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考える力を育む実践ー「アクテイヴ」でなければ「学び」ではない一
- フォーマット:
- 論文
- 責任表示:
- 前田, 健志
- 言語:
- 日本語
- 出版情報:
- 金沢大学附属高等学校, 2018-03
- 著者名:
- 前田, 健志
- 掲載情報:
- 高校教育研究
- ISSN:
- 0287-5233
- 通号:
- 69
- 開始ページ:
- 15
- 終了ページ:
- 22
- バージョン:
- publisher
- 概要:
- 本来「学び」は楽しいものであり,なぜ楽しいかというと,脳がアクテイヴな状態になっているからである。「なぜ?」「どうして?」「これからどうなる?」「本当に?」などの疑問が次々と湧き出し , 関心を持って深めていくことが.「学び」であろう。逆に言うと.脳がアクテイヴでなければ「学び」ではない。たとえペアワ ー クやグルー プ活動をさせたとしても.表面的な思考で,疑問すら湧いてこない活動はアクテイヴ・ラ ー ニング(AL)とは言えない。講義形式でも生徒が,題材と向き合い, 疑問をぶ … つけ(対話).思考を深めていればALなのである。しかし.講義形式が最もアクテイヴな形式かというと,それも「No」であろう。他者の視点や思考に触れる機会が,話し合い ・討論形式と比べて少なくなるからである。ではより多くの視点に気づき,最も脳がアクテイヴになるためにはどのような授業内実践をすればいいのか,本稿は筆者の実践をまとめたものである。ところで,人間はある特定の事象の影響だけで成長するのではない。24時間,様々な複合的な影響を受けて,成長していく。教育の世界に当てはめれば , 授業内・授業外を問わず学校生活全体を通して成長していく。そのため.わずかな授業内だけの実践では効果は薄く,授業外でも討論・話し合いをしたくなるような仕掛けを授業でしていく必要があろう。よって本稿では授業外実践についても述べている。加えて,これらの実践に必要なことも記している。本稿が読者の授業改善の 一 助になることを 切に願っている。 続きを見る
- URL:
- http://hdl.handle.net/2297/00051219
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