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1.
論文 |
任, 慶春
概要:
金沢大学大学院医学系研究科脳医科学専攻感覚運動病態学<br />上咽頭癌(NPC)原発巣生検標本37例を使用し,NPCにおけるEpstein-Barrウイルス(EBV)遺伝子の発現と血管新生促進因子インターロイキン(IL-8)発現との関連性
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を解明し,EBV遺伝子の,NPCの血管新生誘導機構への影響について検討した.免疫組織化学法より,EBVがコードする潜状膜蛋白質(LMP1),IL-8の発現と腫瘍微小血管数は有意に相関し,LMP1の発現とIL-8の発現に有意な相関を認めた.逆転写PCR法より,IL-8mRNAの発現は,EBV陰性のNPC-KT細胞クローンよりEBV陽性クローンの方が高かった.ルシフェラーゼアッセイを用いた検討より,EBV陽性クローンのうちLMP1がIL-8プロモーターを活性化し,LMP1によるIL-8誘導にはIL-8プロモーター上流に存在するNF-κB結合領域が必須であり,AP-1結合領域も一部関与していた.以上より,LMP1によるシグナル転達ではNF-κB,AP-1の活性化がIL-8遺伝子からの転写を誘導し,NPCにおける血管新生を促進する<br />原著論文
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2.
論文 |
佐藤, 広隆
概要:
金沢大学医系研究循環医<br />アラジール症候群(AGS)家系におけるjaggeld 1遺伝子の解析と臨床病型を検討した.AGS家系の発端者に,これまで報告されていない変異2556insGTGCを見出した.同変異によって,早期終始コドンが
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生成され,疾患起因性と考えられた.同一の変異は,発端者の母親と兄にも認められた.同一変異を有していても,発端者,母親,兄の臨床病型は著しく異なっていた.本家系では,比較的頻度が低いと考えられている腎病変が顕著であった<br />原著論文/症例報告
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3.
論文 |
朴, 在鎬
概要:
金沢大学 医 脳神経外科<br />Balb/cマウス脳におけるFas蛋白とmRNAの発現に関し,免疫組織化学的検索ならびに,RT-PCR法,免疫細胞化学的検索を行った. 1)Fas蛋白は,免疫組織化学的に海馬のCA2とCA3及び大脳皮質第
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III層の神経細胞に発現がみられた. 2)FasmRNAは,大脳と小脳,海馬に存在していることが確認されたが,陽性対照の胸腺に比し発現量は少なかった. 3)陰性対照であるMRL lpr/lprマウスにおいては,大脳,小脳,海馬のいずれにおいてもFasの発現はみられなかった.以上より,生理的な神経細胞死にFasが関与している可能性が示唆された
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