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論文

論文
中沼, 安二 ; 須藤, 嘉子
出版情報: 胆と膵 = The Biliary tract & pancreas.  22.  pp.389-395,  2001-05-01.  医学図書出版
URL: http://hdl.handle.net/2297/40425
概要: 膵と胆道の病態形成において, 解剖と発生が関連するものがある. これらの疾患や病態の理解には, 胆道と膵の解剖や発生を含めた総合的な臓器相関の概念が必要である. 胆道は, 肝実質(肝小葉, 肝細胞)と胆管付属腺の導管となっている. 発生学的 に, 前腸に由来する肝窩から胆道と肝臓が形成されるが, 肝の胆管板に由来する肝内大型胆管と胆道の連結が胆道系の発生に重要である. 背側膵芽と腹側膵芽の癒合が, Vater乳頭部での胆管と膵管の合流の変異に関連する. 膵管の分枝の変異もこの癒合に関連している. これら臓器の共通する機能や抗原性などが関係し, さらに一方の病変が他に種々の影響を及ぼすことも知られている. 今後は分子生物学的な手法を用いた胆道と膵の解剖, 発生をめぐる臓器相関, さらに種々の機能分子やレセプターの発現を含めた解析, さらには遺伝子発現とその異常を含めた遺伝学的解析が膵と胆道の病態の理解に重要と思われる. 続きを見る
2.

論文

論文
中沼, 安二
出版情報: 胆道 = Journal of Japan Biliary Association / 日本胆道学会雑誌.  24  pp.73-81,  2010-01-01.  日本胆道学会 = Japan Biliary Association
URL: http://hdl.handle.net/2297/31518