1.

論文

論文
喜成, 年泰 ; 泉田, 啓 ; 直江, 俊一 ; 野村, 明人 ; 安達, 正明
出版情報: 工学・工業教育研究講演会講演論文集.  pp.243-244,  2004-07-30.  日本工学教育協会 = Japanese Society for Engineering Education
URL: http://hdl.handle.net/2297/32680
2.

論文

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戸水, 吉信 ; Tomizu, Yoshinobu
出版情報: 平成29(2017)年度 科学研究費補助金 奨励研究 研究概要 = 2017 Research Project Summary.  2017  pp.1p.-,  2018-12-20. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/00060605
概要: 金沢大学人間社会学域学校教育学類<br /><研究の目的>身の回りの問題を解決するにあたって, 生徒が自ら問題意識を持って取り組み, 数学的根拠を用いる力の育成を目指し, 特に統計的な内容について実践を試み, その効果を検証することを目的と した。<研究の方法>①教材の開発 : 自ら問題意識を持って取り組めるよう, 実際に活動を行ってそれをデータ化し, そこに問題を見いだすことができるような教材を開発する。②力の検証 : 総合的な学習の「金沢の未来を提案する」レポートで, 7月の中間発表と12月の最終発表の記述を比較し, 提案の根拠に数学的根拠が見られるか検証する。また, 年度末に生徒アンケートを実施し, 生徒にどのような力が身に付いたか検証する。<研究成果>①教材の開発の成果 : 統計的な学習内容に関わって, 次の3つの授業を実践した。・生徒が自由に円錐を作り, その表面積や側面の中心角のばらつきをヒストグラムに表し, そこから分かることをヒストグラムから読み取れる内容を用いて説明する授業。・旗源平(金沢の伝統的な遊び)を行う中で, サイコロの目の出方について実際に確率を計算し, それについて自分の考えを述べる授業。・金沢の伝統工芸である金箔の商品価格と他の工芸品の商品価格を箱ひげ図に表し, 比較することで, データのばらつき方に着目して自分の考えを述べる授業。②生徒に身に付いた力の成果生徒アンケートの結果, 90%の生徒が「身の回りの事象から問題を見いだす力」「問題解決への見通しを持つ力」が付いたと答えた。また, 「金沢の未来を提案する」レポートで, 提案の根拠に数学的根拠を用いた生徒は, 10%から60%に増加した。<br />研究課題/領域番号:17H00284, 研究期間(年度):2017 続きを見る
3.

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川谷内, 哲二 ; Kawayachi, Tetuji
出版情報: 平成25(2013)年度 科学研究費補助金 奨励研究 研究成果報告書 = 2013 Research Project Summary.  2013-04-01 – 2014-03-31  pp.1p.-,  2020-05-15. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/00060694
概要: 金沢大学人間社会学域学校教育学類<br />実験や実習などの作業を伴う授業を実践することで, 数学への興味・関心が湧き, 内容の理解が深まることが多く, 自ら学ぼうとする学習姿勢が生まれてくると思われる。そこで, 実験や実習などを伴う興味深 い教材の開発と, 数式処理ソフトを利用した問題解決やグラフソフトやパワーポイントなどを使用した授業を実践することにした。実験や実習などを伴う授業を通して, 生徒の数学への興味・関心がどの程度増えたか, 学習時間や学習への取り組み方にどのような変化が生じたかなどについて, アンケート調査や, 学習状況や学習への取り組み姿勢の観察・把握, 基礎的な内容の定着度の測定を行い, 事前と事後の変化を分析し, その授業だけの効果なのか, 継続的な効果が認められるのか, また, そのような授業の実施の頻度との関係を明らかにする。実験や実習を伴う教材, およびPCを活用した授業実践として, ①サンソン図法による地図からミニ地球儀を作成する, ②ボンヌ図法やモルワイデ図法など地図投影法を数学的に明らかにする, ③RSA暗号を体験する, ④紙コプターによる実験・測定を行う, ⑤ゲームを利用してアルゴリズムを学習する, ⑥ポーカー必勝法について考える, などの授業を実践した。1クラスについて, 9~11月の3か月間, 毎授業をビデオに撮り, 毎回授業後にアンケート調査を実施して, 生徒の取り組み状況や意識について調査を行った。その結果, 実験や実習を伴う授業では, 通常の授業よりは興味を持って, 集中して授業に取り組めていた。このような授業に興味を持って集中して取り組めたと回答した生徒の方が家庭学習時間が多く, 継続的な学習が行えていて, 今回のような授業が生徒の学習に効果を与えていることはわかった。このような授業を行う頻度と, 定着を図るための演習, 理解のための解説とのバランスをどの程度にとればより効果的であるかということはわかっていない。このような教材の開発と, 実験や実習を伴う授業の実践は, その準備がたいへんであるが, 生徒への効果は大きい。<br />研究課題/領域番号:25913002, 研究期間(年度):2013-04-01 – 2014-03-31 続きを見る
4.

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戸水, 吉信 ; Tomizu, Yoshinobu
出版情報: 平成24(2012)年度 科学研究費補助金 奨励研究 研究成果報告書 = 2012 Research Project Summary.  2012  pp.1p.-,  2019-07-29. 
URL: http://hdl.handle.net/2297/00060705
概要: 金沢大学人間社会学域学校教育学類<br />本研究は,生徒が自ら数学を用いて自分の考えを説明したくなる「課題のあり方」と,生徒自身で「数学の議論が展開される授業」を目指したものである。「課題にあり方」については,数学の授業にストーリー性をも たせ,生徒の内発的動機付けにつなげる試みを行った。具体的には,5月の実践として,パイナップル缶とツナ缶の側面積と体積を比較し,文字を使って説明する授業7月の実践として,スーパーで2品以上のものを買ってそれぞれの品の値段をあてる連立方程式の授業10月の実践として,ウサギとカメの物語を数学的にモデル化し,ダイヤグラムの学習につなげる授業12月の実践として,角,辺,平行といった数学用語をキーワードに三角形と四角形を分類する授業2月の実践として,3種類の福引きゲームで,どれが当たりやすいか実験して考察をまとめる授業を行った。詳細は本校ホームページ-教科研究-数学のページに,「数学にストーリーを」という題で報告書をアップロードしている。「数学の議論が展開される授業」については,レポートをタブレットPCに読み込んで班ごとにレポート鑑賞を行い,お互いが相談し,話し合う中で,よりよい数学的な考え方について生徒自身で深め合い,発表し合う授業の実践を行った。それぞれが考えたレポートを班で鑑賞し話し合う流れを大切にし,普段の授業でも,肉力で問題解決をする「自力解決タイム」と,周りと相談してよい「相談タイム」を区別し,生徒自身の手で問題を解決していく流れをつくった。研究の成果としては,年度末の授業評価アンケートで,数学の授業が楽しいと思う生徒の割合が,昨年度の60%から70%へと増えたこと,その理由として,考えを深め合う時間があることをあげた生徒がいたことからも分かるように,生徒が数学的に考えることに一定の楽しさを感じるようになったことがあげられる。レポートの提出状況も内容も昨年度より格段によくなった。また,年度の最後のほうは,相談タイムの指示をしなくても,自力解決の終わった生徒同士が,自然と話し合って考えを深め合っている姿が見られるようになったことも成果としてあげられる。<br />研究課題/領域番号:24913005, 研究期間(年度):2012 続きを見る