラク・クルディスタン自治区シャイフ・マリフ遺跡の発掘調査を通じ、この課題に取り組む。前7千年紀後半~前6千年紀前半における物質文化の内容と地域性を把握し、それらの通時的な変遷から社会再編の影響を捉える。また、それがメソポタミア低地の開発とどう関係したのかを考察し、新石器化から都市化への移行に関する理解を深める。<br />4月から8月まで、イラク・クルディスタン自治区シャフリゾール平原に所在するシャイフ・マリフ遺跡の調査を実施する予定で事前準備を進め、イラク・クルディスタン地域政府文化財局に対し発掘調査等の申請手続きを行なった。しかし、2019年は天候不順により隣在するダム湖の水位が高く、乾季終盤の8月末になっても本遺跡は湖中にあったため、調査を断念せざるを得なかった。そこで急遽、代替となる遺跡選択のため踏査を行なった後、南対岸に所在するシャカル・テペ遺跡の調査を追加申請し、9月に遺跡北側緩斜面の長さ9.5m×幅2.0mの範囲で、地山にまで達する深さ約5mの発掘調査、および遺跡全体の地形計測と周辺環境調査を実施することができた。調査後、10月から3月まで、調査で得られた記録類を整理し、情報の分析を行なった。併せて、持ち帰った採取試料の理化学的分析を進め、特に放射性炭素年代測定は11点の測定結果を得ることができた。これらの研究の結果、シャカル・テペ遺跡でシャフリゾール平原内に発掘例のない紀元前7千年紀後半の文化層の存在を確認でき、それは放射性炭素年代によっても追認された。また、そこからの出土遺物は極めて強い地域色を示すこと、そして、その内容の解明には更なる資料の充実が求められることが分かった。特に石器は、新石器時代のクルディスタン地域でよく知られている技術とは異なる技術で製作されたものが多くを占めていた。周辺環境調査によって、これらの製作には近隣の涸れ河(ワディ)の河道で採取可能な石材を使っていたことが示唆されており、正しく在地の石器製作伝統を示すものと考えられる。また、土器も周辺地域で編年上の基準として敷衍されている北メソポタミアの型式とは一線を画す。シャイフ・マリフ遺跡の表面採集土器と重なる型式学的特徴もあり、今後は同遺跡の発掘調査によって遺跡間の編年関係を精査することが望まれる。<br />研究課題/領域番号:19H05030, 研究期間(年度):2019-04-01 – 2021-03-31<br />出典:研究課題「メソポタミア外縁における新石器化から都市化への移行に関する研究」課題番号19H05030(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)) (https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PUBLICLY-19H05030/)を加工して作成
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10.
図書 |
ムアイヤッド S.B.ダメルジ著 ; 高世富夫,岡田保良編訳
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