※一部利用できない機能があります
1.
論文 |
北岡-東口, 和代
|
|||||
2.
論文 |
北岡-東口, 和代
概要:
本研究は, 精神科勤務の看護者のバーンアウトと医療事故との因果関係を検討したものである. 精神科を主とする16病院に勤務する全看護者1,684名を対象に自己記入式質問紙調査を行い, 1,295名の有効データを得た. データ収集は研究用日本版
…
Maslach Burnout Inventory-General Survey, 臨床看護職者の仕事ストレッサー測定尺度, General Coping Questionnaire特性版, 医療事故に関する質問紙を用いて行った. 最終的に仕事ストレッサー, コーピングスタイル, バーンアウトと医療事故との関係を示した因果関係モデルが構築され, 次のことが示唆された. 仕事量の多さや患者との関係に由来する負担感や葛藤が続くと, バーンアウトの最初の現象である疲弊感が生じる. この疲弊感は, シニシズム的態度というバーンアウトの次の現象を生む. 患者に対する冷淡で無関心な態度は患者関係にうまく対応できない看護者で特にみられるが, 職場の上司や同僚関係に悩んでいる看護者もそのような態度に陥りやすくなると考えられた. 看護者のこのようなバーンアウト状態が医療事故発生を導く. 特に感情表出型のコーピングスタイルをとる看護者はバーンアウトに陥りやすく, 医療事故発生に繋がりやすい集団と考えられた.
続きを見る
|
|||||
3.
論文 |
鈴木, 英子 ; 叶谷, 由佳 ; 堀井, さやか ; 高田, 絵理子 ; 北岡-東口, 和代 ; 佐藤, 千史
|
|||||
4.
論文 |
安東, 由佳子 ; 片岡, 健 ; 小林, 敏生 ; 岡村, 仁 ; 北岡, 和代
概要:
目的:神経難病患者をケアする看護師の職場環境改善への示唆を得るために,バーンアウト因果モデルを作成し検証することである. 方法:神経難病専門病棟に勤務する看護師385名を対象として郵送調査を実施し,共分散構造分析でバーンアウト因果モデルの検
…
討を行った. 結果および結論:有効回答数は248部であった.分析の結果,バーンアウトに影響を及ぼす仕事ストレッサーは,「仕事の量的負荷」と「上司との軋轢」であった.神経難病看護経験3年未満で「言語的暴力」が「シニシズム」に直接的影響を,また3年未満で「関わりの難しさ」,3年以上で「ケア見通しの不明瞭さ」がバーンアウトに間接的影響を及ぼしていた.バーンアウト後は,離職・配置転換意思が強まるが,3年未満は「同僚との軋轢」,3年以上は「仕事の量的負荷」と「言語的暴力」が離職・配置転換意思に直接的影響を及ぼしていた.3年未満の場合,職場内サポートの弱さは,離職・配置転換意思に直接的に影響していたため,経験の少ない看護師にとってサポートはより重要であると考えられた.以上より,職場環境改善には,職場全体の対策に加えて,難病看護経験年数に応じた対策が必要であることが示唆された.
続きを見る
|