1.

論文

論文
森田, 克哉
出版情報: 金沢大学十全医学会雑誌.  104  pp.600-610,  1995-10-01.  金沢大学十全医学会
URL: http://hdl.handle.net/2297/9162
概要: 金沢大学 医 第1外科<br />原発性肺癌症例96例を対象にフローサイトメトリー法を用いて腫瘍細胞のPCNALI及び核DNA量を同時定量的に測定した. 1)96症例に対し1症例につき平均3.4個のサンプルが採取,測定可能であった. 2)P CNALIは免疫組織化学染色から算出したものと,フローサイトメーターから算出したものものとはよく相関したが,フローサイトメーターから算出したものがより正確であった. 3)異数倍体細胞群のPCNALI(40.4±22.7%)は二倍体細胞群のPCNALI(15.9±11.2%)に比べ有意に高かった. 4)腺癌では全細胞数内異数倍体細胞数占有率が高くなるにつれて,測定サンプルのPCNALIが高くなる傾向を認めた. 5)扁平上皮癌では腫瘍径とPCNALIとは正の相関を認めた. 6)PCNALI高値のもので予後不良であった 続きを見る
2.

論文

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林, 良茂 ; Hayashi, Yoshishige
出版情報: 平成11(1999)年度 科学研究費補助金 特定領域研究(A) 研究概要 = 1999 Research Project Summary.  1999  pp.2p.-,  2016-04-21. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/00060770
概要: 金沢大学理工研究域<br />染色加工業におけるゼロエミッション化の進め方について,工程のマスバランス調査を行い,それをデー夕ベースとして整理した結果に基づいて検討した.各種染色プロセスにおける水の使用量は,浸染では染色工程,捺染では捺染後 の水洗が最も大きい.精練・染色プロセスで投入される化学物質(界面活性剤,塩)は一定濃度で使用される場合が多く,この部分での水使用量を減少すれば必然的にエミッションも少なくなる.これに対し、糊抜精練プロセスでは,織布に付着している物質を除去する工程なので,水の削減によるエミッションの削減は期待できない.これをふまえて染色仕上工程のゼロエミッション化は以下の方向で取り組まれるであろう.染色工程:近年インクジェットプリントが用いられる様になってきている.現在のところデータが少ないが,これまでのスクリーン方式のプリントに比べ,インクの交換,洗浄に伴うエミッションを大幅に減少できると考えられる.さらに,技術の発展によって,浸染も代替できれば,その効果はさらに大きいと考えられる.精練・染色工程:の部分でのゼロエミッションについては,糊剤の回収を行うこと,回収できないその他の有機物負荷源の分解・除去方法を開発すること,あるいは織布製造工程での糊なし織布が課題となる.仕上工程:仕上工程は水使用量も少なく,エミッションも少ない.今後の展望としては,インクジェットプリントにより,浸染めが代替できれば,染色工程での水利用を一挙に下げることができる.染色工程での水使用量の大幅な削減に成功した後は,精練プロセスにおける水の削減が課題となる.これは,染色プロセスよりは,むしろ織布製造プロセスの問題であり,ここで,縦糸の糊剤を必要としない織布法の開発がゼロエミッションの観点からも重要となってくることが分かる.また,精練工程で出てくる様々な有機物負荷の分解技術も課題となろう.<br />研究課題/領域番号:11128221, 研究期間(年度):1999<br />出典:「染色仕上加工業におけるゼロエミッション化の指針」研究成果報告書 課題番号11128221(KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所))(https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-11128221/)を加工して作成 続きを見る